京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都・伏見城南宮のしだれ梅

2015-03-09 05:38:26 | 京都めぐり

昨日、京都市伏見区城南宮のしだれ梅を見に行ってきました。
ここは方除の大社ですが、曲水の宴、1861年の鳥羽伏見の戦いの場でも有名です。





私が着いたのは8時40分、神苑が9時前に開園すると、
見頃のしだれ梅を見ようとたくさんの方々が入園していきます。
すぐに駐車場はいっぱいになりました。

しだれ梅は神苑の「春の山」に約150本が植えられています。
しなやかに垂れ 下がった枝には、ピンクや白色の花が 咲き誇っています。
ちょうど見頃で、なかなかの見応えに圧倒されます。
しだれ梅は、一見紅しだれ桜と見間違えるほど華やかです。

しだれ梅では京都で随一ではないでしょうか。
























































梅にメジロ、似合います。





神苑には椿も見頃迎えている品種があります。


淡桃色、一重、椀咲き





藪椿
紅色、一重、中輪





胡蝶詫助
紅色、白斑入り、猪口咲き





初嵐
白色、一重、筒咲き





備前小町
淡桃色、一重、筒咲き





加茂本阿弥
白色、一重、椀咲き





城南椿
濃赤色、筒咲き、小輪





淡桃乙女





蝦夷錦
白地紅縦絞り、八重咲き





落椿も風流があります。










城南宮にはさまざまな趣向の庭があり、四季の草花が楽しめます。

平安の庭
青苔が美しい庭です。










室町の庭





桃山の庭





城南離宮の庭






10時、巫女による梅が枝神楽が奉納されました。





いかがでしたでしょうか。
城南宮の神苑は、毎年1回、しだれ梅のときに訪れますが、
しだれ桜も見事なようです。
一度チャレンジして来てみたいのですが、今年はどうなることでしょうう。









梅宮大社の梅

2015-03-08 14:47:15 | 京都めぐり

連日、桜の追っかけをしておりますが、梅も見頃になりました。
本日2本目は梅をお届けします。

先日訪れ、ポツポツだった梅宮大社の梅が、見頃近くなってきました。
ここは安産と造酒の神様で有名ですが、朝から熱心にお参りする方も多いです。



































レンギョウです。





昨日の市中の桜

2015-03-08 05:39:24 | 2015 桜

前日の天気予報は晴れの予想だったのですが、いつの間にか雨に変わった昨日。
妻は前日に続き、孫が熱を出したので、仕事を休めない長男夫婦代わって子守りです。
長男も京都市内に住んでいるので、長男の家に行って子守りをします。

孫をわが家に連れてきてもらってもいいのですが、絵本やおもちゃ、
子供向けアニメなどがあるほうが子どもたちも退屈しないでいいようです。

昨年末に妻が定年退職しましたが、退職後は子守り依頼が格段に増えました。
長男夫婦には三人の子どもがいますので、誰かしら熱発することも多いのです。

妻が子守りの日は、当然ながら家事や晩御飯づくりは私がします。


昨日、車で買い物の道中、桜が咲いていましたので撮影しました。
雨に濡れた桜も風情があります。

コヒガン系の十月桜のようです。
この桜は年に二度、春と秋に開花します。

























他の品種も蕾がかなり膨らんでいます。













河津桜とメジロ、熱海寒桜も見頃に

2015-03-07 05:40:00 | 2015 桜

昨日は朝から青空に恵まれ、絶好の散策日和でした。
このような日は桜の色が映えて、きれいに撮影できます。
先日、河津桜の開花をお届けした車折神社にもう一度足を運びました。





前回は数輪開花しただけでしたが、昨日はだいぶ花数が増えています。
河津桜は濃いピンク色なので余計青空に映えます。















河津桜の花に誘われ、メジロが花の蜜を吸いにきています。
メジロは3羽ですが、動きが早くて、なかなかきれいに撮影できませんでした。





















梅も青空に映えてきれいです。





本殿前の垂枝れ梅は、まだ3分ほどです。
















車折神社には多くの桜が植えられています。
河津桜以外もだいぶ蕾が膨らんでいます。











アセビ(馬酔木)です。





あまりの青空に印空寺まで車を走らせました。
熱海寒桜が花数も多くなり、見頃になりつつあります。




















広沢の池です。
先月まで鯉揚げで水が抜かれていましたが、また水が入りました。
ここも桜がきれいなところです。
まだ咲いていない桜もフレームに入れてみました。
池の周囲一面に桜が咲くさまは、とても素晴らしい景色です。






一条戻り橋の河津桜開花

2015-03-06 05:40:29 | 2015 桜

昨日、読者の方から情報提供受けて、一条戻り橋に行ってきました。
一条戻り橋というのは、一条通の堀川に架かる小さな橋ですが、
歴史的にさまざまな説話がある橋として有名です。
すぐ近くには晴明神社があります。

ここに1本植えられている河津桜が開花していました。





















車折神社と一条戻り橋の河津桜は開花しましたが、
それに続く早咲き桜は、少し足踏み状態です。
出町柳駅近くの長徳寺のおかめ桜は、かなり蕾が膨らんでいますが、
まだ開花にはいたっていませんでした。










百万遍の知恩寺の富士桜もまだです。
先日訪れたとき、だいぶ蕾が膨らんでいたので、そろそろと思ったのですが、
この間の冷え込みで開花も遅れているようです。





富士桜の近くのユキヤナギに花をつけ始めていました。










賀茂大橋西詰め河川敷のいぼ桜も早咲きですが、ここもまだ開花してなかったです。










サンシュです。
梅の香りに誘われる頃、 黄色の小さな花をたくさんつけます。
早春を代表する花木の一つで、別名 「春黄金花」と呼ばれています。
これは木全体が早春の光を浴びて 黄金色に輝くという意味だそうです。







今晩のミニマムムーン

2015-03-05 20:54:27 | 京都めぐり


天気予報士の方が、今晩はミニマムムーンだというので、お月さまを撮影しました。
スーパームーンは聞きますが、ミニマムムーンはあまり聞いたことがありませんでした。

ミニマムムーンはスーパームーンと真逆で、地球から一番離れたときの小さい満月のことだそうです。

普段見ているお月さまより小ぶりだそうですが、そう言われれば小さいように思います。

ただ、私の写真では比較するものがないので、分かりにくいです。







ズームしてみました。
余計大きさがわかりにくくなりました。






二条城の梅林

2015-03-05 05:38:04 | 京都めぐり

京都の梅もそろそろ見頃になりつつあります。
二条城にも梅林があり、昨日行ってきました。
残念ながら、見頃はもう少し先で、3月中旬以降のようです。

ここは枝垂れ梅、源平咲き分けの梅は見ごたえがあります。

昨日の梅林の様子
まだ2,3分といったところです。






































二条城は桜も多く、特に西門近くの枝垂れ桜はなかなか圧巻です。
写真は南側の桜薗です。蕾が膨らんできました。










二条城には多くの種類の椿も植えられています。
昨日咲いていた椿です。

松笠





菊月





有楽





紅詫助





二条城は平成23年度から20年間の大修理が行われている最中です。
その第一段として、二の丸御殿唐門の修理が行われ、一昨年終了しました。
切妻造、桧皮葺の四脚門で、極彩色の彫刻は素晴らしい ものです。
あまりにもきれいなので、撮影しました。








































今は堀川通りの入場口となっている東門が工事中です。



開花間近のおかめ桜、富士桜、河津桜

2015-03-04 05:50:39 | 2015 桜

車折神社の河津桜が開花しました。
そろそろ他の早咲きの桜も開花が近いはずです。
京都市内の早咲きの桜スポットをまわってみました。


まずは出町柳駅近くに長徳寺があります。
毎年3月中旬に開花しはじめます。
ことしはどうでしょうか。
開花までもう少しです。















次は百万遍の知恩寺です。
鐘楼近くに富士桜があります。
ここも、開花までもう少しといったところです。















最後は平野神社の河津桜です。
ここももう少しです。





桃桜ももう少しです。





寒桜は見頃です。










十月桜もきれいです。






寒桜や十月桜はまだ見頃です。








『雛まつりと人形』京都国立博物館、まだ早かった京都御苑の桃の花

2015-03-03 05:29:18 | 美術・博物館

今日は雛まつりですね。
雛まつりと言えば、雛飾りと桃の花ですが、桃の花の開花はまだ早いですね。
平安の頃から始まったとされる雛まつりですが、その頃は旧暦ですから、
現在の新暦より1ヶ月先、ちょうど見頃だったでしょう。

わが家のハナモモ(花桃)も咲くのは4月初旬です。
京都御苑に桃林があり、毎年楽しみにしていますが、今の時期はこんなかんじです。
桃の花、まだ蕾は固いです。

昨日朝の撮影です。










京都国立博物館で特集陳列「雛まつりと人形」が開催(~4/7)されています。
先日、妻と行ってきました。





ひな人形の展示は7年ぶりだそうです。
展示品は初公開の御殿飾りびな など約180点、昔京都や大阪で好まれ、
今ではほとんど見られなくなった「御殿飾り」も展示されていました。
これは、御殿を最上段に置き、台所や調理用品などが下段に飾られています。

御殿飾り雛(明治9年)





また、高さ約50cmもある享保びなや、公家の衣装を再現した有職びな も並び、
江戸時代からの変遷がわかります。


有職立雛
公家や武家のために製作された特別注文の雛人形です。





古式享保雛(元禄雛)





寛永雛
江戸時代前期(17世紀)の古式雛人形





享保雛
江戸時代中期(18世紀)町方で流行した雛人形





さらにひな人形だけでなく、からくりを施した嵯峨人形、
子どもの姿を模した御所人形、 精密な細工の賀茂人形なども展示されていました。

御所人形 桃持ち





嵯峨人形 唐子立姿





賀茂人形 雀踊り





博物館の庭に咲く梅です。
















メジロ発見、ちょろちょろ動きまわりうまく撮影できませんでした。





博物館の帰り、智積院に寄りました。




























木蓮の芽が膨らんでいます。





野鳥も一枚





今朝の京都御苑の梅林

2015-03-02 15:20:48 | 京都めぐり

東山から朝陽が昇り、京都御苑も朝を迎えます。
私は朝のこの時間帯が好きです。
日の出前の夜明け、東山の稜線がしらじむさまはもっと好きです。
『春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。』(枕草子)


東山の稜線から朝陽が昇り、仙洞御所の表門が見えます。





京都御苑出口門あたりの梅林です。





まだまだ見頃はもう少し後です。
















メジロ見つけました。










この野鳥は何でしたでしょうか。





京都御苑ではないですが、木蓮の蕾が少しずつ膨らんできました。





家に帰り、庭掃除しているとモッコウバラの新芽を見つけました。
4月に入ると庭一面に黄色の花をつけます。





今年は寒い冬でしたが、やっとそこまで春が来ています。




『小林清親「東京名所図」』日曜美術館

2015-03-02 05:41:10 | 美術・博物館

今回の日曜美術館は 『文明開化の光と影 小林清親 東京名所図』です。





文明開化で急激な変貌を遂げる東京を、独特の詩情あふれる姿で描いた
小林清親(1847-1915)の風景版画、『東京名所図』が取り上げられました。





この『東京名所図』は、明治9年 から14年まで5年間で全93景描かれ、
明治初めの東京を知る大切な資料と言われています。

『東京名所図』が当時圧倒的な人気を呼んだのは、西洋画のようにリアルな光景が、
夕陽や月光や雪などが醸し出す風情とともに描き出されていたからです。
蒸気機関車や西洋 建築の新橋駅、人力車など、文明開化を象徴する、
最先端の風物を描いても、江戸伝来の風景版画とは違う新しさがありました。
広重のようなデフォルメもなく、写実で景色を切り取る技量と視点は確かです。
現代の東京とは思えない景色ですが、なぜか懐かしさを覚えて気に入っています。
私は版画も好きですが、小林清親も好きなひとりです。

番組で紹介された版画をご紹介します。

「高輪牛町朧月景」
新橋、横浜間を走った列車です。
非常に写実的な版画です。





「新橋ステンション」





「東京銀座日報社」
文明開化直後の銀座レンガ街の様子です。





「大川岸一之橋遠景」
満月が煌々と照らす隅田川を人力車が走ります。





「両国雪中」
雪が降り積もった両国の通りです。





「隅田川の花見」





「日本橋夜」





「今戸夏月」




「内国勧業博覧会瓦斯館」(復刻版)





「東京橋場渡黄昏景」





「橋場の夕暮」





「東京小梅曳舟夜図」





「御厩橋之図」





「御茶水蛍」





「両国花火之図」





「本町通夜雪」
馬車が雪道を走る一瞬を切り取っています。





「柳嶋日没」





小林清親写生帖です。
東京を歩き回り水彩で街の風景を写生し続けたのです。
この写生が東京名所図の下絵になったのです。










「千ほんくい両国橋」




写生がこちらです。





「九段坂五月夜」




写生です。





「浅草蔵前夏夜」










「神田川夕景」





「両国大火浅草橋」





「両国焼跡」
大火の焼け残った両国、さまよう人々が黒く、まるで亡霊のようです。





私は東京の街があまり詳しくないですが、明治初めの東京の街の変貌には目をみはるものがあります。
東京の人はこの画像をどう見るのでしょうね。













車折神社の河津桜が開花

2015-03-01 05:18:57 | 2015 桜

昨日、やっと待ちに待った車折神社の河津桜が数輪開花していました。
本日から3月ですが、いつもより開花が早いように思います。

ここの河津桜が開花すると、直に出町柳の長徳寺のおかめ桜も開花します。
そして、百万遍の知恩寺の富士桜が咲くと、そろそろ、
京都御苑近衛跡の糸桜(枝垂れ)と平野神社の魁(さきがけ)桜の開花となります。

日一日、楽しみです。





河津桜の開花です。















本殿前の枝垂れ梅も開花です。










冬桜もまだ花をつけていますが、見納め間近です。










冬桜が終わり、河津が開花し、こちらもだいぶ蕾が膨らんできました。





ここ、車折神社には「渓仙桜」という枝垂れ桜があります。
日本画家の富田渓仙がこの地に住み、桜を愛したことから名付けられたそうです。





本殿前のクチナシの実