夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

もしもし、運命の人ですか。

2020年01月31日 | 

もしもし、運命の人ですか。穂村 弘著角川文庫

今をときめく歌人のエッセイなので、期待をもって読んでみたが、とりたてて頭に残る文章はなかったなぁ~。歌人はやはりひとつの事象からとんでもない発想、空想をするものだと思った。彼の発表された歌のほとんどは凡人の私には理解しかねないのが多い。 これは年齢のせい?感性の違い?学生の歌しかりネットの歌しかりであるが、これは私の勉強不足が影響しているのだろう・・・・

万葉集はそのほとんどが相聞歌である。それは人に限らず森羅万象においてであるが、もっと自分の気持ちを素直に詠ったのではないか?貴族から庶民まで。詠み人知らずの歌が多いのもうなずける。

あの河野裕子も「集中して真っ直ぐな気持ちに自分を鎮めてそこから出てきた言葉は誰にも何も言わせません。自分に素直に出てきた言葉は澄んでいる。」と書いている。「日々を記し癒しを得るために歌を作る。歌は時代とともにある。それが現代短歌だ。そこに新しい手法や現代的な感性があればいい」これは時評にある歌人田中槐氏の言葉だ。

「現代短歌とは難しい言葉の羅列や古語をやたら使わないで、一つの歌を作者と読者が共有してこそ歌は成り立つ。読者に通じぬ歌は決して上手とは言えない。」これは短歌の雑誌で読んでおおいに意を強くしたもので、私の歌作りの原点となっている。あまり難しいことは考えないで自分なりにのんびりと歌つくりを楽しんでみようか・・・・・・

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熊野若王子神社から吉田神社へ 5

2020年01月23日 | お出かけ

立ち去り難い思いだったがそろりと階段をおりて山をくだると、吉田神社に着いた。途中菓祖神社もありさすが京都だと思わせる。朱塗りの鳥居が吉田神社だ。ここでも節分の準備だろうか、関係者の人たちが忙しそうだ。神殿はいつもは閉じられているのだが、今日は運よく開いていた。写真を撮るようにと勧められる。

ここを終点としても今日はよく歩いたものだ。途中の真如堂で一休みしたのを数えると8か所を訪れたことになる。

 

万歩計は17000歩   

明日は起きられるかな?

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熊野若王子神社から吉田神社まで 4

2020年01月23日 | お出かけ

竹中稲荷社から細い山道を歩く。ときどき間違ってないかな?とぶつぶつ言いながら行くと「茂庵」の案内板を見つけてほっとする。

ふうふう言いながら上り詰めたそこに突然姿をあらわした古い2階建ての民家。大正末期から昭和にかけて茶人谷川茂太郎が築いた家も今は隠れ家的な古民家カフェである。 

階段をあがると広いレトロな雰囲気の空間、窓を見渡すとはるか下に京都の市街地が望める。風の音と鳥のさえずり以外は聞こえない。コップの水に緑の木々が映りこむ。

庭には変わったオブジェがいくつか見られる。しばらくするとお客さんで満席になったが、一人か二人連れが多いようで、おしゃべりも聞こえず本を読んでいる人や珈琲を飲みながら静かな雰囲気を楽しんでいる様子だった。ここなら街の騒音にも惑わされずに考え事や文を綴ることも出来そうな、文人が好んでさびれた宿にこもって小説を書いたのも頷けそうないつかまたいつか来たい場所である。

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熊野若王子神社から吉田神社まで 3

2020年01月23日 | お出かけ

法然院からぶらぶら歩いて竹中稲荷社。ここは桜が美しく吉田神社の境内にある。

こんな場所にも外国の人の姿が見える。写真を撮りたいのになかなか立ち退かない。日本人ならもっと譲り合うのにな~と小さいことながら文化の違いを見る思いだった。さあ、ここから吉田山の山頂を目指すなだらかな山道だがこれが思ったより辛い。ぐっと腰に応える。

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熊野若王子神社から吉田神社まで 2

2020年01月22日 | お出かけ

しばらく行くと法然院の前に出た。茅葺の山門が苔むしていい感じ~その門をくぐると目の前に飛び込んできたのが、白砂壇。まず心身を浄めて参拝をということだ。

本堂は扉が閉まっていて仏像を拝することは出来なかったが、静かな佇まいであった。

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