「青い壺」 有吉佐和子著 文春文庫
無名の陶芸家が生み出した美しい青磁の壺。売られ盗まれ、
十余年後に作者と再会するまでに壺が映し出した数々の人生。
定年退職後の虚無を味わう夫婦、戦前の上流社会を懐かしむ老婆、
45年ぶりにスペインに帰郷する修道女、
観察眼に自信を持つ美術評論家。
人間の有為転変を鮮やかに描いた有吉文学の傑作。
解説文より抜粋
やはりこの作家の文章にはどっしりとした貫禄がうかがえる。
安心して読み続ける気がして本を閉じた。
花屋さんでは春の花が並んでいた
ラナンキュラス
ベゴニア
ハーデンベルギア