京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の洋館(第十五回)

2015-09-06 14:26:56 | 京都の洋館

本日も二回目の投稿になります。
京都の洋館シリーズも十五回になりました。

京都中央信用金庫東五条支店(1924,大正13年)
旧村井銀行五条支店で、レンガ石貼りです。
同行祇園支店とよく似たデザインです。設計は吉永長一と同じです。











フランソワ喫茶店(1941,昭和16年)
設計は当時京都大学に留学していたイタリア人のベンチペニ、国登録有形文化財です。
京都の知識人のサロンとして長年親しまれてきた、老舗喫茶店。
木造二階建の伝統的町屋を昭和16年に洋風に改築した建物です。
京都市下京区西木屋町通り四条下ル船頭町


























平楽寺書店(1927,昭和2年)
からきや工務店の設計施工、国登録有形文化財です。
仏教関係の学術書を扱う老舗出版社。
2~3階を貫くトスカナ式のジャイアントオーダーが外観の特徴です。
中京区東洞院三条上ル




















京都会館別館(1931,昭和6年)
洋館というより、和風洋館でしょうか。
現在京都会館本館が建て替え工事中です。
設計は京都市営繕課
左京区岡崎最勝寺町












京都府警察本部(1929,昭和4年)
設計は京都府営繕課です。













救世軍京都小隊(1935,昭和10年)
設計はヴォーリズ
京都市下京区四条通り富小路下ル 徳正寺町
改築されていますが、ヴォーリズの雰囲気がまだ残っています。

















加納洋服店(1927,昭和2年)
設計は不詳です。
創業は大正8年のハンドメイドオーダーのテイラーです。
京都市中京区寺町通り御池上ル本能寺前町








秋探し散策 常寂光寺

2015-09-06 05:23:03 | 京都めぐり

秋探し 嵐山嵯峨野散策の続きです。
常寂光寺は私の好きなところで、年に何度も訪れます。
特に青紅葉、秋の紅葉は格別ですが、一年を通して青苔の美しさが魅力的です。


総門を入り、拝観受付から仁王門の景色です。





仁王門をくぐると、本堂に向かう階段です。





階段を登る途中、キノコ発見





階段中腹からの仁王門の景色






登りきって、京都市内眺望





本堂庭園





多宝塔に向かう途中の竹林











石仏です。





江戸時代創建の多宝塔





今年も多宝塔の周囲は少し色づいています。










秋ツツジでしょうか。





キノコはあちこちで見かけます。





長い間、建て替え中の本堂ですが、かなり進んでいるようです。





寺務所前の白ハギも開花し始めです。





まだセンノウが咲いています。





鐘楼






四阿(休憩所)





私が好きなスポット










この間の長雨でたっぷり水を蓄えた青苔





庭園に咲いていた花です。





コハギボウシ





ハクサンシャジンですかね。





落葉一枚





ヤカシャクヤクの実





うれしい発見です。
ホトドギスが咲いていました。
















ここへ来ていつも気になっているのがあります。
建物(舟小屋)の天井に舟があるのです。






簑もあります。
常寂光寺も嵯峨野出身の角倉了以の土地だったそうで、大堰川開削の際、
寺からもお手伝いが出たそうです。






常寂光寺をでると目に入ってきたススキ





少しずつ秋の気配を感じる今日この頃です。
皆様のお住まいのところでは、どこまで秋は来ていますでしょうか。