お正月はお天気に恵まれ穏やかな年明けとなった。
風も無く少し離れた氏神様への初詣。
長らくこの地に住んでいて2回目の参拝。
深閑とした木立の中、鳥居をくぐり石段を避けて上りの道を選ぶ。
きっと昔は鎮守の森として賑わったことだろうが
今はその面影もなく寂れた感じがこの上ない。
小さな本堂が見えた!!
御祭神はスサノオノミコトとアメノコヤネノミコトとある。
境内では焚き火の焔が暖かく、
御神酒とマシュマロが用意されていた。
学生がマシュマロをかざして熱々を頬張っている。
受験生らも、ひととき気持ちのほぐれた様子、
絵馬には志望校の合格を書いて祈願したという。
石段を降りたところに古びた十三重の石塔があった。
土地の方の説明によると室町時代後期に建立されたらしく、
国の重要文化財と教えられた。
高さ4メートル、材は花崗岩、四面には百万遍念仏供養の為の
建立と読めるそうで1491年の作。
それにしてもぞんざいな在りように申し訳ないような気持ち。
帰りもなだらかな道を選び凛々しいあ・うんの像に見送られた。
有名な神社もいいけれど今住んでいる氏神様こその参拝が
近い存在で健康のお願いの御利益も大きいのかと思ったりした。