流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

冤罪って・・・

2009-06-11 17:45:43 | Weblog


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ここんところ判決から17年も経って犯人ではないことが判明した事が話題になってるよね。

裁判員制度が始まったと思ったら、いきなりこれだもの。

司法関係者は頭が痛いだろうな。


無実なのに17年も刑務所暮らしを強いられ、社会から犯人扱いされた心境はいかばかりか

その心情を察すると同情に堪えないよねぇ。

司法当局に対して怒りをぶつけるのもよく分かる。


でもさ、マスコミに真摯に対応してるようだけど

当時マスコミだって彼を犯人扱いしたわけで、それについてはどう思ってるんだろうか?

マスコミに怒りをぶつける場面は、まったく無いよね。

マスコミはマスコミで司法当局に批判的な報道してるけど

自分たちに罪はないと思ってるんだろうか?

マスコミだって謝罪するべきじゃないのかな。そんな気がする。

社会に彼が犯人として広まったのは、マスコミ報道によるものだもの。


しかしあれだね、冤罪って無くなると思う?思わないでしょ?

人が人を裁くんだもの、無くならないよ。

もし無くなる方法があるとすれば、タイムマシーンだね。

当時の現場を実際に見に行くしかない。

行ったんなら犯行を止めろって話しだけど。


大体ね、起ってしまってから捜査するってことは

過去の事を明らかにしようってわけで

それは始まりからすでに無理が生じてるんだよね。

だから自白が重要になるわけで、そこで強要したり騙したりってことが起きてくる。

警察によると、それは”取り調べのテクニック”ってことになるらしいけど。


あの人これからどう生きていくのか分からないけど

「無罪放免されました、めでたし、めでたし」

じゃ収まらないから社会ってのは怖い。

今回釈放されたのは、当時有力な物証とされたDNA鑑定が間違っていたというのが理由だけど

世の中の全ての人が、彼を全くの無罪と信じるかというと、そうはいかない。


「本当は犯人じゃないのか?」


って思ってる人が必ず存在してるんだよね。

特に彼は今回のマスコミ報道で、改めて世間に顔が知れてしまった訳で

まったく知らない他人から


「本当はやったんだろ!」


って突然街角で誹謗される場面があるかも知れない。

実際そう言う事例はあるらしいし。

これから彼はそういう視線にも堪えていかなきゃならないんだよね。

真犯人が出てこなければ、実は・・・って疑惑は拭いきれないものなぁ。

大変だけど、胸を張って生きて欲しいね。


しかし一方被害者遺族ってのも存在してる訳で

彼らはどう受け止めてるんだろうか?

17年も経っていきなり「彼は無罪でした」って言われても、納得いかないでしょ。


これって時効が成立しちゃってるんだよね?

ということは真犯人が生きてるとすれば、大手を振って街中を歩いてるわけで

そう思うと遺族はたまらないだろうな。

司法当局が真犯人を庇護しちゃったようなものだし。

遺族こそ警察や検察に怒りをぶつけるべきかもね。


こういう事実を目の当たりにしちゃうと

裁判員はやりたくないと思うよなぁ。

どちらかというと参加したい側だった僕でさえ


「これはもしかすると、とんでもない制度が始まったのかも??」


と思ってしまったもの。


結局、「真実を知るは当事者だけ」ってことだな。










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