昨日の疲れから、先ほどやっと起き上がりました。昨日2件の「健康管理手帳」(石綿)の申請をし、その後、友和クリニックで市議会議員との、レクチャーの日時の打ち合わせ、その後広島市議会を訪れ、清水議員と面談、熱心にアスベスト問題に取り組まれている議員である。意見交換すること一時間、広島市が今後なすべき課題について、協議していく事で合意した。また一人、強い見方が出来たようである。夕食を済ませ、やっとブログの更新をと思った矢先、電話でT氏より「健康管理手帳」(石綿)手帳の交付が有ったよし、連絡を頂く。今日一日布団の中でインターネットで色々検索していて、実に広島に多くのアスベスト曝露企業が存在する事が、判明してきた。主なものは、まず自動車産業のマツダ。考えてみれば当然である。ブレーキ、クラッチ板、エンジンのガスケット、数知れづのアスベスト製品のオンパレードである。続いて、三菱重工広島造船所。エンジンルームの耐火構造にアスベストを使用。アスベスト曝露予測者として、事務職を含め全社員がその対象者である。早速同級生の、元三菱マンのN氏に電話し、退職時にアスベストの「健康管理手帳」(石綿)の申請について、会社から説明があったかどうか、聞いてみたがまったく無かったそうである。大手企業がこの様な状態であるから、中小企業が、定年退職者に対して情報を伝える事など所詮期待する方が、無理なのかも知れない。そうなると、市民の安全な生活を、保障すべき組織として、広島市という行政の役割が大きく成ってくる。まずは、広島市による、企業に対しての働きかけが必要であろう。目標は徐々に絞られてきた感がある。
人口大理石に、アスベストが使用されていた疑いがあり、色々捜索を続けていた。その過程で、思わぬ結果が現れた。しかも、広島市が自らネット上に、アスベスト使用工場を、二社把握し、その会社の解散時期や、処分解体工事等の記録を公表していた。以前から広島に万年パイプという会社が存在していた事は、私の記憶に有ったが、それがどこに存在したかについては、おぼろげな記憶しかなく、確証がほしく色々検索をした結果、会社名を思い出し、ウエッブ検索した所、その住所他の記録を見つけた。私の記憶が正しく、大洲小学校のすぐ近くに、存在したように思っていたが正にその記憶通りであった。そうすると、その隣は、大洲中学校であるから、子供たちと教職員は、小学校+中学校と合計9年間アスベスト粉塵を浴びていた公算が大きくなった。地元民はそのことについて、知っているのかどうか分からない。広島市として積極的にアプローチした形跡は無い。この問題は今後徹底的に追及していかなくてはならないと、一人闘志を燃やしている。
昨日は、アスベスト肺の診療日。友和クリニックに出かけた。今までに無い数の患者で、腰掛ける余地も無い。少し余裕が出来た頃、顔見知りの女性患者と、話になった。彼女は関西から泊り込みで治療に通っている。
世の中色々な疾病が存在する事を実感させられる女性で、彼女は関西の市役所に勤務する、手話通訳者です。手話通訳は、視覚が捕らえた情報を、頭脳で文字や言語に変換する作業で、その過程で脳に大きな負担がかかります。また、両手の酷使はもちろんです。一時代前、タイピストや、プログラマーが罹患した職病病と同じ症状が発症し、プラス、脳のホルモンバランスが崩れ、日常生活も大変な様子です。広島市役所にも、やはり同様の発症者がいることは、先日の調査で私は知っていましたが、お互いの健康状態の話題の中でアスベストの事が話の中心にとなり、ひと時やり取りしていましたが、突然一人の男性が、話の輪に加わってきて、数年前、佐伯区楽々園の市営住宅につながる、水道本管工事の際、アスベスト水道管を鋳鉄管に取り替えた工事に携わったとの事で、アスベスト管の危険性を今日まで知らなかったそうである。佐伯区楽々園は、広島市にとっては合併町村で、本来広島県佐伯郡五日市町楽々園である。やはり戦後急速に、市外地が拡大した地域で、インフラ整備が間に合わず、予算計上もままならない時期に、安価なアスベスト管での水道事業の拡大が行われたようである。これらのアスベスト管の耐用年数が問題で、早急な対応が広島市に求められている事は事実である。ある学者は、アスベスト水道管の普及に一つの関係が見られそうだとも言っている。アスベストが、水道に混入し、大腸壁を通り腹膜に付着し、腹膜の中皮腫や、大腸癌を発症させているのではないかというのである。けだし、アスベスト水道管の普及と共に大腸癌の発生とが何らかの因果関係が存在しそうであるというのである。いずれにしても、アスベスト水道管が、人体に対しよいはずも無く、早急に国は対応すべきであろうと思う。因みに、アスベスト水道管がもっとも多く使用されている都府県は、東京都である。東京都の、戦後の人口爆発に対し、水道事業は、安価なアスベスト管で対応していった。理由の一つに、大口径の物が作れた事がその理由の一つであるらしい。その時代には、その時代の使用理由が存在するが、人体に危険なものは、早急に東京都は対応すべきであろう。案外こうした事業が、内需拡大に結びつくかもしれない。
午前中、診察を受けに行く予定にしていますが、このところの寒さで呼吸が難しく、準備に手間取っています。何か気が進みません。深呼吸をすると、肺がメリメリと音を立てています。同時に鈍痛が走り、気力を奪っていきます。痛み止めを飲み一時間、少し痛みが和らぎやっと出かける気分になりつつあります。車で片道22Km。約四十分のドライブ。しかし、今日のような体調の日は、酸素不足から、眠気が襲い掛かってきます。一度でも気温が上がることを願っています。久しぶりに帰宅途中に、古本屋によって見たい気分です。「たはら まち」の歌集でも探してみたいと思っています。
中国地方の原発が昨日全て停止しました。原発周辺では、津波対策の堤防が、高さ16mで建設されています。ほぼ、完成したようです。中国電力も、近くの活断層の危険性をついに認めたようです。建物の耐震化も視野に入れた施策を強く望みます。30年前、一号機の建設に携わりましたが、手抜き工事のし放題状態であったように記憶しています。建屋は、鹿島建設が施工しましたが、原発など初めての施工であったはずで、(鹿島広島支店) 炉心の周りに、軟質アスベスト板を貼り付ける作業でしたが、一段施工すると検査が完了しないと次の段の施工がさせてもらえなかった事だけ覚えています。一面厳しいようですが、施工業者は、いずれも始めての工事で、どの程度の精密製が必要なのかわからないまま、工事は完了した事を思い出しています。ストレステスト以前の問題が、古い原発に存在する事を、国は認識すべきです。完全な物が出来ないのが、建設工事の実態だという事も肝に銘じてほしいものです。
本日も休養日。
庭先の鉄餅の実が赤く色付いてきた。今年は少し早いようである。この実が熟すと、ヒヨドリの集団がやってきて、一日で食べつくして行きますが、今年はその日が案外に早そうです。それが、我が家が春のおとづれを知る日なのです。
ところで、アスベスト曝露者救済を考える時、現状の法律をフル活用する事を考える。その時NPO法人化することが一番の良い方法ではないかと思い始めた。ただNPO 法人を立ち上げても、運営費用など、どの様に手当てすれば良いかについて、研究してみる必要がありそうである。また、各種財団等よりの助成金を研究してみる必要がありそうである。地方自治体からの助成金も有りそうだ。しかし、それにしても行政は、国民に対してアスベストについての、救済制度や、曝露可能範囲の広報活動を積極的に行うべきですが、行政そのものが、あまりにも不勉強である事に、今週は気づかされる結果となりました。 いや、広島市だけがそうなのだろうかと思っています。 アスベスト曝露大国日本の、国民の健康を考える、厚生労働省のホームページ、もっと具体的にどの様な職業や、作業がアスベスト曝露者になりえたのか、説明してほしいものです。
中国電力島根原発ついに全面運休。ただし、三号機の建設は終盤を迎えています。国内最大級のこの原発を、稼動させないよう、被爆地広島が声を大にして反対すべきですが、本社が広島市にあるだけに、県知事も、市長も黙して語らず。だんまりを決め込んでいます。