遼の疾走,
伴走した5000のギャラリー
激しく追い上げた太平洋マスターズ
貫録さえ見せたUSツアーの顔
事実上の覇者、
41回目、太平洋マスターズは、遼の実力が、すべてのギャラリーにさすが、と認識された重要な戦いであった。優勝こそ、谷原に譲ったが、事実上、最終日は、遼の勝ち戦であったと記者は自分を納得させている。最終日、7005人の入場者が来場したのも、遼の人気を物語り、約半分のギャラリーを引きつレて、果敢に、優勝へ攻撃的ゴルフを展開し、ファンをうならせた。記者は、最終日も折り返し10番ホールの300ヤード地点に陣を構え、各選手の動きをくまなく注意を払い、奥に切った、むつかしいピンポジにバーデイをとれるのは、だれか見ていた。それぞれのプレヤーには、ごく少数のギャラリーが付いているだけでさみしいものだった。やがて、佳境にはいり、遼が10番へやってくると、3000人のギャラリーが、両サイドのロープ外から、遼を追っているのだ。中には、たくさんの熱烈なご婦人たちが、昨日同様、こころのこもった応援をして、一瞬、メジャー戦と間違えるほどの熱気が伝わる。
遼は、幸せものだ。応援の力は、実力に輪をかけて、スコアメイクに繋がっていくのは、東西古今、方程式は変わらない。記者の声をかけてくれたご婦人たちのピクチャーもこの次に乗せることをお許しあれ、精彩を欠き、スイングが乱れた英樹は、万全の状態ではないから、いい成績を望めるべくもない。しかし、72ホール目のイーグルは、彼らしい最後の一打だ。ダンロップフェ二クスに夢をうつそう。遼の3日目のダブルボギーと4日目の17番、ボギーは、致命傷になったのは、彼が、勇敢に戦果を得んがために、トライした裏返しと思って、あきらめるより方法がない。
遼は、昨年の遼とは、別人だ。別格のUSツアー選手の顔を、ファンの全体に披露したとものと記者は、評価を惜しまない。事実、インタビューも、奢ることことなく、丁寧な反省を吐露してくれたのを見ても、別人の風格がある。
インタビューでは、やるべきことができなかった。非常に悔いの残るラウンドでした。その悔いの一番は、早いとわかっていた14番でスリーパットした不甲斐なさが、悔やまれたのであろう。記者は、17番のボギーは、グリーン外から、直接カップインさせなければ、と焦っていた筈だ、そのあせりは,14番のボギーから来る負いの勇気であったと解釈している。でも、ありうる可能性を逃げずに、攻撃的センスを持っている遼は、USツアー選手の底力であると思う。遼は、USツアーの顔で、優勝者の谷原秀人とワールド選手権に飛んだ。メルボルンの大会が、もうこの木曜日から、始まる。
遼の再出発は、開花した門出となって、ファンを奮いたたせている。遼のゴルフは、確実な裏付けで、実力と人気が同等の相乗効果を生んで、2014年を暴れてくれると期待している。1,2、フィンシュでメルボルンへ行くので、いい成績が望めると、明白な言を遼は残した。谷原を思いやる心に、記者は、胸が熱くなった。この大会で、2013、2位に終わったが、遼の未来へのステップとしては、読者も満足ではなかろうか。
誰も文句は言えまい!!!
全国消費者国民運動連絡協議会
全国ゴルフ会員の権利を守る弁護士団シンポジューム
全国オンブズマン連絡会議
国際ゴルフ記者クラブ協会
日本時事新聞社
Eagle Eye 読者会