絵画のクラブでは先生にお願いして、9月そして10月に各1回ずつモデルさんを呼びデッサン会を開くこととした。
1.9月デッサン会
9月の1回目、私達10数名がモデルが座る設定場所を中心とする半周状に席を作った。
そしてまずは、先生の基本的な指導。下記の絵を描いて、以下のポイントを述べた。
・光が入る方向を確認すること。
・光が入ってくるほうが明るい。そして輪郭や目などのポイントもくっきりと描く。影はその逆。
・影は遠くは硬い鉛筆(2H等)、近くは柔らかい鉛筆(2Bや4Bなど)で描く。
・座っている場合一般に、光のあたっている顔の部分は明るく、胸の上は明るく下のほうは暗くなる。大腿部は上を向いているので明るく、下腿部は光に当たらないので暗くなる。
・顔はちゃんと描けなければさしあたって、描きたい顔でいい。
(これで、女性たちは漫画やイラストの顔になった。)
9月の1回目、私達10数名がモデルが座る設定場所を中心とする半周状に席を作った。
そしてまずは、先生の基本的な指導。下記の絵を描いて、以下のポイントを述べた。
・光が入る方向を確認すること。
・光が入ってくるほうが明るい。そして輪郭や目などのポイントもくっきりと描く。影はその逆。
・影は遠くは硬い鉛筆(2H等)、近くは柔らかい鉛筆(2Bや4Bなど)で描く。
・座っている場合一般に、光のあたっている顔の部分は明るく、胸の上は明るく下のほうは暗くなる。大腿部は上を向いているので明るく、下腿部は光に当たらないので暗くなる。
・顔はちゃんと描けなければさしあたって、描きたい顔でいい。
(これで、女性たちは漫画やイラストの顔になった。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/80/839f0cf99743ea69e72513ec6c4eb197.jpg)
先生が黒板に描いたサンプル
そこにモデルが入ってくる。背が高く美人ではないが雰囲気のある女性だ。ラフな格好のパンツ姿で、私はそれをそのまま描きたいとおもった。でも彼女は2着を、白系のものとやや派手目のもの、準備していてどちらかということで白系のものが選ばれた。
モデルさんの条件は残念ながら撮影禁止。後で色を付けたり写真を元に他の方向から描くといったことができないのは残念。
20分じっと同一姿勢を保ち、5分休憩を繰り返す。この5分の間に先生が廻り指導していく。全体で2時間半。先生がモデルさんと話して、姿勢を決めた。最初の20分が終わった後、モデルさんは足元、手の接触位置、腰の接触位置などにテープを貼って位置決めを確認した。服の皺の状況も確認し席をたった。
次に座った時は、以前の状況を再現していたのでさすがと思った。なお、20分の間、こちらに刺激的な動きがあったとしても視線が動くだけでほぼ動かなかったのはさすがだった。ただちょっと以前のモデルとちょっと違うなと思ったのが、休憩時間に私達の作品に興味を持って歩き回ったこと。その興味の持ち方が絵を描くほうじゃないかと思わせた。
それで第1回目の作品が下に示す。この時に失敗したなと後でおもったのは、モデルへの光。窓際で後をシェードで覆い、部屋の天井ライトの状態で、絵を描いた。そのため光の方向が上からでぼんやりしてしまった。
20分じっと同一姿勢を保ち、5分休憩を繰り返す。この5分の間に先生が廻り指導していく。全体で2時間半。先生がモデルさんと話して、姿勢を決めた。最初の20分が終わった後、モデルさんは足元、手の接触位置、腰の接触位置などにテープを貼って位置決めを確認した。服の皺の状況も確認し席をたった。
次に座った時は、以前の状況を再現していたのでさすがと思った。なお、20分の間、こちらに刺激的な動きがあったとしても視線が動くだけでほぼ動かなかったのはさすがだった。ただちょっと以前のモデルとちょっと違うなと思ったのが、休憩時間に私達の作品に興味を持って歩き回ったこと。その興味の持ち方が絵を描くほうじゃないかと思わせた。
それで第1回目の作品が下に示す。この時に失敗したなと後でおもったのは、モデルへの光。窓際で後をシェードで覆い、部屋の天井ライトの状態で、絵を描いた。そのため光の方向が上からでぼんやりしてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/f1/a16668eb4fb44a1738a7cb7982bd25d9.jpg)
第1回作品
描いたポイントは以下のとおり。
・落とした右肩と手がが力強かったので、それをちゃんと描こうとした。
・上からの蛍光灯ライトで、影が曖昧だったが、上から光を意識して影を作った。
・首回りと腕の先がレースで、素材の違いを見せるように描いた。
本当は脚の先まで描くつもりだった。しかし水平にスケッチブックを置いて描くと、脚のほうが寸詰まりに小さくなる状況で、先生のほうから止められ、脚は途中で切ってしまうように、全体のバランスを変えた。そして時々スケッチブックをたててモデルと比較するように指導を受けた。
写真が撮れなかったので、他の人を参考に描いたのが次の絵。彼の場所から見ていて、その記憶で描いているが、やはり参考にした人の絵の影響を強く受ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/9f/50d6bf76eeb0e60e9a138a0f964d06b8.jpg)
他メンバーの絵を参考に描いた作品
2.10月デッサン会
9月の光のあて方の失敗の経験から、窓を横にしてモデルに座ってもらい、左半身に窓からの外光があたるようにした。上の蛍光灯はつけるがはるかに外光のほうが強い。
モデルさんは今回は、自分はアーチストであることを誇示するような服装で現れた。前回のこともあり、もうこれは、先生が友人の画家に頼んだに違いないとおもった。帰ってからチェックしたらやっぱりそうだった。
今度着ていた服もそのまま描きたいとおもったが、彼女のほうから持参のチャイナドレス一択。チャイナドレスを着た人を近くで見たのは実は初めて。横から見るとなかなかドキッとした体験であった。
モデルさんの今度の姿勢は、椅子ではなく机に軽く腰を預ける状態。私は左右の光の状況を描きたかったので、正面から描くこととした。
描いたポイントは以下の通り。
・光の入り方がはっきりしていたので、左右の光の濃淡、そして上半身からの下半身の影の状況を描く。
・腰を軽くひねっている所が魅力的だったのでそれをアピールする。
・鉛筆の使い分けに慣れる。(濃淡の付け方)
下記が作品。こんども下半身の寸詰まりに気付いて、つま先を紙の外側に出してしまった。でも上記の左右上下の影の付け方はかなりうまくいったと思う。
先生の講評では、正面から描くのは立体感をつけるのが難しいが、この絵ではちゃんと腰が引かれ膝が前に出ている雰囲気がでていて成功とのことであった。
・光の入り方がはっきりしていたので、左右の光の濃淡、そして上半身からの下半身の影の状況を描く。
・腰を軽くひねっている所が魅力的だったのでそれをアピールする。
・鉛筆の使い分けに慣れる。(濃淡の付け方)
下記が作品。こんども下半身の寸詰まりに気付いて、つま先を紙の外側に出してしまった。でも上記の左右上下の影の付け方はかなりうまくいったと思う。
先生の講評では、正面から描くのは立体感をつけるのが難しいが、この絵ではちゃんと腰が引かれ膝が前に出ている雰囲気がでていて成功とのことであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/34/3bd34ba79da3680989cdb29e3f18aec8.jpg)
第2回作品
顔が小さくなっているのと表情は、暫く前に観た舟越桂の影響かもしれない。
服にスリットのある側面も描きたいと思ったので、前回と同様に人が描いた絵と短時間観察したことをもとに、描いたのが次の2点。やっぱり参考作品に引っ張られるが、いい経験になった。
服にスリットのある側面も描きたいと思ったので、前回と同様に人が描いた絵と短時間観察したことをもとに、描いたのが次の2点。やっぱり参考作品に引っ張られるが、いい経験になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/43/1064a98117a5a855bd2179cec4275c01.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4e/d74b4ecbbe9e0404701d23ad7bba9cf8.jpg)
他メンバーの絵を参考に描いた作品
まとめ
今回は人物の描き方の基本の講義も受けずに、いきなりモデルということで大丈夫かなと思っていた。でもモデルさんが魅力的だったことで皆が楽しんで描くことができてよかった。そして先生のチェックがいいから、皆うまくなっている。確かに対象が魅力的なら、あたって砕ける式にいきなり描きだすというのもありかもしれない。
光の影響がくっきりしている条件なら、身体の影の状況や明暗部の線の強さの違いなどの状況に関わる一般的ルールの妥当性がなるほどと理解できてよかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます