ついにキレた

あ～、今まで我慢してたのに、
ついにキレてしまった。

父はここ少しばかり風邪気味なのだ。
それで、多少熱が上がったり、
すこしばかり、咳が出たりしてるのだ。

それで、
私の顔を見ると、
具合の悪い話ばかりしているのだ。
我慢して聞いてるふりをしてたけど、
ついに、我慢しきれず、

私の顔を見るとすぐ、
具合の悪い話ばかりするな！って言ったのだ。

具合が悪いから仕方ないと父が言う。

言ったからといって、具合は良くならないと私。
これ以上言ったら、もっとひどいことを年寄りに言いそうなので、
ストップする。


聞かされる方はうっとおしいだけ。
私だって、高齢者にだいぶ近い。
具合の悪い日だってあるけど、
誰にも言わない。
良くなるわけじゃないし、
聞かされた方だって、良い気分にはならないだろうと思って。

甘えるな。
その部分は自分で引き受けなくちゃと思っている。
高齢になり、父はがまんができなくなっているのだ。

父だって、
母が、猛烈な後ろ向きなものの考え方の人で、
悩まされていたのだ。
具合が悪いとか、人の悪口とか、あまり聞きたくないことを、
沢山聞かされてたのだ。
それなのに、同じことをしている。

あ～、先が思いやられる。
物わかりのいい父なので、そちらだけを見るように努力しよう。
もう、
父には、学習能力は無いのだから。