寓居日記

毎日、何かが起きます。
どう思うか、
何を考えたか。
しっかりと自分を見つめて書いていきます。

イカ

2006-06-05 18:31:00 | 日記
夏のイカの季節になりました。
この時期のイカは、軟らかいです。
刺身を作るために、皮を剥くのは少し他の季節のイカより、難しいのですが、食べたときには軟らかくておいしいです。

今日は刺身にせず、煮つけを作りました。
イカの、内臓を煮汁のベースにしてそれに醤油を加えて煮付けるのです。

見かけは少し悪いのですが、食べてみるとおしょうゆだけで煮付けたものとは格段の味の違いがあると思います。

昨年亡くなった高校時代からの友人のことを思いながら料理していました。

彼は、この季節毎年、イカを一箱我が家まで持ってきてくれていたのです。

私は、彼と一緒に高校の同期会の幹事として動いていたのですが、実際には彼がほとんどの部分がんばっていてくれていたのです。
それなのに、私ががんばってくれていて、助かると言ってくれていました。
私のほうこそ、たくさんの元気を車ですれ違うたびにもらっていたのです。
それなのに私ごときにまで、気を使っていてくれたのです。

商売上、たくさんイカを仕入れたから、安かったよと言って持ってきてくれていました。
にこやかな笑顔、そして忙しそうにせかせかしながらイカを置いていってくれてました。

その彼が、亡くなって早9ヶ月になろうとしています。
彼の経営していた、食堂の配達の車を見かけると、やっぱり運転している人を確認してしまう。
もしかして・・・・と。

彼が亡くなったことを納得しているはずなのに、そんな風に思ってしまう。

あなたは、心の中に、いつもいますよ。

年齢を重ねるということは、こんな風に心の中にいつもいる人が増えていくことなんですね。

コメント
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