夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

さざんかの白い花

2025年01月10日 | 短歌
1/10 日本列島寒波襲来!ここ京都の南部でも珍しく雪が降った!!







◎  さざんかの開く朝(あした)の清(さや)かなれ
                  白き色ならなおさらにして 
                                    夕庵






7日は七草がゆ
お正月で働きすぎた胃を休めるために優しい白粥で
具は待ち遠しい春の七草
先人の知恵になるほど、なるほどと・・・


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甘藷の蔓

2023年11月12日 | 短歌
この写真はサツマイモの蔓を佃煮に炊いたもの。
お醤油とお酒、みりんのみで30分くらいコトコト炊いた
戦中、戦後当時の素朴な味。
さつまいもの収穫も近いと聞いたので、
蔓が出来たら欲しいと伝えてあったのだ。

何年か前、瀬戸内の島でサツマイモを育てていた友人と
大きなお鍋いっぱいに炊いたのを思い出したから。

灰汁もなく柔らかい蔓は今や珍しく飲み屋さんでは
突き出しに好評らしいとか。
今回は蔓のみだったが、塩昆布、干しエビ 
を入れ最後に花かつおを乗せれば
立派なお惣菜では・・・



この秋一番のご馳走の栗ご飯

先人の生活の知恵学ぶべく甘藷の蔓煮る秋の厨に     夕庵
捨てられし芋蔓炊いて親たちは子らの空腹満たしたろうよ 夕庵
親たちの苦労偲ばる芋蔓も今や珍味となる治世      夕庵

収穫後の畑に山積みされる芋の蔓
戦中戦後の食料難には欠かせなかった食べ物
当時の我が思い出はカボチャやジャガイモの煮物ばかりだった
外米でも白いご飯はご馳走だったなぁ~

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京都 勝念寺の萩の花

2023年09月29日 | 短歌
京都伏見区の勝念寺「萩振る舞い」があるというので、友人と出かけた。
初代住職が織田信長から賜ったという、「釜敷き地蔵」は
焔に焚かれ煮えたぎる釜の上に立つと言う大変珍しい姿、
地獄に落ちて釜ゆでにされる苦しむ人の身代わりとされる。
それで「かましきさん」と親しみを込めて町の人から呼ばれている。



入り口からすでに萩の花が咲き溢れていた




境内の萩はなだれて波打つも風は無情に花びら零す   夕庵


満開の撓める萩のトンネルを掻き分けかきわけ友の現る   夕庵














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むくげの花

2023年07月22日 | 短歌
八重のムクゲ (韓国の国花)
7/20
韓国の「ムクゲの花がさきました」一日花を惜しまれて咲く  夕庵
韓国では日本の「だるまさんがころんだ」と同じような遊びで、
「ムクゲの花がさきました」と歌って遊ぶそうな~






ササガニユリ
京都植物園


ケージ出て居場所を探すルイ君は
          フローリングの隅にやっと落ち着く  夕庵

 
珍しい瓢箪カボチャ
知人からの頂き物。高さは25センチくらい 
バターナッツのような味、種は膨らみの所にある。
さて、如何ように成敗したものか・・・

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くちなしの花

2023年06月27日 | 短歌
梅雨空にくっきりと白いくちなしの花がひらく。
一重の花より蕾をよじりながらさく薔薇のような形がいい。

垣根に咲いていればあたりに密やかに甘い匂いが流れてくる。
その道をひとりで歩くのが好き!
このくちなしの花のひらくのを毎日待っていたような気がする。






     くちなしの匂いはあまく密やかに                  しばし目をとじ身をゆだねたり  夕庵



油絵風にしてみた



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