猛暑の中でつくづく考えてしまう。 「なぜ生きていなくては成らないのだろうかと」。
夕食後の薬の山。 こんな物飲んでも「アスベスト肺」には何の効果も無い。
少なくとも痛みと安眠だけはもたらしてくれる事は確かである。
今後、中皮腫が発祥するのか、肺癌になるのか、はたまた糜爛性胸膜炎になるのか誰も確証を示せない不思議な時間を今日も生きている。
八月二日、中皮腫でなくなられた「S」 さんの、会社に対する「安全義務違反」の、裁判支援のための資料点検をしながら、私が国を相手に裁判を起こしたときは、この役目誰がしてくれるのだろうかと、考え込んでしまった。
広島が原爆の洗礼を受けて68年目の夏が来る。
被爆証人も高齢化して直接原爆を目にした方々は少なくなってきた。 私も被爆者の一人であるが、生後4ヶ月での被爆者には、その惨状の記憶が無い。
私の手元には、「原爆戦災誌」のCDがある。 先年公開された昭和46年に近隣町村に残された資料も含めて、1408ページの資料である。 WEBからもダウンロードできるが、ご希望の方があれば、コメント欄にお知らせいただければ、無償にてお送りいたします。
私に出来ることは、残念ながらこの程度のことしか残されていない。