昨日以来の大雨警報が、午後6時解除された。 その割には、静かだ。 小鳥の囀りも聞こえてこない。 静かに夜を迎えている。 我が家の奥様は、浅田次郎に感化されたようである。 夜中に目覚めトイレに行くと、奥様の部屋は煌々と明かりが点り、読書に・・・・・。 そんな状態が三日も続いている。 読書感想を一々私に報告してくる。 我が家では、同じ屋根の下に私以外に居ないので仕方ないのだが、私は今プラトンに興味がありお付き合いしている暇がないのだが・・・・・。 そう言えば角が立つ、無視すると余計角が立つ。 こんな時は・・・・。 あー、神様こんな時は・・・・・。
午後二時、天気が打って変って日がさしてきた。 午前中の雨が嘘のような天気である。 谷間の左右の森から一斉に鳥のさえづりが聞こえて来始めた。 山鳩の「ででぽー」 「天辺駆けたか」不如帰。 鶯も負けてはいないで啼いている。 隣の庭では雀のグループが、晴れ間を狙っての餌あさり。賑やかである。 ヒヨドリも子育てを始めたのか、春先とは違い単独で行動し、我が家の黒金持ちを占領しあたりを制圧している。 山雀が珍しく金柑の木で、虫を探している。 アゲハチョウの幼虫が昨日見えたが果たして逃げ切れるだろうか。 ツグミの集団行動が無くなり、単体で隣家の糸杉の天辺でこちらを覗っているようだ。 雨上りの庭先は賑やかである。 何時も、カラスが陣取る電柱の天辺に見慣れない鳥の姿を見つけ、双眼鏡でのぞくと「ハヤブサ」らしい姿であった。 カメラを取り出すと電池切れ…残念。 ツバメが見えないのは非難したのだろうと合点した。 しかしながら今夜夜半から再び集中豪雨が来るらしい。 梅雨明け宣言は遅れそうである。
並みの雨脚ではない。 午前九時、急に雨脚が激しくなった。 奥様は早朝のお散歩のはず。 携帯に電話するも出ない。 三度目でやっと出た。 傘も役に立たないそうである。 迎えに行こうかと尋ねると、すでに全身ずぶ濡れだそうである。 待つ事二十分、お帰りになった。 全身ずぶ濡れだそうである。 そうであろう。 窓を開けていると、網戸越しに降る雨が網戸で霧になり、部屋の床がずぶ濡れである。 雑巾がけには良いとばかりにふき取ってみたが、窓を閉めると蒸し暑く寝ていても汗だくである。 雷も・・・・・。 年寄りが「雷が鳴ったら梅雨が明ける」と言っていたのを思いだし、 いよいよ猛暑が来るかと嫌になっている自分がそこにいた。
今年の梅雨は、広島県下では比較的に災害が少なく、国道191号線でがけ崩れがあり、高校教師が一人無くなった。 そして昨日、その復旧工事で今一人、鉄板に挟まり亡くなった。 適度に降る雨はロマンティックだが・・・・。 どうもこの頃の雨はそうは行かないらしい。
両極端時代のような気がする。 あほな総理の下、あほな国民が増えて、勝っても負けてもいか程も影響もないサッカーに、マスコミと若者が踊り狂い、深夜まで警察官まで動員され、無駄な税金の浪費である。 あー・・・・・、世も末である気がしてきた。
一昨日から、引き続いて「雨」。 早朝早く一時的に雨が止んだ。 ハシブトガラスが数匹で大声で啼いている。 晴れ間に餌あさりであろうか・・・・・。 昨日は今年初めて「カッコウ」の鳴き声が、雑木林から聞こえてきた。 いよいよ夏本番だ。 雨のために「痛み止め」の薬が効きにくい。 一日中ベッドの上でのた打ち回っていたが、「カッコウ」君の声に癒されていた。 百メートルほど離れた雑木林は、野鳥の楽園になっている。 例年はこの時期から「セミ」の声が占領するが、今年は少し遅い気がする。 それにしても不思議なのが、突然ツバメの姿が消えたことだ。 ベランダから西を見ると、国道191号線より西の空にはそれらしき姿が見えるが、不思議と我が家の地域では姿が見えない。 今一つ不思議なのが、今年は「カナヘビ(とかげ)」と、「青大将」の姿が度々見かけることだ。 特に野良猫が、「青大将」を咥えて我が家の駐車場で自慢げにしていることがあった。 野良猫君のお食事も今年はバラエティに富んでいそうである。 「はやくつゆがあけてほしーい」・・私の悲鳴である。
本日は病院診察日。 一昨年、五月八日から今日まで、幾日に成るのだろうか・・・・・。 一匹の「マダニ」での被害は、まだまだ続く様だ。 お昼寝中に、我が家の前の電線に、ツバメがづらり・・・・・、巣だった小燕を引き連れた家族なのか、それにしても二十匹近い。 「なみあみだぶーつ」・・・・ 「なみあみだぶーつ」・・・・・・・そう泣き声が聞こえてくる。 数が多いいのでにぎやかである。 ベットに寝たままで、お経を聞かせていただいている。
昼時間、妙に静かな中、燕の鳴き声だけが響いている。 子供の頃、年寄りが燕の鳴き声を、なにかに似ているように言っていたのだが思い出せない。