夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

甘藷の蔓

2023年11月12日 | 短歌
この写真はサツマイモの蔓を佃煮に炊いたもの。
お醤油とお酒、みりんのみで30分くらいコトコト炊いた
戦中、戦後当時の素朴な味。
さつまいもの収穫も近いと聞いたので、
蔓が出来たら欲しいと伝えてあったのだ。

何年か前、瀬戸内の島でサツマイモを育てていた友人と
大きなお鍋いっぱいに炊いたのを思い出したから。

灰汁もなく柔らかい蔓は今や珍しく飲み屋さんでは
突き出しに好評らしいとか。
今回は蔓のみだったが、塩昆布、干しエビ 
を入れ最後に花かつおを乗せれば
立派なお惣菜では・・・



この秋一番のご馳走の栗ご飯

先人の生活の知恵学ぶべく甘藷の蔓煮る秋の厨に     夕庵
捨てられし芋蔓炊いて親たちは子らの空腹満たしたろうよ 夕庵
親たちの苦労偲ばる芋蔓も今や珍味となる治世      夕庵

収穫後の畑に山積みされる芋の蔓
戦中戦後の食料難には欠かせなかった食べ物
当時の我が思い出はカボチャやジャガイモの煮物ばかりだった
外米でも白いご飯はご馳走だったなぁ~

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京都 勝念寺の萩の花

2023年09月29日 | 短歌
京都伏見区の勝念寺「萩振る舞い」があるというので、友人と出かけた。
初代住職が織田信長から賜ったという、「釜敷き地蔵」は
焔に焚かれ煮えたぎる釜の上に立つと言う大変珍しい姿、
地獄に落ちて釜ゆでにされる苦しむ人の身代わりとされる。
それで「かましきさん」と親しみを込めて町の人から呼ばれている。



入り口からすでに萩の花が咲き溢れていた




境内の萩はなだれて波打つも風は無情に花びら零す   夕庵


満開の撓める萩のトンネルを掻き分けかきわけ友の現る   夕庵














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むくげの花

2023年07月22日 | 短歌
八重のムクゲ (韓国の国花)
7/20
韓国の「ムクゲの花がさきました」一日花を惜しまれて咲く  夕庵
韓国では日本の「だるまさんがころんだ」と同じような遊びで、
「ムクゲの花がさきました」と歌って遊ぶそうな~






ササガニユリ
京都植物園


ケージ出て居場所を探すルイ君は
          フローリングの隅にやっと落ち着く  夕庵

 
珍しい瓢箪カボチャ
知人からの頂き物。高さは25センチくらい 
バターナッツのような味、種は膨らみの所にある。
さて、如何ように成敗したものか・・・

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くちなしの花

2023年06月27日 | 短歌
梅雨空にくっきりと白いくちなしの花がひらく。
一重の花より蕾をよじりながらさく薔薇のような形がいい。

垣根に咲いていればあたりに密やかに甘い匂いが流れてくる。
その道をひとりで歩くのが好き!
このくちなしの花のひらくのを毎日待っていたような気がする。






     くちなしの匂いはあまく密やかに                  しばし目をとじ身をゆだねたり  夕庵



油絵風にしてみた



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ユウガオの花

2023年06月16日 | 短歌
今、朝ドラ「らんまん」で万太郎が、子供たちにユウガオの花を見せて
「この花は暗闇を照らす花じゃ」と教えるシーンがあった。
古い写真を取りだしてみた。

夕顔の花の白さよ寂しさに ふと襲わるる路地裏に来て   夕庵

夕顔はウリ科の植物。実の形は(ナガユウガオ)と(マルユウガオ)が
あるそうだ。
匂いは甘く優しい匂いで、夜になるとより強く感じられる。
因みに花言葉は「儚い恋」「夜の想い出」とある。 
また実はかんぴょうに、お寿司の具に欠かせない。 



今ブロ友さんからご指摘を受け掲載した花は朝鮮朝顔だと教えて頂きました。
再度ネットより拝借して正しい夕顔の写真をアップします。


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