てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

1994年末のユニバーサルスタジオ・フロリダ

2022-02-03 00:34:37 | 旅行

0.初めに
 1994年から1995年への正月休み、私と配偶者はフロリダのオーランドとニューヨークに行った。1994年中にオーランドで、年末にニューヨークに入った。その時のアクティビティは下記である。

・オーランド
  ・ユニバーサルスタジオ・フロリダ
  ・NASAケネディ宇宙センター
  ・シーワールド・オーランド
・ニューヨーク
  ・エンパイアステートビル等の市内観光
・ミュージカル 「オペラ座の怪人」 + ニューヨークの年越し
  ・メトロポリタン美術館
  ・ニューヨーク自然史博物館

 今週に押入れを整理していると、古い写真やフィルムが出てきた。写真は変色しており、またフィルム自体も変色していてきれいなポジを得ることはできなかったが、とても懐かしかったので、それらについて書いていく。
 それまでの数年は海外のいくつかの場所を2人で訪問していたが、この1年後子供が生まれたので、2人だけの最後の海外旅行となった。また正月を海外で過ごしたのも初めてのことだった。

 今回はオーランド関連全般と、ユニバーサルスタジオ・フロリダについて書きます。


1. オーランド関連全般
 オーランドには、ケネディ宇宙センターを見るためにぜひ行きたいと思っていた。そしてディズニーワールド。
 現地についたらホテルはユニバーサルスタジオのごく近く。現地ツアーを調べたところ、ケネディ宇宙センターかディズニーワールドかどちらかの年末休日のために、一方をあきらめないといけない状況になった。そこでもう一度ここにきてディズニーワールド内のホテルで泊まるということで、そちらをあきらめた。そして宇宙センターのほかに、ユニバーサルスタジオ、そしてシーワールドに行くことにした。なお残念ながらいまだ再訪できていない。

 寒い日本の冬からアトランタ経由でオーランドについたのだが、そこは本当に暖かく春のようだった。そして平坦で山が見えない。雰囲気がのんびりしていて、さすがハッピーリタイアメントした人達が住みたい街と思った。
 また驚いたのが食事の量。ホテルのレストランでサンドイッチを2人でそれぞれとったが、私は食べきるのがやっと、配偶者は半分を残して部屋に持ち帰った。シアトルに出張した時に南部の量は凄いからと聞いていたが、本当にその通りだった。


2. ユニバーサルスタジオ・フロリダ
 スタジオには、ホテルからトコトコと数分歩いて行った。
 私は既にハリウッドのスタジオに行っていたが、そこは丘の上で、内容がいかにもスタジオのバックヤードの謎を教えようというところがあった。それに対して、こちらは平地でだだっ広くて水に近く、アトラクション優先だった。ただしともに周辺との別世界を作ろうとしていた。
 その後ずいぶん経ってから大坂のユニバーサルスタジオジャパンにも行ったが、そこは街中にコンパクトにまとまっていてスタジオ外を見たくなくても見えてしまう状況にあり、アメリカのような非日常性がなかった。

 以下に写真とともに、今思い出せる印象に残ることを書いていく。



(1) パーク内のぶらり歩き
 前述のようにハリウッドのスタジオは、映画スタジオのバックヤードツアーとしてみるようになっているが、ここは映画をベースにアトラクションを行うテーマパークとなっている。そしてそのやり方がジャパンに引き継がれているそうだ。
 でも基本は似ていて、ハリウッドやニューヨークの街並み、その他の映画のシーンがあったが、特にここでは海の近くなので広大なラグーンを作りその周辺に、海にかかわる映画のジョーズなどのシーンが作られていた。
 その中を歩くと、ヒッチコックの恐怖の建物があったり、ブルースブラザーズが歌っていたり、ポパイに出会ったりした。そして日本人はほとんどいなかった。


「ブルースブラザーズが出てくる街並み」



「ブルースブラザーズ」



「ヒッチコックの恐怖の館」



「ポパイと誰かさん」



(2) キングコング
 どこかの建物に潜りこむと確かそこがニューヨークの地下鉄の駅で、サイレンが鳴っていてコングが出たということで、避難路に誘導された。赤いランプが回る暗い中を歩くだけだったが、途中でいきなりコングの顔が飛び出してきたのが、ジワリと印象に残っている。


「出くわしたキングコング」


(3) バックドラフト
 工場に模した会場が火の海になるアトラクションで、日本で見に行った時は満員だった。でも、ここで見た時はガラスで区切る最前列にパラパラと人がいる程度。
 はじめはちょろちょろとした火だったが、それが引火して燃え広がる。その引火ごとにその少数の人が大騒ぎをする。大人も子供も関係なしにまた周りを見てという雰囲気なく賑やかだった。火事の方ではなく観客のほうに興味を持って、面白いと思った時にはそれを思いっきり表現するのだなと羨ましかった。なお日本で見た時は、皆さんおとなしかった。


(4)マイアミバイス
 マイアミのギャングと刑事の戦いのアトラクションで、このスタジオ特有の広いラグーンを利用してボートやジェットスキーをバリバリ走らせ、局地戦では機関銃や手榴弾ドンドン、そしてヘリコプター?が落ちてくる派手なショーだった。ともかくは火薬が贅沢に使われている。こんな危ないショーを平然とできるのがアメリカのすごさ。



「離れた位置からマイアミバイスショーの舞台を見る」



「右下 接近戦の状況」



(5) その他
 アニマルアクターズショー、身近な犬などのほかに、なんとオランウータンを使っていた。全滅危惧種のはずだから大丈夫?と思った。



「オランウータンのショー」


 ユニバーサルのモンスターズショー、ビートルジュースの声がよかった。ロックをうまく使っていて、アメリカっぽい。



「モンスターズショー」 上に狂言回しのビートルジュースがいる。



 ワイルド・ワイルド・ウェストショー、西部劇はやはり周りのアメリカ人の反応が違う。



「ワイルド・ワイルド・ウェストショー」


 これらは、ユニバーサルスタジオジャパンにも導入されて、それなりに人気があったようだ。でも現地のお客のほうの反応は全然違う。ショーというものは、舞台と観客がセットであり、やはり現地でも楽しむものだと思った。



3. おわりに
この時は、私としてはハリウッド経験の後、配偶者は初めてだったが、十分楽しめた。特に私にとっては、ハリウッドとフロリダの性格の違いが面白かった。しかし敷地が広く、歩き回るべき距離が長すぎて、疲れ果てて帰った。
ジャパンのオープンが2001年だから、ここに行ったのがその6年前。米国の映画の人気と日本の人気は別で、ディズニーランドよりもはるかにアメリカ人気質のものだから、ジャパンは難しいのではと思っていた。
しかしオープン時からこれまで何とかジャパンの人気が維持され、内容が日本化されてきたのは、大阪の人たちの努力だと思う。
コメント (2)
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