京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

平野神社の河津桜も開花

2016-02-18 05:29:14 | 京都花めぐり

先週土日は春のような暖かさでしたが、今週は冬に逆戻りの寒さです。
昨日朝、まだ青空のでている間に向かったのは平野神社です。
ここは京都の桜の名所で、本殿入口にある魁桜は京都の桜のさきがけとなる桜です。
また桜苑の枝垂れ桜はなかなか見事です。

私の散策コースで河津桜が唯一まだ開花していなかった平野神社、どうでしょうか。





大鳥居近くの河津桜、咲いていました。




















早咲きの桃桜は蕾が膨らんでうますが、まだのようです。





十月桜はまだ咲いていました。










枝垂れの魁桜、まだ先ですね。
開花は来月の中旬でしょうか。





ニホンズイセンきれいです。








寒桜にメジロ、仁和寺のミツバツツジ

2016-02-17 06:08:58 | 京都花めぐり

仁和寺に散策に行く途中、寒桜にメジロを見つけました。
今年初めてのメジロです。









仁和寺です。
今年は暖冬ですから、そろそろ境内のミツバツツジが花をつけているはずです。










五重塔





五重塔と金堂の中間くらいにミツバツツジの木があります。
やはり咲いていました。










金堂





お天気が良かったせいでしょうか、観光客も比較的多かったです。











百万遍知恩寺の手づくり市と大念珠繰り

2016-02-16 05:29:45 | 京都めぐり

前日の暖かさがうそのように寒さが戻った昨日、向かったのは百万遍の知恩寺です。
浄土宗七大本山のひとつで、毎月15日御影堂前の境内で手作り市が開催されます。
出店数も非常に多く、毎月多くの方々が訪れて大層賑わいます。
出店されているのは全て手づくりの物で、眺めるだけでも結構楽しめます。

知恩寺山門





境内に入ると今月も大勢の人です。














鐘楼の近くに富士桜の木があります。
毎年京都では最も早く開花する桜です。
ツボミは膨らんでいますが、開花はまだ先です。





御影堂では『百萬遍大念珠繰り』が行われています。
私たちも御影堂に上がり、初めての経験ですが大念珠繰りに参加しました。
御影堂内部を一周する巨大な念珠を、円陣になった参拝者一同が手に持ち、
念仏を唱えながら隣の人に送っていきます。
大念珠は、全長110メートル、重さ320キ ロ、珠の数1080個、世界最大の念珠です。





御影堂から手づくり市の景色





釈迦堂内は長椅子が置かれ、休憩所にもなっています。





知恩寺のお坊様による尺八の演奏付きです。
お話を聞きますと、ギターやアコーディオンを演奏するお坊様もおられるそうです。





阿弥陀堂ではたくさんの木魚が置かれ、参拝者が自由に叩いてお参りします。





風の強い寒い一日でしたが、ここは熱気あふれていました。










東寺の河津桜が開花

2016-02-15 05:30:42 | 2016桜

土日は春のような暖かさでした。
しかし、春の嵐のようで風も雨も強い日でした。
土曜日は朝から雨の予報でしたので、散策はやめてひさしぶりの映画です。
『オデッセイ』、ひとり火星に取り残された宇宙飛行士が、さまざまな困難にもめげずに地球に帰還する映画です。
面白かったですが、後半米国と中国の宇宙連携というストーリーには違和感を覚えました。

昨日日曜日は朝まで雨が残りましたが、雨上がりに東寺にでかけました。
気温が高く、歩いていると暑いくらいです。


東寺東門





御影堂、鐘楼の近くに二本の河津桜があります。
土日の暖かさで一気に二本とも開花していました。
花数も多いです。

























国宝の御影堂です。
朝からお参りする人が絶えません。





東寺に近い梅小路公園の枝垂れ梅の花数もずいぶん多くなりました。













シモバシラ(植物)の氷柱、フキノトウ

2016-02-14 05:29:20 | 京都花めぐり

本日お届けするのは、シモバシラというシソ科の植物です。
ありきたりの花ですが、氷柱は冬の厳寒の朝、開園直後でないと見れないのです。
私はよく植物園に行きますが、なかなかお目にかかれませんでした。

シモバシラの説明文です。





これがシモバシラです。










シモバシラの近くに早春を代表するフキノトウが芽を出しています。
昔は早春の野山に入り、摘み取っていました。





フクジュソウも咲いています。





先日紹介したセツブンソウ、あちこちで花を咲かせています。
小さな小さな花ですが、可憐な花です。















シナマンサクも咲いています。





植物園会館でシャドーボックスとクラフト展が開催されています。





私は知らなかったのですが、シャドーボックスとは17世紀のヨーロッパで流行し、
その後アメリカに伝わりに発展して出来たハンドクラフトです。
紙に描か れた模様や絵の切り抜きを貼って物の表面を飾り、コーティング剤を塗り重ねて作っていくそうです。
作品をいくつか紹介します。











































春爛漫「早春の草花展」

2016-02-13 05:30:26 | 京都花めぐり

京都府立植物園で今年で11回目の「早春の草花展」が始まりました。
大芝生のビニールハウス特設会場には、1万株の春の草花が咲き誇っています。
一足早い春の花をお届けします。

















会場は大勢の人が春の花を撮影しています。





ラッセルルピナス





チューリップ





ラナンキュラス




スイートアリッサム





ムスカリ















ガーベラ





マーガレット





ヒメムラサキハナ





プリムラ・マラコイデス





プリムラ・オブコニカ





ルリカラクサ





ワスレナグサ





アネモネ





フリージア





ブルーデージー




シネラリア





ヒメキンギョソウ





ロベリア





セネキオ









バコパ





ネメシア





ベニジューム





アークトーチス




ローゼンセマム





キンセンカ





ニオイスミレ





パルコスミレ





フクジュソウ





バイカオウレン





エビネ交配種





チューリップ









セイヨウオダマキ





ダイアンサアス




皆さん撮影に一生懸命です。




ユキワリソウ





ナノハナ





芝生の特設会場





会場入口に置かれた冬ボタン(黄冠)









画像が多くなりましたが、早春の草花いかがでしたでしょうか。






岡崎疎水の野鳥と 無鄰菴

2016-02-12 05:31:38 | 京都めぐり


京都国立近代美術館で志村ふくみ展を見たあと、
ひさしぶりに明治の元老山県有朋の京都の別邸 無鄰菴に足を伸ばすことにしました。





岡崎疎水は溜まった砂を取り除く工事が行われています。
桜シーズンには十石舟が疎水を運行します。





水位が下がった疎水にサギが餌を狙っています。









カワウもいました。





無鄰菴に入ります。





最近よく見かけるようになった中華圏の新婚記念撮影です。
春節で来られたのでしょうか。





冬の東山を借景にした池泉回遊式庭園です。
私はここの落ち着いた景色が好きです。























ミツバツツジが花をつけています。






池にカモが来ています。










さらに近くの南禅寺に行こうと思いましたが、時間がなくてやめました。
例年2月は観光客が少ない時期ですが、昨年あたりから清水寺、嵐山、金閣寺、南禅寺などの人気観光地は、中国人の方が非常に多いのです。
日本人より多いのではと思うこともあります。




『志村ふくみー母衣への回帰』展

2016-02-11 05:31:02 | 美術・博物館

京都国立近代美術館で、文化勲章受賞記念 『志村ふくみ 母衣への回帰展』が開催されています。




草木からの自然染料で染められた糸で織りあげた作品は、絵画のように素晴らしく、
多くの人を魅了し、国際的にも高く評価されています。
大正13年生まれで90歳を越えていますが、高い芸術性は今も健在です。
紬織の人間国宝であり、昨年には文化勲章を受賞しています。
私のブログでも以前取りあげました。

「染織家志村ふくみの日々」京のいろごのみ (2014.1.4)

続編「冬から春へ 京のいろごろみ 染織家志村ふくみの日々」 (2014.7.2)





今回の展示会では、代表作を中心に初期の作品から最新作まで、60年におよぶ創作の歩みが紹介されています。





志村ふくみの魅力と高い芸術性に浸れる展示会です。





近代美術館の四階では『第5回コレクション展』(1/27ー3/21)も開催されています。
美術館の所蔵する作品で、撮影可能でしたのでいくつか紹介します。


パブロ・ピカソ「静物パレット、燭台、ミノタロウスの頭部」1938





西村五雲「鶴図」明治末期










小松均「もや」昭和5





小松均「雪の最上川」昭和54









テキスタイルとアート





芹沢銈介「いろは文壁掛」昭和43





棟方志功「二菩薩釈迦十大弟子」昭和14










棟方志功「萬里無片雲」昭和20年代





棟方志功「川勝コレクション 河井寛次郎鐘渓窯」昭和43





伊藤久三郎「皮膚」昭和9





伊藤久三郎「作品B」





小牧源太郎「稲荷図NO1」





小牧源太郎「アルマNO8」





小牧源太郎「金精倶融尊」昭和53





バーナード・リーチ「鉄絵組合陶板 生命の樹」昭和3





その他多くの作品が展示されています。






冬の高桐院、早春の草花

2016-02-10 05:45:55 | 京都花めぐり

ひさしぶりに冬の朝の高桐院にでかけました。
まだ観光客は一人もいない拝観時間前です。





山門をくぐるとはりつめた空気感になかで、いつもの青苔が出迎えてくれます。
初夏の生き生きした青苔ではないですが、厳しい寒さのなかでも緑を放っています。










勅使門前の石畳参道です。
四季を通して好きな景色です。





塀の上に咲いて いた椿






画像整理が遅れましたが、先日訪れた植物園で咲いていた花です。

クロッカス





ムスカリ





スノードロップ





ロウバイ





ソシンロウバイ





ボケ





梅の花数も増えてきました。














紅侘助











御代紅





鹿児島





絵姿





紅唐子





桃色雪中花





藪椿





紅筆





有楽





紀州司











常寂光寺の早春の草花

2016-02-09 05:27:43 | 京都花めぐり

本日の投稿は、静寂を取り戻した冬の嵯峨野常寂光寺です。
目的は早春の草花探しです。
どんな花に会えるでしょうか。

山門





仁王門









美しい紅葉が魅力の石階段、冬枯れの木立もいいものです。





苔がきれいな緑を放っています。










工事用シートが外され完成間近の本堂





市内眺望





本堂横の椿です。





冬の竹林





多宝塔と石仏









多宝塔近くにアセビが咲いています。










冬はやはり青苔が少し寂しげです。










シナマンサクが咲いています。









勿論、白梅に紅梅も咲いています。










ツツジ咲き始めです。





常寂光寺を出て小倉池に足をのばします。
今回は野鳥に出会えるでしょうか。





出会えました。
野鳥に疎い私には名前がでてきません。










池にはいつものカモもいます。





散策路に出会った椿の一輪挿し












東寺の河津桜開花直前

2016-02-08 05:23:42 | 2016桜

例年よりずいぶん早く河津桜が開花した車折神社、一条戻り橋ですが、
私の散策コースのなかで、もう一ヶ所河津桜があるのは世界遺産東寺です。
東寺の河津桜は御影堂近くの鐘楼横にあります。
昨日は朝少し小雪が舞う、寒い一日でしたが、東寺に向かいました。
どうでしょうか。





河津桜は開花直前です。










昨日は7日、弘法市ではないですが、境内に骨董市がでています。










近くの梅小路公園に寄ります。
梅園の梅は見頃開始です。










ピンクの垂枝れも花数が増えています。





公園を歩きます。
水辺にはカモがいます。





春にオープンする日本最大の鉄道博物館





公園内で見つけた春の花
菜の花





サクラソウ





水仙






ツルニチソウ





寒桜が見頃開始です。










東寺の河津桜はあと数日で開花すると思います。



一条戻橋の河津桜も開花

2016-02-07 05:27:21 | 2016桜

昨日向かったのは堀川通り一条の一条戻橋です。
前日の車折神社に続き、ここの河津桜も開花しました。
この橋は平安遷都とともに架けられたと伝えられ、 現在の橋は1995年のものです。
ここから100メートルほど北に晴明神社があります。
安倍晴明が死者を蘇生させたとか、鬼伝説などもこの橋にはあります。
また嫁入り前の娘やその家族などは、嫁に出た娘が実家に戻ってくることがないよう、
戻橋には近づかないという慣習も昔はあったそうです。











河津桜の開花です。











つぎつぎに開花しそうな蕾が多くあります。











ユキヤナギの花数も増えてきました。






一条橋を南に少し下るとホテルルビノ堀川があります。
ブロ友さんの投稿でも紹介がありましたが、
ホテルの前にNHK朝ドラ『あさが来た』の主人公広岡浅子の生誕地の看板がでています。










車折神社の河津桜開花

2016-02-06 05:26:08 | 2016桜

昨日嵐山にほど近い車折神社の河津桜が一輪開花しました。
ここの河津桜は例年3月初めに開花するのですが、昨年はとても早くて、
私が開花を確認したのは3月1日です。
今年は暖冬と言われ、暖かい年末年始でしたが、その後は大寒波ありと、
例年のように寒い1月でした。
一昨日くらいから少し暖かくなり、蕾の膨らみ具合を確認しにでかけたのです。





ほとんど蕾で帰ろうと思ったところ、高いところの枝に濃いピンクの花が一輪見えました。あったと思わず声が出ました。










やはり今年は暖冬なのでしょう。
こんなに早い開花は記憶にありません。
車折神社以外でもそろそろ河津桜が開花しているかもしれないですね。
明日からの散策が楽しみになりました。


昨日の嵐山渡月橋です。









昨日は立春、セツブンソウも咲く

2016-02-05 05:29:16 | 京都花めぐり

昨日は立春でした。
まだまだ寒い日が続いていますが、立春にふさわしく春の訪れを告げる、
セツブンソウが京都府立植物園で開花しました。
落ち葉の間から可憐 な白い花が二輪咲いています。
小さな花ですが、白い花の中央に紫色のオシベがあります。
キンポウゲ科の多年草で、京都府の絶滅危惧種に指定されています。










こちらは咲き始めです。





そして同じくキンポウゲ科の多年草で、セツブンソウ同様に春を告げる花の代表、
フクジュソウも枯葉の間から黄色の花が出始めました。





立春の日、春がそこまで来ているのを実感できました。

近くで野鳥撮影しました。
アトジ













京都の節分会

2016-02-04 05:27:49 | 京都めぐり

昨日は節分でした。
豆まきや恵方巻を食した御家庭も多いのではないでしょうか。
京都でも節分は心の邪気や疫病、天災などを退散し、福を呼び込むとされ、
多くの社寺で多彩な行事がとり行われます。
よく知られているのは吉田神社の 追儺(ついな)式の神事です。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏 が赤・青・黄鬼 を追い詰め、
桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを払います。

昨日私と妻が向かったのは八坂神社の節分会です。
祇園甲部歌舞踊奉納と舞妓、芸妓の豆まきが行われます。

八坂神社西楼門
節分会に参加される方々が非常に多かったです。





本殿前の舞殿周辺は人だかりです。





3人の舞妓さんによる祇園小唄などの舞踊奉納が行われます。










歌舞踊奉納のあとは豆まきです。
皆さん豆の入った袋を受け取ろうと手を伸ばします。















もう一ヵ所、節分行事で有名なのは壬生寺です。
京都の裏鬼門(南西)にあたり、白河天皇の発願で始められ約900年の伝統があります。
悪鬼を防ぎ、参詣者の厄除け本尊の延命の舞妓地蔵尊に祈願します。
面白いのは、炮烙(ほうら く)に年齢などを墨書きして奉納するのです。
壬生寺ならではの信仰で、厄除け開運を得るといいま す。
これらの炮烙は壬生狂言「炮烙割」で割られます。

炮烙です。





壬生寺東門





境内の中は身動きがとれないほどの人出です。
壬生狂言を観賞しようと思ったのですが、あまりの人の多さでリタイアです。