この写真はサツマイモの蔓を佃煮に炊いたもの。
お醤油とお酒、みりんのみで30分くらいコトコト炊いた
戦中、戦後当時の素朴な味。
さつまいもの収穫も近いと聞いたので、
蔓が出来たら欲しいと伝えてあったのだ。
何年か前、瀬戸内の島でサツマイモを育てていた友人と
大きなお鍋いっぱいに炊いたのを思い出したから。
灰汁もなく柔らかい蔓は今や珍しく飲み屋さんでは
突き出しに好評らしいとか。
今回は蔓のみだったが、塩昆布、干しエビ
を入れ最後に花かつおを乗せれば
立派なお惣菜では・・・
この秋一番のご馳走の栗ご飯
先人の生活の知恵学ぶべく甘藷の蔓煮る秋の厨に 夕庵
捨てられし芋蔓炊いて親たちは子らの空腹満たしたろうよ 夕庵
親たちの苦労偲ばる芋蔓も今や珍味となる治世 夕庵
収穫後の畑に山積みされる芋の蔓
戦中戦後の食料難には欠かせなかった食べ物
当時の我が思い出はカボチャやジャガイモの煮物ばかりだった
外米でも白いご飯はご馳走だったなぁ~