京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の節分会

2016-02-04 05:27:49 | 京都めぐり

昨日は節分でした。
豆まきや恵方巻を食した御家庭も多いのではないでしょうか。
京都でも節分は心の邪気や疫病、天災などを退散し、福を呼び込むとされ、
多くの社寺で多彩な行事がとり行われます。
よく知られているのは吉田神社の 追儺(ついな)式の神事です。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏 が赤・青・黄鬼 を追い詰め、
桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを払います。

昨日私と妻が向かったのは八坂神社の節分会です。
祇園甲部歌舞踊奉納と舞妓、芸妓の豆まきが行われます。

八坂神社西楼門
節分会に参加される方々が非常に多かったです。





本殿前の舞殿周辺は人だかりです。





3人の舞妓さんによる祇園小唄などの舞踊奉納が行われます。










歌舞踊奉納のあとは豆まきです。
皆さん豆の入った袋を受け取ろうと手を伸ばします。















もう一ヵ所、節分行事で有名なのは壬生寺です。
京都の裏鬼門(南西)にあたり、白河天皇の発願で始められ約900年の伝統があります。
悪鬼を防ぎ、参詣者の厄除け本尊の延命の舞妓地蔵尊に祈願します。
面白いのは、炮烙(ほうら く)に年齢などを墨書きして奉納するのです。
壬生寺ならではの信仰で、厄除け開運を得るといいま す。
これらの炮烙は壬生狂言「炮烙割」で割られます。

炮烙です。





壬生寺東門





境内の中は身動きがとれないほどの人出です。
壬生狂言を観賞しようと思ったのですが、あまりの人の多さでリタイアです。