無理が通れば・・・・・・。

映画祭の疲労が、癒えないまま日帰り旅行へ出かけた。　片道１６５キロメートル、往復３３０キロメートル。　強行日程である。　夫婦で訪れたのは何年振りか忘れてしまった。　さてその地は、・・・・・・・・・。

この写真一枚で、「松江」であることをお分かりの方は歴史通である。　あるいは文化人とも言えよう。

松平不昧（ふまい）でお馴染みの地である。　と共に、小泉八雲の本籍地である。　ハーンは、小泉家の養子となり、帰化した。　ところでこの島は「嫁が島」。　この左の海岸から見る夕日は、「日本三大夕日」と知られている。　夕日が落ちるその右に出雲大社が鎮座している。

さて話を戻すと、松江まで来た訳は、狂言を見に来たのだ。　イエッツの書いた「猫と月」、八雲の書いた童話、「ちんちん古袴」を狂言仕立てにされた物、今一つは、古典「蟹が沢」の三つ。　たかだか、狂言見物に松江まで・・・・。　物好きは承知なのです。　長年の奥様孝行の不義理を果たす為に・・・・・・。

国宝になった松江城。　登ってきました。

城、最上階から北東に見える嵩山(だけさん)　八雲の作品にも登場する松江市民が愛する山である。　また東には、

因幡の大仙が山頂に雪をかぶり望まれる。　役の行者縁の修験道の山である。　八雲縁の邸宅等めぐりめぐってたどり着いたのが、こちら・・・・・・・

松平不昧公縁の茶室　「明々庵」である。　この隣の邸宅で抹茶を戴くこととしたが、取り込み中であった。　松江の　松浦 正敬 市長が、新年の市民への挨拶の写真撮影中であった。　その座敷の傍らで、小さくなってお茶を戴いていたところ。接待の奥さまが、「不昧公」の話をされるので、ついつい広島の「上田 宗箇（うえだ そうこ）」が、同級生であることを話したら、急に親しくしていただき、我が家の奥さまが「記念に市長さんと写真を」と言ったところ、快く応じていただいた。

なんとこの市長さん、故鳩山邦夫と東大で同級生、首席で卒業後お役所勤めの後、市長に成られたそうである。　なんと気さくな市長で軽四の助手席が公用車だそうである。　六期連続でお勤めだそうだ。

このお人柄、・・・・・納得。　東京や、広島にこんなトップが欲しいものだとつくづく思っている。

 

この世界の片隅で・・・・。

昨年度の広島国際エイガフェスティバル最優秀賞の「この世界の片隅で」が、オープニング上映された。　バリア・フリー版である。　視覚障害者向けに再編集されたものが上映された。　開会式に先立ち、ホールを散策していると、こんなものに出会った。　

よく見ると、このアニメーションで出てくる「北条　すず」と「憲兵が」着ていた衣装である。　この衣装この映画に出演した　栩野　幸知　(Yukitomo　Tochino)氏が、染物から自ら手がけて作られたそうである。　　もんぺ姿の「すず」の胸に名札があり、そこには姓名、住所、血液型が記入してある。　漫画や、この映画をごらんになった皆さん、「北条すす」の血液型は何型だと思われますか。　最初映画を見た時から、私は「すず」はB型だと思っていました。　どこか天然なところがそう思わせたのです。　この衣装の製作者も同じように思ったのでしょう。　しきりに感心していると、作者が声をかけてくれました。　そこでこのフェスティバルの実行委員長「部谷　京子　(Kyouko Heya)」さんとのツウショットをお願いしたら、マスコミに横取りされました。

後ろに写っているミニチィアの北条家の家も彼の作品です。　では、B型の証拠写真を

「北条すず」の声を担当した女優「のん」は、アカデミー主演女優賞をこの作品で受賞したことは皆さんよくご存知でしょう。

明日元気があれば詳しく書きたいと思います。

 

 

 

広島国際映画フェスティバルの疲れから抜け出せていません

疲れからくる、下痢や痛みがひどく体を休めています。　回復しましたら、報告します。

ただいま夕食が終わりました

本日の経過は、明日ゆっくり報告します。　以上。」

予定変更

本日は、早朝から広島市内に出かける予定にしていたが、雨の為古本屋訪問は中止。　国際映画フェスティバルのみ参加することにした。　お昼過ぎに出かける。

昨夜は寝込みに、奥様からの携帯電話で起こされて、その後深夜まで眠れなかった。　末っ子は困ったものである。　気が利かない、甘え方を知らない。　考えてみると納得できる環境で育っている。　両親は目に入れても痛くないくらい可愛がり、上の兄弟は見かねて手を貸す。　昨夜の奥様は典型的末っ子精神丸出しの状態であった。　電話の内容は、布団に入り寝ようとしたとき、箪笥の角で頭をぶっつけたそうだ。　大きなたんこぶが出来て、明日の朝起きたら死んでいるかもしれないとの事。　冗談も程ほどにして欲しいが、私が二階から降りていくまでしつこく電話されてはかなわない。

降りてみると瘤を触ってみてくれと言う。　馬鹿馬鹿しくなって二階に引返した。　それからが眠れなくなり深夜二時過ぎにやっと・・・・・・。　早朝五時半、又もや奥様から携帯に電話。　何とか生きているとの事。　死ぬわけも無いことで甘えてみるのである。　甘え下手の典型的形である。　おかげで私は寝不足。　深夜からの雨で予定を変更したから良いが、・・・・・。　あわや、夫婦喧嘩の切っ掛けに・・・・。　久しぶりの広島の中心街、楽しんでこよう。