てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

4年前のワシントン ナショナル・モール

2020-06-25 12:18:02 | 旅行
2016年 8月下旬訪問

 ウィリアムズバーグから特急で着いたワシントンの駅は天井が高く立派だった。そして街はやはり、大統領選挙一色だった。2日後にヒラリー支持の民主党の大集会がナショナル・モールで実施され、オバマ大統領が出席するということで、厳しい警備の準備が行われていた。



<到着したワシントン駅の構内>


 ワシントンは2泊3日、仕事と仕事の間の休日で、私の出張ではかつてない事だった。ともかくナショナル・モールとその近辺の有名なスミソニアン施設群を訪問しようと思った。

 今回は、ナショナル・モール両端の合衆国議会議事堂とリンカーン記念館、そして大集会まじかのナショナル・モールの状況について記載する。

1,合衆国議会議事堂

 私のホテルからちょっとした登りを歩いて15分、時々遠望できたが近づくに従い見えなくなった。そして角を曲がるといきなり大きなドームがのしかかってきた。それもイメージとは違う暗い色で・・・。 今調べてみると議事堂は東西に向いていて、私はナショナル・モール側でない東からアクセスしたから、午後だったので暗かったのだ。



<議会議事堂の東口>


 ともかく、ローマかギリシアか古色蒼然とした建築様式だがともかく大きく、そしてきれいに新しそうに維持されている建物に圧倒された。ドームの上の像はこちらを向いているので、こちらが正式な正面かもしれない。
 そうしたら、たぶん関係者通用門らしい所から緊張感あふれるでもニコニコ笑顔のスーツの集団が引率されて出てきた。そして引率者の指示に従って並んで記念写真を撮った後、中へひき上げた。この議事堂への新規就職者かもしれないと想像し、ちょっと楽しくなった。



<新入職員の記念撮影? 想像>



 西側へ回ると、太陽にあふれた、これは本来からのイメージどおりの白く輝く議事堂。芝生や植生が広がり、池もある。サルスベリがきれいに咲いていた。
 そしてこちらでは、数人の撮影クルーに囲まれた美人さんたちを見つけこっそりと写真を撮った。



<西からの議事堂>



<議事堂前の彫刻>

 

<サルスベリの花>



<撮影チームを引き連れた美人さんたち>




2.リンカーン記念館

 議事堂はナショナル・モールの東の端ならリンカーン記念館は西の端。ワシントン記念塔
を挟んで約3kmの距離である。
建物は、ギリシア建築が現代社会にタイムスリップしたかと思わせる雄大な建物。エンタシスの柱が美しい。中のリンカーン像も「スミス都に行く」の映画のイメージ通りに大きい。



<リンカーン記念館 外観>



<リンカーン像 正面>



<リンカーン像 横から>

 この像が、ずっと遠くに小さく見える議会議事堂を、日夜睨み据えているということになる。この縦のラインから、ホワイトハウスは外れている。リンカーンの国家分裂を食い止めたこと、奴隷制というモラルに反したことへ廃止という決着をつけたことという偉大さは認めるが、寧ろ大統領の議会への優位を印象付けるようにも感じた。

 壁には例のゲティスバーグの演説と壁画が描かれているが、吹き抜けで非常にすっきりとしていて、清廉潔白さを象徴していると思う。政治家へ対しての理想を突き付けているとも思う。

 

<演説内容     天使の壁画>


 中で、アメリカの未来を担う子供の写真を撮影。



 <アメリカの未来を担う子供  親子連れもかなり来ている>


そして外へ。この見晴らしの中、リフレクティングプールの周辺までぎっしり人が詰めかけている中で、キング牧師が有名な演説を行ったのだとおもうと感動する。


<リンカーン記念館からワシントン記念塔を臨む。議事堂のドームはその影>


3.厳戒態勢のナショナル・モール
 
 リンカーン記念館から議事堂へと歩いて帰ったが、前述のようにオバマ大統領出席の大集会が開かれるということで、その場所取りや警備ラインで、モール内は歩きにくかった。
 モール内には大きなモニターが立ち並び、その周りは大きくロープで区切られ、ほとんど人のいない空間が広がっていた。一部のモニターには予行演習のように演説の映像が流され、それほど多くない人がじっとそれを見ていた。先日のペンスが来た演説会に比べて、行儀が良すぎると思った。
周辺は、シークレットサービスや警察が固めていた。



<ヒラリー集会のメイン会場 (たぶん)>



<メイン会場に立つシークレットサービス>



<騎馬警官のパトロール>



<シークレットサービスの検問>


この軍服の女性たちは、地図を見つつ狭いエリアを往復していたので、もしかすると有事の行動のチェックに来たのかもしれない。



<会場近くをチェックする女性軍人>

 ワシントン記念塔へ上るつもりだったが、アクセスする場所へはロープの区切りのため大きく迂回する必要があり、あきらめた。
この警備の影響は周辺のスミソニアンの施設群にもおよび、一部閉鎖やチェックのために鑑賞できないケースがあった。

 ところで数日後、トランプとヒラリーさんのディベートをテレビでみた。この時はヒラリーさんがしゃべっている時に、トランプさんが後ろに忍び寄るという失礼なことを何度も繰り返した。それにもかかわらずヒラリーさんが平然と話していたが、寧ろ2回目くらいで注意した方が、女性の意見を代表する人としての印象が高まったのかもしれない。



<トランプーヒラリー ディベート番組>

最後にホテルからの議事堂。




 なお時系列は、議事堂は到着日の夕方、その次の朝にリンカーン記念館、その後ナショナル・モール。
コメント (2)
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