藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

無理が通れば・・・・・・。

2017-11-30 10:12:09 | 日記・エッセイ・コラム

映画祭の疲労が、癒えないまま日帰り旅行へ出かけた。 片道165キロメートル、往復330キロメートル。 強行日程である。 夫婦で訪れたのは何年振りか忘れてしまった。 さてその地は、・・・・・・・・・。

この写真一枚で、「松江」であることをお分かりの方は歴史通である。 あるいは文化人とも言えよう。

松平不昧(ふまい)でお馴染みの地である。 と共に、小泉八雲の本籍地である。 ハーンは、小泉家の養子となり、帰化した。 ところでこの島は「嫁が島」。 この左の海岸から見る夕日は、「日本三大夕日」と知られている。 夕日が落ちるその右に出雲大社が鎮座している。

さて話を戻すと、松江まで来た訳は、狂言を見に来たのだ。 イエッツの書いた「猫と月」、八雲の書いた童話、「ちんちん古袴」を狂言仕立てにされた物、今一つは、古典「蟹が沢」の三つ。 たかだか、狂言見物に松江まで・・・・。 物好きは承知なのです。 長年の奥様孝行の不義理を果たす為に・・・・・・。

国宝になった松江城。 登ってきました。

城、最上階から北東に見える嵩山(だけさん) 八雲の作品にも登場する松江市民が愛する山である。 また東には、

因幡の大仙が山頂に雪をかぶり望まれる。 役の行者縁の修験道の山である。 八雲縁の邸宅等めぐりめぐってたどり着いたのが、こちら・・・・・・・

松平不昧公縁の茶室 「明々庵」である。 この隣の邸宅で抹茶を戴くこととしたが、取り込み中であった。 松江の 松浦 正敬 市長が、新年の市民への挨拶の写真撮影中であった。 その座敷の傍らで、小さくなってお茶を戴いていたところ。接待の奥さまが、「不昧公」の話をされるので、ついつい広島の「上田 宗箇(うえだ そうこ)」が、同級生であることを話したら、急に親しくしていただき、我が家の奥さまが「記念に市長さんと写真を」と言ったところ、快く応じていただいた。

なんとこの市長さん、故鳩山邦夫と東大で同級生、首席で卒業後お役所勤めの後、市長に成られたそうである。 なんと気さくな市長で軽四の助手席が公用車だそうである。 六期連続でお勤めだそうだ。

このお人柄、・・・・・納得。 東京や、広島にこんなトップが欲しいものだとつくづく思っている。

 

コメント
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