京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

葵祭2015

2015-05-16 05:31:44 | 京都めぐり

今年も葵祭に行ってきました。
お天気は前日まで微妙でしたが、当日は雨もふらずむしろ暑い一日でした。

葵祭の行列は京都御所を10時半に出発し、下鴨神社で「社頭の儀」を行い、
上賀茂神社に向かいます。
葵祭は「賀茂祭」とも言われ、起源は6世紀に遡ります。
祇園祭同様、歴史と伝統に彩られた祭りです。

昨年の教訓(9時半で遅すぎた)から、8時半には京都御所に着き、
撮影に適した前列をゲットしました。
行列開始まで、隣に座られた神奈川の御夫婦と会話を楽しみました。

10時半行列が開始です。
葵祭の行列は本列と斎王代列に別れ、本列は勅使代が中心です。
斎王代列は女人列とも呼ばれています。

画像が多くなりますが、葵祭の雰囲気を味わっていただければと思います。

行列出発直前の景色です。
奥に見えるのが京都御所の建礼門です。





大勢の観光客が行列の出発を待っています。





本列の行列を先導する検非遣使の役人です。現代の警察というところです。
位の高い者が、馬に乗っています。




















目立つ衣装です。

























牛車、俗に御所車と呼ばれ、勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾ります。





牛車の後ろに予備の牛でしょうか。






勅使です。勅使は天皇の使いで行列の最高位です。















風流傘です。
大傘の上に牡丹や杜若など、季節の花が飾り付けられています。









皆さんが目当ての斎王代の行列です。
最初に先導するのは、女官です。















男性の方の特徴的な草鞋です。脛当てもついています。





行列に参加される方はみなさん、フタバアオイを身につけています。














斎王代です。
平安時代は内親王が選ばれましたが、現在は未婚の市民女性から選ばれます。










お付きの女の子、可愛いです。
暑くて可哀想なくらいです。



















斎王代行列の風流傘です。










斎王代の牛車で、俗に女房車とも呼ばれています。
葵の花の他、桜や橘の花で飾り付けられています。











これで行列は終わりです。





行列の後の景色





私も神奈川の御夫婦と御挨拶し、緑の御苑を帰ります。






以上です。
祭りの雰囲気、少しでも味わっていただけたら嬉しいです。