目が覚めた、深夜二時である。 夕飯時に飲んだ、コークハイの為か、お小水に行きたくなって目が覚めたのだ。 電気を付けて、トイレに行って、階段を上がり鉢植えを見たら、アボガド君の姿がSの字状に・・・・・
思わず笑ってしまった。 確かに私が寝るとき本を読んでいたので、明かりがついたままだったのだが、それがアボガド君には太陽に思えたのだろうか。 体ををよじ曲げて、‥‥。 いやはやすごい生命力である。 それから四時間後には、外の光が入り始めたら、見る見るうちに、窓に向かって背筋を曲げ始めた。 昼前には完全に昨日の通りの状態になっていた。 葉っぱも何だか六枚になっている。 アボガドの木は、日本の気候でも育つのだろうか?。 以前調べたが失念した。 寒冷地には無理だった気がするし、何だか高木になるらしいことだけは覚えている。 このまま大きくすることは罪な事ではなかろうかと思い始めた処だが、かと言って今更ちょん切る訳にもいかず・・・・。 そばのパイナップル君も、四年目を迎えたのでぼちぼち実が成らなかった時の処分方法を・・・。 ところで食犬の事だが、日本でも日本書紀が作られたころまで習慣があったらしい。 渡来人が齎した食文化で、日本の縄文人は食べる事をせず、猟犬として飼育していたようだ。 死後、ていねいに埋葬したことが判明しているそうだ。 特に仏教が、食犬を禁じたらしい。 現代でも、東南アジアの華僑や、中国本土、朝鮮半島では、盛んに食されているそうだ。 台湾にもその文化は有るそうだが、日本が統治した時代は禁じていたようである。 何れにしても、人間ほど貪欲な生物は存在しないという事なのだろう。