鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

世界陸上とグレートレース

2023年08月27日 | 模型車両

先日の台風でテレビのアンテナが壊れたようで、修理してもらうまで地上波が見られません。 そこでBSばかり見ているのですが、

世界陸上を時々見ています。

槍投げの

北口選手よかったね。 日の丸をあげられました。

 

6投目で脅威の投擲、明らかに他の人よりも遠くに届いて優勝。 投げる時の顔と違ってとても優しい。 そりゃあ嬉しいわな!

 

女子マラソン、加世田さんも他の日本人も頑張ったんだけれど。 初めの遅いペースから後半で急にケニア勢がスピードアップ、その速さたるや他はとても追いつけない。 あー、日本人は話にならない、ということで、1位が入ってからすごく離されて松田瑞生選手が13位でゴール。 でもその時に涙が出そうになったね、よく頑張った。テレビの前で手を叩いて祝福。 他の2人も20位までに入ったけれど、やはり祝福。 よく頑張った。

やっぱ、アフリカ勢の後半のスパートはすごいので、日本人は初めの遅いペースに飲み込まれずに、逃げて逃げてで行かなければ勝てそうもありません。

 

話変わって、グレートレースという番組がありました。

今回の舞台はメキシコで、険しい山岳地帯を250kmを5日間での競技です。

最後に素晴らしい話があったので、紹介します。

この辺りには、ララムリという民族がいて、険しい山の中で生活しているんですが、走らせると速い。 走る民族と言われています。

このレースにララムリが8人ぐらい出ていて、他に白人のプロの走り屋2名、日本人ではこういうレースに出ている若者が1人と、メキシコで暮らしていて、トライアスロンに出ている58歳の夫婦が出ている。 総数、30名ぐらいだろうか。

 

ララムリの服装はこれが民族衣装で、こんなところで暮らしているので、生活そのものがトレーニングだという。 仕事は農業など、

 

彼らは、ワラージという、日本の草鞋に似たサンダルを履いている。 昔は革底だったが、今は底にタイヤのゴムを使っていて革紐で止めている。

これが、足場が悪いところでは走りやすいそうだ。

 

こういう岩場があったり、草むらをかけたり道とは思えないところを走ってゆく。 最初にララムリのミゲールという人がトップに立つ。 この人は国際レースにも出ていて、ワラージではなく靴を履いているが、以前ワラージの紐が切れて大幅なタイムロスをしてから靴に変えたそうだ。服もTシャツを着ているがプロの選手のように最新の装備で身を固めてはいない。 食糧も自前なので、栄養ドリンクなど持っていない。

 

カメラはミゲールの後を追っているのだが、カメラで撮影しながら岩だらけの道を飛ばしているのだ。 これにはびっくり。 ミゲールはレースなので飛ばしているのだが、カメラマンもそれを映しながら追いかけている。 こんな所、カメラを映しながら走れるかね?

 

実際の映像を見たら驚きだよ、 ミゲールに追いついている。 カメラマンに脱帽。

 

2位もララムリの選手だがそのすぐ後ろにプロの選手が迫っている。

そして、犬が走っている。 この犬はこの辺りの家で飼われているらしいが(もちろん放し飼い)、シェパードのような犬もいるし何匹か喜んで走っているのだ。

このレースは、1日に50kmほどの距離なので、犬も家からそんなに遠くまで行ってしまうのだが、何故か一緒に走っている。

 

こんな倒木の下をくぐったり、上を越したりして走る。 この人はプロのレーサー。 最新装備だ。

 

犬も木を越して走る。

 

この日はプロのレーサーが一位になった。 ミゲールが後半失速するだろうと、後半で追いあげをかけたのだ。

 

つづく2日目

やはりララムリのミゲールがトップで走っていると、見物に来た子供たちが追いかけて走る。 子供も速いのだ。 子供の時から走ってばかりなのでララムリは速いのだ。

 

日本人の若者は転んで岩で足を傷つけた。 絆創膏で縛って応急処置。 この後痛い足を引きずってゴールできたが、そこで、3針も縫う措置をしてもらって翌日からも参加できることになった。

2日目はミゲールがプロを寄せ付けずに勝った。 プロの2人は2位3位にはついているが、かなり時間は遅れている。 プロ曰く「なんでララムリはこんなに速いんだ?」

3日目もミゲールがトップ。

 

そして4日目 やはりミゲールがトップで時間は6時間52分

日本人の58歳の今西夫妻が映った。 2人で苦労して走っているが、足の豆が潰れたりアキレス腱が腫れたりで、旦那の方が遅れてしまった。 奥さんはゴールしたが、旦那が暗くなってもゴールしない。 係員も心配してバギーで様子を見にゆく。 奥さんも見にゆくが、走っていることが確認できたので、ゴールで待つ。

今西さんゴール、 道を間違ったこともあったようだが、なんと17時間44分。 ミゲールは6時間台なので、トップと後ろの差はすごい。 この人が最下位なので他の人たちはすでにゴールしているが、リタイヤもかなりある。 このコースは異常だ、とても走れるものではないと言いながら、

 

さて、最終日の5日目

今西さんもリタイヤせずに走り出した。

すると、なんと犬が一緒についてきているのだ。 ほとんど歩くような速さだし、時々止まりそうになるんだけれど、犬は今西さんに合わせて横についている。 今西さんの犬ではないよ。 どこかの犬だが、今西さんを心配して付いているようだ。

 

この映像を見たら、犬を散歩に連れてきているように思うだろうけれど、犬の意志で付いてきているのだ。

そして、やはりミゲールがこの日も1位で、総合優勝。

2位3位にはプロのレーサーが入ったがミゲールとはトータルで数時間は遅れている。

3位から10位まではララムリたちが占めた。 プロがいなければ上位全てララムリになったのだ。 そして、日本人の若者は11位に入った。 よく頑張った。

やがて、今西さんの奥さんもゴールイン。 完走だ。

 

スタートから12時間。 もう暗くなってしまった。 でも今西さんの旦那さんはまだゴールしていない。

 

そして、夜道を犬を連れた今西さんが現れた。 犬はずっと付いてきてくれていたのだ。 知らない犬なのに凄いでしょう。 

犬が今西さんを連れてきてくれたのだと、私はこれに感激。

 

今西さんゴール。 最下位です。 でも、今西さんが一番長い時間走っていたのだと、皆で祝福。 奥さんも大喜び。

 

というような番組でした。 3時間ぐらいあったかな。 長い番組でしたが、BSでは時々すごい番組をやってくれています。

 

 

 

 

 

 

 

奥さんがゴールして

 

 

 

コメント
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