藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

物忘れ

2016-01-20 12:02:06 | 日記・エッセイ・コラム

  一昨年定年を迎えた奥さまの物忘れがひどくなった。 読んだ本の感想文を書いていても、読んだことを忘れていることがある。 この事はある程度理解できる。 深い興味から読むと忘れないが、そこにある本を手当たり次第読むと、読んだことさえ忘れてしまう様だ。

 日常生活でも同じことが起きているようである。 自分自身に動機づけが出来ていない行動には記憶が伴っていないようである。 国民背番号の書類が送ってきたが、どこにしまったのか思い出せなくて半日探しておられたが、寝床の枕元に置いてあったのを私が見つけた。 日常の生活に意識付けをしないと忘れてしまう年齢になってしまっている自分に気が付いていないようである。 

 私などは、工事日報を毎日記録してきたせいか、自分の行動を鮮明に記憶する癖がついている。 その分他のことを記憶しようとすると、関連した系列でしか記憶できない自分がそこに存在している。 この事を応用すれば記憶力が高まるのだが、そこまでやる気力がついてこない。年齢のせいであろうことは疑いの余地はない。     

 特にこの八か月間気力の減退に苦悩している。 それは「ライム病」の所為であることは疑いの余地はない。 神経系統のダメージの回復が遅れているようである。 高蛋白食事も飽きてきたようだ。 一昨日からチョコレートが手元から離せない。 いささか「糖分」の取りすぎだとは思うのだが・・・・・・。

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見かけなくなった凧揚げ

2016-01-19 15:57:29 | しごとの思い出

  ここ十年、子供の凧揚げを見かけなくなった。 もっとも凧揚げができる広場が広島にはなくなった。 河川敷は車が進入できない。 親子連れでの遊びの場で無くなっている。 行政の企画力の低下である。 市民生活の中での広場の確保ができていない。 

 町内の広場は、老人のゲイトボールと、何とかゴルフに占領されている。 小さい子供が走り回れる広場になっていない現状が、広島では存在している。 この状況は現市長になって以来、いよいよ鮮明になってきた。 都市計画を合理主義で押し切ろうとすると、都市が人間性を失う。 優しさがなくなるのだ。

 通産省出身の市長の合理主義が、「広島の文化」の否定になってきつつあることだけは事実である。道端の古い石の道標や、小さな水路に架かっていた石橋がいつの間にか無くなっている。 広島の歴史の風化である。 いつの日にか、原爆も風化の憂き目に会うのだろうか・・・・・。

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なんやかんやで八か月

2016-01-11 10:55:56 | 日記・エッセイ・コラム

 マダニに取りつかれて八か月。 なかなか完治に近づけない。 合成ペニシリン錠剤「サワシリン」という、それはそれは古い薬だけが効いてくれている。 しかしそれも後十日しか使用できないそうである。 病原菌が耐性を持つからだそうである。 この薬はかなり古い薬であるが、「ピロリ菌」に効果があるというので復活した薬だそうである。 この八か月、ベットと、台所と、時々スーパー、時々入院の生活である。 奥様のお供もできず、「ハーンの会」もご無沙汰である。 うつ病にならないのが不思議なほどの籠もりっ切った生活に、いささかうんざりであるが仕方がない。 運動不足のために、足の筋肉が無くなってきて、椅子に座るとお尻が痛い。 そんなこんなで、足の筋肉を鍛える方法を考えているがなかなか無い。

 奥様は本日も友人と山登り。 お昼までには帰ってきそうなので、「鯛めし」を作ってお待ちする予定である。 「なめこ汁」と、「鯛のアラと大根の煮物」・・・・・。 主夫もこれで気を使うのである。 高級品を出すと気を使われるし、「お茶漬け」だけというわけにもいかず、女性の食欲を満足させるのはなかなか難しいのだ。

 食後のお茶うけは・・・・・。 正月に頂いた「紅葉饅頭」。 お帰りまで寝ることとしよう。 

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進展しない

2016-01-08 20:41:31 | 日記・エッセイ・コラム

 なかなか検査結果が解らない。 培養検査が進展しない様である。 担当医師もイライラ。 それでも「ペニシリイン系」抗生物質が効いてきた。 「秋田県系」の「ライム病」に効くそうである。 「秋田犬ブーム」にのって病原菌が広島まで来たようである。 広島市の郊外では、空前の「秋田犬」の繁殖ブームで、遠く秋田県まで名犬を手に入れるべく出掛けておいでなのである。 当然いい物ばかりがやって来るものではない。 明治維新後、ペストや・・・・、それまで無かった伝染病がやってきたのと同じである。 それは国内で広がっている様である。

 朝鮮人慰安婦問題は、アメリカの鶴の一声で安倍政権はその存在を認めた。 結果、賠償しようと動き始めた。 占領軍は、嘗ての日本陸軍の悪行の資料を持っているから、「グーウ」の音も出ない様である。 じわじわと右翼化日本をアメリカは警戒し始めたようである。 地球の警察を自負するアメリカ。 自らも反省するが、正義感をなくさないところが面白い。(政治家が) 

 参議院選挙後の日本の所得格差は、これまでに経験したことの無い状態になるような気がしてならないのだが、どうであろうか。 地域格差はどうなるのだろうか。 バブルを演出しようとしても、ネタの無い状態に陥ったようである。 消費税の上乗せ程度では、景気の回復はないし、財政の健全化もできないことは明らかである。 「額に汗して働く国民」が、一番稼げる社会情勢をいかにして作るかだが、その政策を立案できる官僚が存在しない。 官僚など、額に汗して働く人間でないからである。 地域格差解消に資金を回すべし。 軍事費は・・・・?。 ミサイル・・・?、いささか自問自答の時代に突入したようである。

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寝正月

2016-01-04 13:22:23 | 日記・エッセイ・コラム

 人生初の寝正月。 おせちも作らず、初詣も行かず、ただただ寝るだけの寝正月であった。 こんな正月もまんざらではない気がする。 それでも懐からは、孫や甥姪のお年玉は出ていく。 新年早々忙しい懐ではあるが、「めでたさ」に免じてひもが緩んでしまった。 

 そんな中、二日に「広島県立美術館」に出かけてみた。 奥様の運転で・・・。 道中は皆様のご想像にお任せします。 葛飾北斎「富岳三十六景」浮世絵展である。 本物を見る機会が少ないのでこの機会は逃すまいと出かけた。

 

いささか疲れた。 展示数が多いのである。 北斎の「富士山」関係画が、これでもかといううほど展示されていた。  食事をして帰りたかったが、二日の広島町は静かで、シャッターが下りており早々に帰宅。 町内の年中無休のスーパーで、トロの巻きずしを購入この正月唯一の贅沢であった。 

 こんな正月の有って良いのだと、自分に言い聞かせた年初めである。

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