山ガイドの方が、登山の途中、高山植物を紹介してくれることがありますが、ごく短い時間で残念に思うことがあります。
メインは登山と山景色だから、しょうがないのですが。
今回、花の名山、焼石岳に咲く高山植物を満喫してきましたので、思う存分花を紹介させてくださいね。
さて、何からごしょうかいしていきましょうか。
本来なら順に出合った花からご紹介していくところですが、今回の登山の目的は、姥石平の花の群落を見ることでしたので、姥石平の花の群落からスタートします。
姥石平に咲く花の群落といえば、まず白山イチゲがあげられます。
ハクサンイチゲ


なにせ、強風が吹き荒れる中での撮影でしたので、うまく撮れていません。
すぐ目の前のチングルマは、まずまずに撮れました。
チングルマ

ヒナザクラもその周辺で咲いていましたが、花が終わりかけ、風も強くて撮った写真があまり綺麗でなかったので、載せませんでした。
イワカガミはちょうど見頃を迎え、綺麗な花を見せてくれました。
イワカガミ

ふさふさとボリューム感たっぷりに咲いています。やっぱりこの花好きだな。
ミヤマシオガマ
その代表的なものだけを載せました。
中沼周辺の湿原地帯で群落していたコバイケイソウ

花がクリームから薄茶色したこの花を、あまり好きではありませんでした。
よくテレビでも映し出されますが、もっと他に美しい花があるのに、なぜ取り上げるのかしらとさえ思っていました。
ところは咲きがけの真っ白な花を初めて目にし、コバイケイソウの見方がすっかり変わりました。
美しい花の時期に訪れてホント良かった。時期を変えて見るもんですね。
コミヤマカタバミ
我が家の庭のミヤマカタバミと比べると、花が小降りで、花弁のスジ模様がはっきりしているようです。
そして、このコミヤマカタバミはうっすらとピンク色を帯びているのもみられました。

ブナ林が生える登山道では、両端の傾斜地に目を向けると、シラネアオイやツバメオモト、サンカヨウ、ミツバオウレンマイヅルソウ、ツマトリソウなど沢山の山野草と出合うことができます。
黙々と足早に登っていく登山者を見ると、「なんともったいない」とつい思ってしまいます。
シラネアオイ
ツバメオモト

中沼から銀名水までの登山道の脇の傾斜地に、ツバメオモトが咲いていました。
清楚な花でしょう。
サンカヨウ

大きな葉に守られているかのようですね。
雨に当たると花弁が透き通るように見える花として、時々テレビで紹介されています。
ハクサンチドリ

モミジカラマツ

オオバキスミレ

ツマトリソウ

ツマトリソウは、焼石岳では結構見ることができた花ですが、見頃が過ぎてしまっていました。
ミツバオウレン


湿地帯に咲く花です。

登山道入り口では、花はとうに終わってしまっていますが、標高が高いところでは、見ることができました。
リュウキンカ

日本全国で見られるおなじみの花ですが、焼石岳でも中沼から銀名水までの湿地に咲いていました。
焼石岳に咲く花々のトリを務めるのはヤグルマソウです。
ヤグルマソウ

登山口から入って間もなく、木道周辺に群落していました。
山では、このデッカイ葉が美しい光景を見せてくれます。
今回の山旅では、この花でお迎えしていただき、嬉しかった!!
3日目の今日は、筋肉痛も収まり、疲れもとれつつあるところです。
記憶の新しいところでブログに載せることができて良かったヽ(^。^)ノ
長らくお付き合いくださいまして、ありがとうございました。