毎日が休養日が一年以上続いている。 一匹のマダニに、こんなにも苦しめられようとは思いもしなかった。
テレビも見ず、奥様の報告と少しばかりの読書の毎日である。 しかし不思議と、そんな状態のほうが世の中がよく見えることがある。 世の中オリンピックに明け暮れていたが、近代オリンピックそのそもは、戦争で明け暮れする世の中を少しでも変えようと、クーベルタン伯爵が初めたと、小学校で学んだ記憶がある。 世の中はその逆方向に向かっているようである。 「核兵器の先制攻撃はしない方針」をオバマ大統領がちらつかせると、次回オリンピック開催国の安倍総理はイチャモンをつけた。
いやはや、世界でただ一つの被爆国の総理の発言なのである。 ただただ呆れるばかりである。 自らも核兵器のスイッチをその手に持ちたいのであろう。 変なパホーマンスの為にリオまでお出かけしたようである。 マリオの変装や、ドラえもんの力を借りての演出であったらしいが、天下の総理大臣のすることかとあきれてしまった。
SUMAPの騒動も何処かねじれている。 個人的にマネージャーとのつながりを切りたくない人情はわかるが、マネージャーも企業内の給料泥棒であって、ボランティアではない。 大人になり切れない中年を迎える男の決断としては、情けないかぎりである。
「国民総活躍」等と掛け声は良いが、誰が子どもを生み、育て、その生活基盤を誰が支えるのか・・・・・。 そんな基本が見えてこない政策は、いずれ破綻する。 資本家の労働量不足を補う為に、幼い婦女子まで労働に駆り出した、明治時代の再来を思わせる政策に他ならない。 ゆとりある生活のために、いま何をすべきかが見えて来ない政策ばかりである。 そんな掛け声や、キャッチフレーズに乗っかった若者たちの行く末は、経済侵略による国際摩擦と、武力衝突しか布団の上からは見えてこない。