5月の中旬の2日間、美術のクラスで名古屋港へ写生に出かけた。その時に描いた絵を紹介する。写生の時間はともに2時間弱。スケッチブックの6号に描く。クラスのみんなは水彩だが、私は早く色を付けたいので、ほぼパステルで描くことにしている。
テーマは名古屋港らしい風景。
1日目
現地について見回したら、名古屋らしいと言えばやっぱり南極観測船ふじでしょっということで、それを対象に描き時間内に半分ほどまで進めた。中途のものを先生に見せたら、その段階でふじばかり色をつけていたので、もっと全体を見てバランスよく配色せよとの指導がでた。
そして帰りに少し遠回りをして歩いたら、テトラポッドの上に水鳥が集まって留まっているのを見つけた。こちらは何枚か写真を撮って、家で絵にすることにした。
(1)南極観測船ふじ
これは一生懸命そこで見たままを表現しようとした。完成した絵を下記に示す。なお1日目の終わりの時に現地で先生に見せた時には船とその水面に写った影のみに色を付けていて、特に水面の影に拘っていた。そしたら、もっと全体にバランスよく色を付けていきなさいと指導された。
確かに家で全体に配色していくと、空のブルー、海のブルーと船の色合いの組み合わせがむずかしかった。そして橋もブルー。
爽やかな五月晴れに、凪いだ水面の雰囲気はあるがやや大人しくなりすぎた。
<五月晴れにくつろぐふじ>
先生の講評もそういった感じで、アピールする絵にするならば、きれいな船の他になにかドキッとくるものが欲しいとのことだった。
その例として、ブルーの橋の色変化に拘るとか、形をデフォルメする手があると提案され、なるほどと思った。
私は写真という表現も持っているのだから、さしあたってそれを使ってこれをパンチのある二次元表現にすることを考えた。
そしてフロリダのシーワールド土産のシャチの置物と組み合わせて、撮影したものが下記の写真。絵の上に置物をおいて斜めに撮っているので、上下方向にはひしゃげるけれども、それほど違和感はない。
名古屋の水族館にはシャチがいるので、それが骨休めに港で遊んでいるというイメージにした。
確かに船以外に強い自己主張を持つものを配置することで、パンチのきいた2次元の表現となる。
<南極へいこうよ>
骨休めに
水族館を
抜け出せば
南極行こうと
ふじが誘うよ
(2)テトラポッドの水鳥たち
前述のように、ほとんど水没しているテトラポッドの上に水鳥が留まっているのを見つけた。それもそれぞれ違う鳥だったので面白いとおもい、テトラポッドの色も面白かったので、絵にしてみようと思った。
描いた結果が次の図。左側が寂しかったので、昔の写真を引張りだし、羽根を拡げた鵜を付け加えた。テトラポッドの色はもっと拘りたかったが時間がなかった。
先生の講評は、描き加えた羽根を拡げた鵜が主役になり、視線の先が短いので、右側へ持っていき、それに伴いそれぞれの鳥の配置を考えること、テトラポッド1個1個の色変化をもっと派手にせよ。 この指摘にも納得。
<水鳥たちは何を待つ>
ふじの時と同様に、なにかと組み合わせてこの絵を生かすことを考えた。今度はシンガポールのバードパーク土産の置物と組み合わせて写真を撮った。
それが以下の写真。
やはり置物が主役になって、視線の元が右側に下がったので、空間がおおきくなった。そして羽根を拡げた鵜が、置物の先走りする手下みたいでいい味を出している。
確かに、主役をちゃんと置くことが重要と思った。
<みんな揃ってランチに行こう>
点呼よし
みんな揃えば
ランチタイム
波も穏やか
さあでかけよう
2日目
この日は、1日目の講評とともに、写生に行ってからも一緒に描いている人達との雑談が多く進まなかった。
描こうと思った対象は樺太犬タロ・ジロの像。そして名古屋港ポートビル。前者は現地では基礎の色付けで終了。後者はまた写真。今回は前者も講評を伺うレベルに達しなかった。
そして次には先生が変わり講評をもらうことができないので、完成度をあげずに終えた。
(1)樺太犬タロ・ジロの像
タロ・ジロとともに、大きなスクリューが少し離れて、下の写真のように展示されていた。
この2つのものを私のイメージで組み合わせて描こうと思った。
描いた作品が下図。
大きなスクリューを像の後ろにこちらに向かせて配置した。
こう置くことで犬と機械の対比を描きたかった。それとともに狙ったのは、右側を現在の場所の雰囲気として、左側を南極の真っ白の状態にすること、当然犬もブロンズ色でなく、生きているときの黑い色となる。スクリューはピカピカに。
そんな感じの絵を将来考えてもいいなと思っている。
<スクリューよ 絆を切るな>
(2)名古屋港ポートビル
やはり名古屋港の象徴はポートビル。やはりそれにチャレンジしてみようとおもい、さがしたのがこの構図。前景に置いた錨との対比がいいなとおもった。
描き出してみるとやっぱりポートビルは難しい。それに対して錨は鎖と合わせてデフォルメして(寧ろ自然にデフォルメされて)描いてみると楽しくてちゃんとこちらが主題となって、それでいいとおもった。
将来 技術が向上したらもっとちゃんと書いてみたいと思う。
<ポートビルを繋ぎとめる錨>
テーマは名古屋港らしい風景。
1日目
現地について見回したら、名古屋らしいと言えばやっぱり南極観測船ふじでしょっということで、それを対象に描き時間内に半分ほどまで進めた。中途のものを先生に見せたら、その段階でふじばかり色をつけていたので、もっと全体を見てバランスよく配色せよとの指導がでた。
そして帰りに少し遠回りをして歩いたら、テトラポッドの上に水鳥が集まって留まっているのを見つけた。こちらは何枚か写真を撮って、家で絵にすることにした。
(1)南極観測船ふじ
これは一生懸命そこで見たままを表現しようとした。完成した絵を下記に示す。なお1日目の終わりの時に現地で先生に見せた時には船とその水面に写った影のみに色を付けていて、特に水面の影に拘っていた。そしたら、もっと全体にバランスよく色を付けていきなさいと指導された。
確かに家で全体に配色していくと、空のブルー、海のブルーと船の色合いの組み合わせがむずかしかった。そして橋もブルー。
爽やかな五月晴れに、凪いだ水面の雰囲気はあるがやや大人しくなりすぎた。
<五月晴れにくつろぐふじ>
先生の講評もそういった感じで、アピールする絵にするならば、きれいな船の他になにかドキッとくるものが欲しいとのことだった。
その例として、ブルーの橋の色変化に拘るとか、形をデフォルメする手があると提案され、なるほどと思った。
私は写真という表現も持っているのだから、さしあたってそれを使ってこれをパンチのある二次元表現にすることを考えた。
そしてフロリダのシーワールド土産のシャチの置物と組み合わせて、撮影したものが下記の写真。絵の上に置物をおいて斜めに撮っているので、上下方向にはひしゃげるけれども、それほど違和感はない。
名古屋の水族館にはシャチがいるので、それが骨休めに港で遊んでいるというイメージにした。
確かに船以外に強い自己主張を持つものを配置することで、パンチのきいた2次元の表現となる。
<南極へいこうよ>
骨休めに
水族館を
抜け出せば
南極行こうと
ふじが誘うよ
(2)テトラポッドの水鳥たち
前述のように、ほとんど水没しているテトラポッドの上に水鳥が留まっているのを見つけた。それもそれぞれ違う鳥だったので面白いとおもい、テトラポッドの色も面白かったので、絵にしてみようと思った。
描いた結果が次の図。左側が寂しかったので、昔の写真を引張りだし、羽根を拡げた鵜を付け加えた。テトラポッドの色はもっと拘りたかったが時間がなかった。
先生の講評は、描き加えた羽根を拡げた鵜が主役になり、視線の先が短いので、右側へ持っていき、それに伴いそれぞれの鳥の配置を考えること、テトラポッド1個1個の色変化をもっと派手にせよ。 この指摘にも納得。
<水鳥たちは何を待つ>
ふじの時と同様に、なにかと組み合わせてこの絵を生かすことを考えた。今度はシンガポールのバードパーク土産の置物と組み合わせて写真を撮った。
それが以下の写真。
やはり置物が主役になって、視線の元が右側に下がったので、空間がおおきくなった。そして羽根を拡げた鵜が、置物の先走りする手下みたいでいい味を出している。
確かに、主役をちゃんと置くことが重要と思った。
<みんな揃ってランチに行こう>
点呼よし
みんな揃えば
ランチタイム
波も穏やか
さあでかけよう
2日目
この日は、1日目の講評とともに、写生に行ってからも一緒に描いている人達との雑談が多く進まなかった。
描こうと思った対象は樺太犬タロ・ジロの像。そして名古屋港ポートビル。前者は現地では基礎の色付けで終了。後者はまた写真。今回は前者も講評を伺うレベルに達しなかった。
そして次には先生が変わり講評をもらうことができないので、完成度をあげずに終えた。
(1)樺太犬タロ・ジロの像
タロ・ジロとともに、大きなスクリューが少し離れて、下の写真のように展示されていた。
この2つのものを私のイメージで組み合わせて描こうと思った。
描いた作品が下図。
大きなスクリューを像の後ろにこちらに向かせて配置した。
こう置くことで犬と機械の対比を描きたかった。それとともに狙ったのは、右側を現在の場所の雰囲気として、左側を南極の真っ白の状態にすること、当然犬もブロンズ色でなく、生きているときの黑い色となる。スクリューはピカピカに。
そんな感じの絵を将来考えてもいいなと思っている。
<スクリューよ 絆を切るな>
(2)名古屋港ポートビル
やはり名古屋港の象徴はポートビル。やはりそれにチャレンジしてみようとおもい、さがしたのがこの構図。前景に置いた錨との対比がいいなとおもった。
描き出してみるとやっぱりポートビルは難しい。それに対して錨は鎖と合わせてデフォルメして(寧ろ自然にデフォルメされて)描いてみると楽しくてちゃんとこちらが主題となって、それでいいとおもった。
将来 技術が向上したらもっとちゃんと書いてみたいと思う。
<ポートビルを繋ぎとめる錨>
写生している人は大阪市内でも見かけます。中央公会堂が人気です。
愛知県は線状降水帯が出て、大変なところがありましたね。私のいるところはちょっと強く降った程度でした。
私が聴いたのは2018年12月 ヤルヴィとのバイオリン協奏曲でした。
バイオリンを弾かない時は振り返ってオケを見渡してとっても貫禄が在りました。
今回の線状降水帯、愛知は東のほうがひどかったようです。私の所は高台ですが、貯水池が満杯になりました。
ご存じと思いますがこの子らは、以前は東京タワーの足元に居たのですが、
港区のほうが大勢に見てもらえてよかったかな、と思いましたが今、のんびりくつろぐもまたいいのかと思いました。。
パステル画いいですね、色も柔らかくてなごみます。🎨
突然のコメントで失礼いたしました。!(^^)!
タロとジロはセットにすべきと思いますが、タロのはく製は札幌、ジロのはく製は東京にあるようですね。
ここのタロジロの彫刻は、水族館・ふじ・ポートビルをつなぐ港のメインストリートにあって、多くの人の目にとまると思います。
幼児が使うパステルではなく、硬い粉が出るパステルですが、指で粉を伸ばしたりするので、なかなか面白いです。