京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の洋館(第十七回)京都工芸繊維大学

2015-09-23 04:57:15 | 京都の洋館


突然の入院で撮影はしたものの、整理つかずになっていた京都の洋館シリーズ、
やっと京都の洋館十七回目をアップします。
なおこのシリーズは、あと2回で終了する予定です。
明治以降から昭和初期までの京都に現存する洋館に魅せられ、
100棟を目標に散策の足をのばし撮影してきました。
最終的には130棟余になります。
今回は京都工芸繊維大学です。




京都工芸繊維大学 正門及び門衛所(1931年、昭和6年)





京都工芸繊維大学 本館及び講堂(旧京都高等工藝學校)(1930年、昭和5 年)
京都市左京区松ヶ崎正田町 国登録有形文化財(第26-0269号)















倉庫(1931年、昭和6年建築)、 移築 (1964年、昭和39年)
国登録有形文化財(第26-0270号)











京都工芸繊維大学 自動車庫:1931年(昭和6年)
現在は別の施設になっているようです。






京都工芸繊維大学 KIT倶楽部(旧舟岡家住宅離れ)
1929年(昭和4年)、2008年(平成20年)改修

京都市左京区松ヶ崎鞍馬田町15-1、国登録有形 文化財(第26-0273号)













栗原家住宅 旧鶴巻邸 (1929年、昭和4年)
京都市山科区御陵大岩17-2
染色家で京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)校長、鶴巻鶴一の邸宅として建設されたものです。
設計者は同校教授であった建築家本野精吾です。
当時最先端の工法 「中村式鉄筋コンクリート建築」による特殊なコンクリートブロック で建てられた、合理性を追及したモダニズム建築です。
2007年モダニズム建築の保存に関する国際組織 DOCOMOMO Japanより優れた日本のモダニズム建築の1つとして選定 され、2014年には国の登録有形文化財に登録されています。

植栽が多くて正面玄関からは建物の様子がよくわかりません。
年に何回か内部を公開されているようです。





建物の裏手でしょう。











栗原邸のすぐ横は疎水が流れています。