流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

エイリアンと疑問。

2009-08-08 18:57:28 | Weblog


にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
ランキング用です。
押してね






昼間暖かくても、夕方になると涼しいな。

夜寝苦しいって事もないし。

暑さにうんざりしてるなら、北海道においでませ!

このところあまり雨も降らなくなったし、今が一番いいね。



++++++++++++++++++++++++++++



僕は今幸いなことに転移・再発もなく、抗ガン剤と定期検査で予防治療をしているんだけど

そうなるとね、ふとした時にこんな事を感じるんだよね。

何かというと



『身体の中のどこかでガン細胞がエイリアンのごとく、じっと息を潜めて成長しているんじゃないか?』



ってこと。

これは転移・再発していないからこその恐怖なんだけど

そう思うと、ちょっと気持ち悪い。

身体の中にタチの悪い虫を飼ってるってことだからね。

しかもどこに居るのか分からない。


もちろん抗ガン剤で駆逐された可能性も無い訳じゃないけど

僕の場合は転移・再発する可能性の方が、ずっと高いからね。

そのあたりを楽観視はできないな。


ガン細胞がじっと息を潜めてるなんて、ぞっとするよね。



そういえば最近はガン患者の闘病を取り扱った番組も多いけど

あれって実は実際ガンと闘ってる患者さんや、再発・転移の不安を抱えてる経験者の人たちには

けっこうな不安を与えているって、制作者は知ってるんだろうか?


もちろんガンの恐ろしさや現実を世間に知らしめるには役に立って居るんだけど

特に出演した患者さんが亡くなったりすると

ガン患者、特に同じガンと闘ってる人は、いい知れない不安に陥るんだね。


普段はなるべくガンの不安を考えないようにしているんだけど

ああいう番組に接すると、どうしたって不安感や恐怖感は呼び起こされてしまう。


最近は特に乳ガンを取り上げたものが多いでしょ?

僕の知人にも乳ガンと闘ってる女性が居るけど

やっぱり乳ガンで亡くなった人の報道なんかに接すると

かなり凹むと言ってました。


それで健診率が上がるなら、大きな意義があるんだけど

どうも恐ろしさは理解しても、劇的な健診率上昇には繋がっていない。

未だに日本は欧米先進国と比べて、かなりの低レベルにある。

じわじわと上がってはいるらしいんだけど。


制作者がどういう意図でガンを取り上げてるのか、分からないけれど

その渦中にいる人たちへの影響は、大きいんだよってことを知って欲しい。

それを理解した上で、でもやっぱり現実を報道する意義は大きいと思うなら

ああいう番組も必要なのかもね。


ただね、ガンと関係ない人たちは、どういう感情であれを観て居るんだろう?

そこがちょっと疑問ていえば、疑問なんだよね。

ガン患者が痛みや苦しみにのたうちながら闘ってる姿を見て

涙を流す人も居るだろうけど、その涙は何に起因しているんだろう?

悲しみか、憐憫か、同情か、それとも・・・

ま、詳しくは分析しないけれど。


別にああいう番組を否定する気はないんだけど

どうもね、患者側は蚊帳の外のような気が、多少したもので。

ちょっとだけ、苦言を呈してみました。


真摯に取り組んでいる制作スタッフさん達に、他意はございません。

患者は患者で、特別な感慨を持ってますよってことを

理解していただければ、それで結構です。














------------------------------------------------------

○胃癌の情報サイト『胃がん.com』

------------------------------------------------------
------------------------------------------------------

ガンのコミュニケーションサイト『カルテポスト』

------------------------------------------------------

にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へ
ランキング用です。
押してね