惚けが本格化

　昨夜寝る前に必ずやることが有った。　ベランダの窓を閉める事だ。　今朝目覚めて、カーテンを開けて「あんぐり」開いた口が閉まらなかった。　窓は開けっ放し・・・・・。　それでも朝まで熟睡したという事は、よほど暖かい状態だったのだろう。　風も吹かなかったようである。　それにしても真夏ならいざ知らず・・・・。　いよいよ惚けが本格化し始めたようである。　病院では、年齢よりも若ぶりだと持ち上げていただいているが、その実「惚け」は忍び足でやってきているようである。　あな恐ろしや・・・・・。　その内に帰宅の道順が解らなくなるのだろう。　持ち物に住所、氏名、電話番号を書いたものを付けておかないといけないようになった様だ。　他人に余分な手間を取らせないためにも、早急にやっておく事にしたが、かっこよくできる方法は無かろうかと、思案している。　学生ならば、「名札」と言う方法ががるが、一見売名行為に見えそうで・・・。　なんだか良い方法が見つかると商売に成りそうだ。　家族は携帯電話のＧＰＳ機能を使えば私の居所はしっかりわかるのだが、携帯電話を忘れて来た時が問題である。　携帯の地図には自宅を登録しているので、自分の石かがしっかりしていれば良いのだが、「惚けた時」が問題だ。　きっと形態の使用方法もちんぷんかんぷん。　三日間街中をさまよっていたなんてことが起こりそうである。　私は人間ＧＰＳと言われるくらい、道に迷わないのだが、惚けには勝てないはずだ。　本気で対策を立てておかなくてはならないと思い始めた。　先ずは鞄に名前と住所電話番号を書きこんでおこうと思う。　うー・・・・、真っ黒な鞄には書く所が無い。　白のマジックを手に入れて来なくては、・・・・。　また買い物に出かけなくてはならなくなった。　その内帰る家が解らなくなるのだろうか。

　追伸　書きたいことは、こんな事では無かったことを思い出した。　今朝、鶯が鳴いた。　今年初めての・・・・。初音である。　透き通った声が、団地の中を走って行った。　向かいの団地の桜が、一晩で満開。　春麗とはこの事だろう。

うっかりミス？ とうとう呆け始めた・・・・(涙・・・・・)

　十時から眼科検診。　先だって、大学病院で眼科検診の結果、黄斑膜の劣化が進み白内障も進んでいるので要注意だと診断汚受けた。　心不全が有る私が手術を受けるとショック死が起きる危険が無きにしも非ずだと脅された。　方法は、心臓の主治医の立会いの下での手術だそうである。　そこで、本日安佐市民病院での眼科検診となった訳だが、ここで「大へま」。　車を運転して病院へ行ってしまった。　途中のスーパー(24時間営業)へ、車を置いていくつもりが、受付を済ませて診察を受け始めて思い出した。　瞳を開く薬を入れて気が付いた。　そうだ…この後五時間は車の運転が出来ない・・・・・。　奥様に電話したら、奥様は家の鍵を持たずに散歩していたらしい。　大変だ・・・奥様は家に入れない・・・・家に入れないと私をサポートする手段が無くなる…うーむ・・・・それから数十分後、奥様から連絡、・・・・家の勝手口が開いていたそうである。　助かった(万歳)　平身低頭で病院にお詫びをして、午後五時までには車を回収しますとお断り。　今から回収に出かけてきます。

久しぶりの本通り

　日曜日、広島の中心地に久しぶりに出かけた。　お孫様のピアノ発表会、奥様と連れ立って本通り商店街を散策。　驚くなかれ、大きな本屋が三件あったが、全てへ閉店。　郊外店も次々にコンビニに変わっているので、本の購入はインターネット・・・・・。　立ち読みが出来ない・・・・、本が選べない・・・・・、図書館でのみ本が捜せる状態になってしまった。　さてさて、お孫様の発表会は、

三年生を終了、落ち着いた演奏を聞かせてくれた。　成長が早く爺婆はついていくのがやっこらせ。　昨日はケーキ八個強請られた。　母親の誕生日のサプライズに協力させられた。　何故か兄が私学の難関に合格してから俄然闘志が湧いたらしい。　猛勉強を始めたようだ。　第一志望が「広大附属」だそうだ。　あな恐ろしや・・・・。　望みはは高く永遠に・・・・、挑戦することが楽しいらしい。　茶道は「上田宗固」流をお始めになった。　女の子はパワフルだ・・・と感心している。

お彼岸

　昨夜来の雨である。　気温は高く20度は越えている。　桜のつぼみは膨らんでいるが、ピンクの花びらが、雨に躊躇したように開くことをやめているのが残念だ。　墓参りの準備は出来ているが、さて出かけた方が良いのか・・・・・。　迷っていおる自分がそこにある。　雨降りの日は、事故が多い。　特に視力が衰えてきた昨今、自重も身の為だ。　お昼からは、雨が上がりそうなので、出かける準備だけはしておくことにした。　片道30ｋｍ、一時間のドライブと成る。　嘗ては、田舎の典型的な地であったが、見渡す限り住宅地となった。　所謂、広島のベットタウンだ。　牛も馬ももう見る事は無い。　有るのは、ボートレース場・・・宮島の対岸である。　子供の頃には夏休みに泊まり込みで出かけて、田んぼを吹き渡ってくる風を楽しんだものだ。　昼間はトンボ、夜はホタル。　そんなものはもう居ない世界となった。　居るのは、人、人、そして犬と猫。　時々雀と燕位だ。　我が家の方が、自然が残っている。　今朝も早くから鹿が啼いていた。　そうそう、奥様が鹿の遺骸を見つけて来た。　立派な角が付いているが、熊にでも襲われたらしく、その頭以外の体部分の骨が見当たらない。　一か月くらい前、朝方鴉が一しきり騒いでいた。　それが二週間も続いていたが、おそらくその時、死骸の整理がされたのだろう。　見事に毛だけが、散乱していた。　なんだか儚き世の常を感じさせてくれる事件ではあった。

 

雨が降ります雨が降る・・・・・

　日曜日は、一日中強風。　それでも何だか春めいてきた感じだったが、夜半から雨に成り・・・・・・。　本日も雨。　こんな日が一番いやである。　気候の所為で痛みがひどくなったのか、はたまたからだの使い過ぎなのかが判別できなくなってくる。　それにしても、マダニ被害者には専門医がいないため、なかなか症状の改善が進まない。　手探り状態の治療が延々と続いている。　いささか嫌に成って来た・・・・・。　痛み止めも効きにくくなってきたのだが、変わりの痛みどめの薬が見つからない。　見つからないと言ううより、無いのだ。　そんなこんなで、本日もグデグデしている。　とろろ芋を擦り下ろし、出汁で味付けして、法蓮草を茹でて・・・。　後は適当に残り物で昼食・・・・と言う魂胆にして早々と準備万端だが、冷蔵庫を良く見ると「たこ焼き」が２パック残っていた。　忘れていた…お昼は急遽「たこ焼き」。　タッパーに移して、お好みソースを少し乗せ、ねぎのみじん切り、紅ショウガ、鰹節を載せてレンジで二分半加熱。　取り出してからマヨネーズを懸けて・・・・。これが堪らないのです。　とても六個大振り百円とは思えない美味しさと満足感なのだ。　昼が待ちどおしくなってきた。　減量との板挟み・・・・。