ショーウィンドウの呟き

先日は、私の3週間ぐらい続いた仕事に区切りがついたこと、また配偶者に休みが取れたので、土岐のアウトレットに運転手としてお供しました。

向こうでは、配偶者はもちろんいろんな店を梯子に行きましたが、私のほうはまずはフードコートでのんびり休憩をとった後、写真でも撮ろうとのんびりと歩き始めました。

歩いているうち、テーマをショウウィンドウにしました。

土岐はかの有名な多治見のお隣、この日はちょい曇りで助かりましたが、でも暑い。ウィンドウからささやき声が聞こえます。

＜帽子の夢＞



外に出て
ウィンドウの中
覗き込む
帽子の夢か
真夏の幻

どっちが外なのでしょう。

ウィンドウの内と外では、同時に歩き始めても、どんどん差ができてしまいます。

＜ウィンドウの内と外＞



内と外
こんなにも差が
できたのは
服の差じゃない
多治見の隣

ウィンドウの中のパンツとスカート、前を人が通るごとにつぶやいています。

＜男はパンツ＞



なんてったって
男はパンツ
子育てが
一層似合うよ
これを着せると

お父さん　頑張ってね。

＜スカートも夢見る＞



注目を
するのは子供
それでいい
スカートも夢見る
未来の生活

おかあさんも、子供が動き出すと、大わらわ。とてもウィンドウには目が行きません。
しょうがないですよね

おや、マネキンさんのご不満の声も・・・

＜夏はもう短い？＞



もう飽きた
早く着たいの
秋の服
買ってくれないと
不貞腐れちゃう

アウトレットには、ブランドチョコの店もあります。
歩き去る人を見ながら、ポスターのショコラティエがつぶやいています。

＜彼はパス＞



コーティングを
するには魅力
足りないよ
パスした理由を
マエストロ語る

チョコ人形にされなくてよかったね。

子供がタイタニックの女性を彷彿させる姿で、手押し車に載っています。
お母さんに走ってもらうと、気持ちいいことでしょう。

＜駆け抜ける＞



引力が
届かぬ子には
しょうがない
お母さんだけ
戻ってきてよね

ところで私は、これを買いました。「美千盛」
端麗辛口と言う言葉がぴったりの、美味しいお酒でした。