雨の中、水辺を散歩していたら、怪しい魚の死体を見つけた。
棒きれでひっかけて取ってみると、模様が殆ど消えた白っぽい皮と一部の骨だけになった、40cmを超えるブラックバスと思われるものだった・・
椎骨の大半は欠損しているものの、頭骨はほぼ完全体。職質されて困るようなナイフやハサミは持っていないので、肉が若干残る尻尾も含めてそのままビニール袋に詰めてお持ち帰りした。
改めて見てみると、表皮は模様だけでなく1/3以上が欠損しており、相応の臭いからも剥製化チャレンジはあきらめて頭骨標本化へ。
皮が付いているおかげで、「オオクチバス」と言われるゆえんの大きな口を、どぉーんと縦横自在に広げることができた。
ブラックバスは、普段は一般的な魚のように縦に平たい形だけど、口を大きく広げると、まん丸や、横に平たいナマズの口のようになる。
素晴らしい・・・
臭う肉が残る尻尾を切り捨て、パイプ洗浄剤に浸け洗いの後、薄めの漂白剤にて当面放置へ。
臭いが無くなったら、皮を外して頭骨標本と、何となくの剥製もどきにチャレンジしてみたい・・
剥製ができるようになれば、海辺でフグ等の真新しい死体を見つけた時に、「持って帰る」の選択ができるようになる(笑)
フグ提灯を作ってみたいなぁ・・・
ちなみにこの川には魚や水草が多い。
写真の水草は、セキショウモと思われるけど、既に開花しているようにも見えるので、観賞用外来水草バリスネリアなどの仲間なのかも?・・とも思う。。
一面に繁茂している場所も・・・
正直、キレイに感じる。
この河川は、温排水や下水処理水による豊富な水量があり、在来種・国内外来種・外来種・特定外来種に、更に都市の流入ゴミが見事に共存して、とても豊かな生態系に見える(爆笑)
チリメンカワニナか?
拡大・・
ここだけ切り取れば、キレイな水源地のようにすら感じるけど・・
繁茂しているのは、侵入生物データベースに記載のブラジルチドメグサのように感じる。。。
この河川は、市の環境調査部署による発表会なども行われている調査場所なんだけど、正しい発表を聞いた覚えはないなぁ。。。
異様なほどにお腹が膨れた50cm超のコイ・・
シラハエ(オイカワ)の群れも普通に見られるし、大きなナマズやスッポンも近くで見た覚えがある。
もう少しすると、外来種のキショウブも咲き、更に彩が増す。
生き物の姿がたくさん見られる、緑の多い環境には、正直、癒される。
この河川からは、ブラックバスだって、いてはイケナイとは思えない。ブラックバスも普通に見られるし、他の生物が減っているとも思えない。
ブラックバスには釣り人という、手ごわい敵が存在しているからか・・?(釣ったら、殺して、捨てられ、その死体の慣れの果てを拾う変人までいる・・・)
ブラックバスの処理をしていた際に、放置していたクロダイと思われる顎の骨に気づいた・・
魚も体長が50cm程になると、顎の骨も迫力があるなぁ・・・
こちらは、カサゴの胸鰭の付け根にある、通称「鯛のタイ」と言われる、鯛のような形の骨。
これは、煮つけを食べた残りを洗って干しただけだった・・
雨上がりの雲は魅力的だ・・
チリグモの仲間と思われる、2mm程のクモにも遭遇した。
やっぱり、生き物に出会えると楽しい・・・
花粉は辛いけど、生き物たちがたくさん出てくる季節ももうすぐだ!!
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。