最終戦は、3名のプレーオフの激戦だった。久々に、選手会長を務めた石川遼が有終の美を飾れば、シナリオが完璧だったかもしれない。
優勝は、アメリカでもまれた小平智が18番をパーにして、シリーズ初優勝、先週は、半田ワールドカップの日本代表として、ヨーロッパツアーに専念している谷原秀人とペアで善戦した。結果は、16位と振るわなかったが、海外にも適応するの心技体が充実化している。
石川遼は、アメリカツアー撤退のあと、日本のプロの低迷を打破すべく、選手会長として2役の重責をこなした。遼のゴルフは、記者は、発展途上の第2章に入って、世界水準の選手としてのプレーが近いと何度も述べてきた。遼のゴルフは、最終戦のシリーズで優勝こそ逃がしたが、評価に値するには、十分であったといえる。
賞金王は、今平周吾で、南アのノリスなどの選手を振り切り、今年の最高選手の栄誉とともに来季の大躍進が膨らむ一年であったと称賛したい。
堀川未来夢は、再び、宮崎フェニックスの悪夢が襲い、優勝戦線最上位にあったが、やさしい17番、パー5でバーデイを取れず、18番をボギーとして、詰めの甘さを見せてしまった。勝つゴルフを覚えなければ、後退する可能性もある。若手の台頭が望まれる変化に乏しいのは、日本のゴルフの特徴である。
遼のゴルフで、再び、ゴルフに熱の入るギャラリーが増えるかと期待してきた関係者はまずは、クルージングできた証を最終戦で見せたのに安堵した。
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