藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

福島再建政権を誕生させよう。

2012-11-28 13:28:58 | 社会・経済

「夢千代は、広島で胎内被曝し、病に冒されますが懸命に生きています。計り知れないほどの辛さと、悲しみを知っている女性です。 私は夢千代のことをマリア様か、観音様のようにやさしい女性だと思っていました。でも演じていくうちに私の夢千代感は変わりました。夢千代は、自らの明日をも知れない命との戦いを、人にやさしくすることで奮い立たせていたのです。自分を助けるために人を助け、人を愛することで、自らの生を確かめていたのでした。そう感じた時、私は夢千代のことをいっそう好きになりました。夢千代は私にとって今でも、大切な女性です。」

(吉永小百合)

 今再び福島で、夢千代が生まれ様としている。

政治家は一度、チェリノブイリに行ってみることだ。視察と称し観光旅行をしてくれては困る。

そこに展開されている、原発事故の重大な現実を認識して欲しい。 NHKも、チェリノブイリの深刻な状況を、ニュースで軽く流したが、それ以上の報道をしなかった。何処からか、圧力でも掛かったのではなければ良いが、つい疑ってしまう。

現在の政治家に対する不信感がそうするのであろう。政治家の信頼回復は並の努力では回復されないであろう。特にこの処、胡散臭い集団の統合は、売れる看板を求めて、政治家自身の延命のための手段としか見え無い。

福島の原発事故処理のために、今後国家予算の幾年分が必要なのか、示して欲しものである。

東京電力にその能力などないのだから、早急に国有化する位の政策を示す政党が出てきて欲しい。

最早、脱原発ではなく福島再建政権の誕生こそ、必要なのではなかろうか。その為の国債をどの様に発行し、償還するのかその概略だけでも提示して欲しいものである。

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チェリノブイリから26年

2012-11-27 17:39:42 | インポート

福島の再建は、果たして出来るのか。11月24日版の週刊現代の見開き特集に、「チェルノブイリからの伝言」を読むと背筋が寒くなってくる。

事故発生から26年の歳月が過ぎた現場では、毎日3500人の人間が働き、廃炉作業を行っているが、世界中の最先端の技術をもってしても、この爆発した「原発」の解体は不可能で、尚且つ「封じ込めコンクリート」の維持さえ儘ならず、この建屋の上から巨大シェルターを建設しなければならない状態になっているのだそうである。このシェルターに1000億円の巨費が必要で、ヨーロッパ諸国が負担し、日本も40億円提供しているそうだ。では何故シェルターを作らなければ為らないかというと、100年後には放射能が半減期を向かえ、それまでには原発を解体する技術が開発されるであろうとの思惑があるからだそうである。

韓国は数年以内に、廃炉にしなければならない原発を数多く抱えており、この原発を利用して廃炉技術を確立するための国家指針を作り、官民上げて取り組むそうである。その技術が開発できれば、国際社会の中で韓国の独壇場部分が作り出せるからだそうだ。

この記事から知れてくるのは、福島原発事故は、収束したのではなく、幕の向こうに隠したに過ぎない。放射能の除染など絵空事だそうである。福島の山々は、今後1000年に及ぶ間、きのこの採取や、牛の放牧など一切不可能なのだ。

政権交代した政党が、この現実と真実を国民に、どの様に伝えてくるのか。今後の対応、廃炉に向けての方法、その技術的課題の説明を果たしてくれるのか疑問である。ましてやこの3年間に新たに始動した原発は1基も無く、全て自民党政権下で計画され、作られた物である。安部自民党党首、野田民主党党首を始め、各政党の党首にその責任をどの様に感じておられますかと、直接お聞きしてみたい。

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キューポラのある町から50年

2012-11-26 15:39:45 | インポート

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 「キュウポラのある町」を見てから50年。

今回は、「北のカナリアたち」を見て、5日目。突然の痙攣と呼吸困難で50年ぶりに救急車のお世話になった。

50年前も、「キュウポラのある町」を見て一ヵ月後、朝礼で倒れ、広島大学病院に救急車で運ばれ、そのまま入院した。今回は入院には至らなかったが、今朝体調不良の為、外来で再検査した。昨日異常なかった白血球が、正常値の2倍に30時間で増殖していた。原因は不明である。入院用空きベットがない。原因追求の為の検査を外来ですることになり、自宅で絶対安静を条件に帰宅した。他の病院を紹介するといわれたが、何故か他の病院での受診が大変であろう事が予想できたからだ。今まで十年間の記録がある病院と、新しく全ての検査をしなくてはならないのでは、体への負担が大きく違う。

それにしても不思議である。「北の零年」の後には、「黄斑膜円欠」で緊急手術。遡れば、「夢千代日記」の後に、のう胞腎の悪化で手術。不思議なめぐり合わせである。

不思議な事は、いずれの時も「最悪の状態」と言われたが、なのに奇跡的な回復をした。どうも「サユリスト」の私は、彼女の映画を見ると、心洗われ免疫力が向上するようである。

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眠れない夜

2012-11-24 05:03:41 | 社会・経済

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 昨日昼食後、妻が問いかけてきた。

私が、映画「北のカナリヤたち」を見に行ったのに何も語らないのが、気になっていたらしい。我妻は、難聴になり、というより若い時から少し難聴であった。今年夏、手術を受けたが、結果的には満足できなかったようである。若く、体力のある時期にすべきであったが、私の意見など聞いてくれなかった。この所、仕事上不便を感じてきたらしく、今回は手術を受けてくれたが、年齢的に劇的な回復は期待していなかった。妻は余り映画を見ない。昨日までその原因に気付いて遣れなかった事が残念である。この40幾年は、何であったのか自らの人生を問い直した。

「どんな映画だったか」昼食が終わると映画の感想を聴いてきた。人間の原点、「生と死」「愛と憎悪」「若さと老い」将に「不条理」の世界を描いた作品であった。熱く語る私に、半部あきれたように聞き入っていたが、吉永小百合の映画であるから私が熱く語るのではなく、この作品の意図する所を感じたらしい。「大きな音で音声が流されるのか」と問いかけてきた時、過古に夫婦で2度映画に行ったが、2度とも妻は寝てしなった事を思い出した。「妻は映画の音声が聞き取れていなかった為に、寝入ってしまっていたのだと」この問いで始めて気付いた。

映画の解説を、2時間に亘ってしている自分に気付き、今まで妻の耳が、聞えてない事の不自由さに気付いてやれなかった自分の至らなさに、自ら腹立たしく悲しく、眠れる事が出来ず、封印するはずであった、「愛と死をみつめて」のDVDの封を切って、昨夜十時から、今朝4時まで繰り返し、涙を流しながら見てしまった。昭和39年のこの作品は、私も「再生不良性貧血(白血病の一種)」の闘病中に見た映画である。この映画を見に行った「きっかけ」は、「思い出の中にしまいあの世まで持っていく」、その思いが、このDVDの封を切らずに、永久保存したい原因であったが、今日の自分が存在する心を作り上げて頂いた、全ての人達に感謝しながら、残りの人生を生きるために封を切り思い切り涙を流し若日の自分と向き合い繰り返し見てしまった。

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経済の建て直しは、安部晋三には出来ない。

2012-11-22 05:42:17 | 社会・経済

安部晋三自民党総裁も、パンドラの箱を空けてしまった。日本銀行法を改正し、政府の管理下に置くという。戦前の軍国時代の再来である。戦費を賄うため、国債を多発し、国民に多大な犠牲を強いた過去の教訓を、彼は知らないのだろうか。不勉強はなはだしい。国債で、市場のお金を巻き上げ戦費に投入、市民には増刷された紙幣が垂れ流された。終戦と共に国債は紙くずになり、市民生活は貧困を極めた。国民の血を吐いての努力で、国の再建を果たしたが、それは自民党の政策に拠るものではない。経団連などの努力により齎された繁栄を、自民党の政策でなされたように国民は思わされたのだ。ソニー、ナショナル、サンヨー等の電気メーカーに始まり、造船、自動車、等々自らの努力で戦後を生き抜き繁栄を築き上げた。その最前線には、低賃金の労働戦士が、それを支えた。その努力に対し、一部経営者は応える由り事により、事業の世界戦略を立てて、今日の繁栄を齎したのだ。決して自民党政治の力ではない。自民党は、そうした企業に媚を売り、政治資金を懐にして来た。企業の下請け政策を実行すればそれでよかった。しかし今日の世界情勢はそれを許さない。国際的トップの技術が詰め込まれたカバンを持って、今こそ政治家が、国際社会にセールスマンとして、活動する時が来たのだ。その中には、「非核社会の構築」「非戦論」「地球資源の共有化」「脱原発」等々の政策を背中に背負ってのトップ外交である。 

「国会答弁など副総理が代行すればよい。」

日本の総理は常に国際社会に対する、トップセールスマンであってほしい。

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