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夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

某としており

2020年04月12日 | 短歌

今にも雨が降ってきそうな空模様だ。最後の八重桜を楽しみにしているが、これで開花もまた遅れるのかもしれない。昨日は孫娘がきてカーテンを縫ってくれという。寸法を測ってくればOK!ということにして、夕飯はいつものパエリア。返せば適度な焦げ目がついて美味しい。若い人の食欲のたのもしいこと。

ありあわせの材料でママさんの手料理で~

朝から予定もないので、服の断舎離でも始めようかな?でもなかなかふんぎりがつかず、結局はたたみなおして、元の場所へとなりなかなか進まない。

PCを開いていつものkazahanaさんのblogを拝見、今朝の音楽は「シークレット・ガーデン」言葉の意味はわからないが、ヴァイオリンの演奏とうつくしく響く歌声に心が落ち着いたなぁ~調べてみると韓国ドラマの挿入歌らしい。韓国の俳優さんたちはどうして老いも若きもあんなに美しいのだろう?いつも楽しみなkazahanaさんのblogである。

午後から郵便物がとどく。この時期およそ場違いな旅行の小紙である。

コロナ禍の自粛自粛にしぼられて某としており「旅の友」とどく teto

 

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負けないで・・・

2020年04月10日 | 写真

ここ2~3日は桜を見に出かけることが多かった。予定の行事もすべてキャンセルで、4月、5月のカレンダーは真っ白だ。出かけることもないからせめてお花見をと近くの公園をめぐること、4か所,今年も悠然と花を咲かせている。生きる力の源を感じる思いだった。そしてしばらくの時間はストレスなんか忘れてゆったりと贅沢な時間を過ごすことが出来た。感謝・・・

 

家籠りにもストレスが・・・マスクをして目標の6000歩を目指すべく池のある公園まで行く。

もう桜もほとんど葉桜になりつつある。池にはカモと亀がゆったりとひなたぼこ。 

 

 

 

 

 

早くもシャガが咲いていた。そして強烈な朱の木瓜の花

 

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緊急事態宣言!!

2020年04月08日 | 写真

昨日、緊急事態宣言が7都府、(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)に出された。これにより各知事は自粛要請や、施設使用の禁止が出される。その他の県でもより一層の自粛が要請されることになった。しかし、買い物や通院は可能というが、薬だけもらいに行くのも、厄介なこと、いっそ処方箋を郵送してもらって近くの薬局で受け取ることが可能にならないかなと考えていたりする。はやくワクチンが開発されてコロナを退治したいものだ。

で、散歩はOK!だというので、友達と近くの公園へさくらを見に行く。穏やかなお花見日和だが、お茶を飲むでなく、ましてやお弁当を広げるわけでもなし、満開の桜には申し訳なかった。ここではマスクをはずし空気を胸いっぱい吸いこみ、一生懸命にその美しさを褒でて早々と立ち去った。コロナに侵されることなく、昨年とかわらずに美しい桜だった。

 

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『正官庄』 効いたぁ~

2020年04月07日 | 短歌

三寒四温のこの時期にはいつも体調を崩すようになった。熱はないものの医者の診察のくすりを飲んでも、すっきりしないまま10日を過ぎたころ、お友達から電話があった。コロナでしばらく会えないけれども元気を出して早くよくなるようにと、彼女の常備薬『正官庄』なる高価なアンプルを2本送ってきてくれた。(30ml)これが効いた~病は気からというが、すっきりと体が動くようになった。体が弱っているときの励ましはこの上なく嬉しいものだ。午後から近くのハナカイドウの満開の様子を見に行く。

 

風邪引きを案じて届く『正官庄』友の情けに胸あつかりき teto

『正官庄』アンプル1本飲み干せば体のなかより気の溢れくる teto

 

    

すっきりとした気分で久しぶりに春の陽を浴びた。

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ことり 小川洋子著

2020年04月05日 | 

『ことり』 小川洋子著 朝日文庫

芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)受賞作品

世間の片隅で小鳥のさえずりにじっと耳を澄ます兄弟の一生。

人間の言葉は話せないけど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きていく。やがて兄は亡くなり、弟は「小鳥の小父さん」と呼ばれて・・・慎み深い兄弟の一生を描く。優しく切ない著者の会心作。

兄の歌声は「鳴きまね」ではなく小鳥の歌そのものなのだ。この兄の言葉を唯一理解できるのが小父さんである。兄は弟を除くすべての人たちとのコミニュケーションを取ることが出来ない。両親でさえだ。社会生活ができないのだ。兄弟がひっそりと暮らすツタのからまる古びた家には二人の居場所しかない。ここはピュアな兄弟の巣である。

いつもそばに居て季節ごとにやってくる小さい手のひらに乗る生き物なのに、今までそんなに関心は持てなかったが、この本を読んでから、とても愛おしい動物として見るようになった。小説の山場という章はこれといってないのだけれど、平易な言葉には真実味があふれていて、ことりの観察が細かくそこには慈愛に満ちた小父さんの思いが詰まっている。最後に小父さんは「すこしくたびれたみたいだ」と言ってメジロのいる鳥かごを胸に抱いて西日のさす庭に横たわる。メジロは小父さんの耳元に寄り添って歌いだす。小父さんのためにだけ捧げる愛の歌を。「大事にしまっておきなさい。その美しい歌は」そういって二度と目覚めない永久の眠りにつく。小父さんの胸の中でメジロはいつまでも囀り続けていた。なんという切ないラストシーン、でも美しい最終場面だ。

「小鳥の歌は全部愛の歌だ」と迷いなく述べる兄の言葉に納得する弟、そして読者もあ~そうなんだと納得する。これからにぎやかにさえずる小鳥の声にしばし耳をかたむけてみよう。やさしい言葉と目で・・・・

これを書いたあくる日、小川洋子が英国ブッカー国際賞の最終候補の6作品に選ばれたというニュースを聞いた。『密やかな結晶』(応募作品124作品)

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