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先日学生運動最大の攻防戦である
東大安田講堂の立てこもり事件を特集してたけど
ああいう熱さっていうのは、今こそ必要なのかもしれないな。
あれ観て、学生を凶悪な犯罪者だと感じる人は、いないでしょ?
それは学生側に信念を感じるからだろうな。
決して面白半分でやってるわけじゃないのが判るからね。
もちろん友人に引っ張られて、気付いたら巻き込まれたっ人もいるだろうけど
それでも警察相手に闘おうってんだから、事の重大さは判ってる訳だよね。
今と違って、大学の数も少なかったし、大学へ行くってことは
それだけである程度の社会的地位を約束された部分があった。
つまりどこの大学へ行こうと、社会的エリート予備軍だったんだな。
大学へ行くっていうのは、それだけの意味があった時代。
それを棒に振るかも知れないリスクを冒してまで行動したのは
行動することに、意義と信念を感じていたからだよね。
つまりね、彼等は本気で日本のためだと思っていたんだよ、きっと。
それは彼等が次世代の日本を背負っていく人間だったから。
あの時日米安保条約っていう奴隷契約書を阻止しなければ
日本はアメリカの属国に成り下がると、本気で危機感を持ってたんだな。
その思いが正しかったのかどうかは、今の状況を見れば判るだろうけど
彼等の思いは正しかったと僕は思う。
戦後のアメリカ統治から脱却し、真の独立国としてやり直すには
高度経済成長期を迎えていたあの時代が、絶好のタイミングだった。
もちろん彼等だって、国家権力相手に勝てるなんて思ってないよ。
でもやらないまま済ます訳にはいかなかったんだろうな。
自分たちが背負っていく国や、時代が掛かっていたからね。
あれを「バカだな、東大まで入って」と観るかどうかは人それぞれだろうけど
将来国を背負うってことに、それだけの覚悟を持ってたってことだろうね。
だから彼等は後悔してないよね。
よく昭和の歴史的事件として取り上げられるけど
日本にとっては、ただの事件じゃ済まされない、重要な出来事だった。
今沖縄の基地問題とか、政治的影響力とか考えると
彼等の行動は決して愚かじゃなかったと、僕は思うんだけど。
反面日本の安全保障がアメリカによって保たれてきたのも事実でね
そこを無視して日米安保を悪者扱いするのも、どうかと思う部分はある。
日本にとってどっちが良かったのか?
一概には言えない問題だね。
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