一昨年定年を迎えた奥さまの物忘れがひどくなった。 読んだ本の感想文を書いていても、読んだことを忘れていることがある。 この事はある程度理解できる。 深い興味から読むと忘れないが、そこにある本を手当たり次第読むと、読んだことさえ忘れてしまう様だ。
日常生活でも同じことが起きているようである。 自分自身に動機づけが出来ていない行動には記憶が伴っていないようである。 国民背番号の書類が送ってきたが、どこにしまったのか思い出せなくて半日探しておられたが、寝床の枕元に置いてあったのを私が見つけた。 日常の生活に意識付けをしないと忘れてしまう年齢になってしまっている自分に気が付いていないようである。
私などは、工事日報を毎日記録してきたせいか、自分の行動を鮮明に記憶する癖がついている。 その分他のことを記憶しようとすると、関連した系列でしか記憶できない自分がそこに存在している。 この事を応用すれば記憶力が高まるのだが、そこまでやる気力がついてこない。年齢のせいであろうことは疑いの余地はない。
特にこの八か月間気力の減退に苦悩している。 それは「ライム病」の所為であることは疑いの余地はない。 神経系統のダメージの回復が遅れているようである。 高蛋白食事も飽きてきたようだ。 一昨日からチョコレートが手元から離せない。 いささか「糖分」の取りすぎだとは思うのだが・・・・・・。