日本の壁を知らなかった英国人は、正義の戦士としてオリンパスを再起させようとしたが、その攻撃の槍は、折れた。
日本という国には、善処を実力で行使しようとする人間に対して、蔭では理解しているようなふりをしながら、漁夫の利を得ている人間に尻尾を振る輩が多く、寡黙の人間が重宝されるお国柄である。マイケルウッドフォードは、簡単に社長を解任された裏には、いったい何が、隠されているのか。第三者は、その表面に流れる水しか知ることができない。
国家的犯罪を犯したオリンパスは、損失隠しが長い間、順送りの代表取締役で実施され、不透明な金の流れを解明することなく現在に至っていた。大手銀行、主要株主は、利益さえ上がれば、文句なしと不文律で考えたか、企業と株主が」結託をして、不正を告発した、[異分子]を排除した日本的破壊は、世界的経済の嵐が吹くなか、日本の経済行為が正しく認識されない疑惑を湧出させたのではないか。三井住友銀行、國部毅頭取に、このマイケルが面談を申し込んだが、何をひるんだか、一蹴され会見を拒まれた。。会ってやればいいのに。愚か者。國部、お前は男か。会えば、日本株は上がるのに。事なかれ主義を信条とする銀行屋の悪癖だ。告発者を異端児にして、村八分にするお国柄である。
また、日本側の反応は、出る杭は打たれるの諺の通り、オリンパス経営改革委員会が現在、議論しているところなので、他山の石にしてしまった。正義正論で、オリンパスの不正行為を告発したマイケルは、その煽りを一挙に受けた人物であるが、
もし、彼が、損失隠しを、告発しなければ、いつか、彼が告発され、刑事事件として、長い懲役刑を喰らって、英国に帰参することなく人生を終える運命だったかもしれない。
オリンパスの事件は、氷山の一角で、これに似た経済事件は、山ほどあるだろう。しかし、正義正論を建前に、告発や戦闘した人間が、英雄になれるかというと、残念ながら、あーゆう奴は、危ない、ふたをしておけと、日の目を見ることはないのだ。
いまの、日本は、勇気がなく、事なかれ主義、知らぬ存ぜぬ族が増えて、サムライは、去った。これでは、経済も政治も、革新することなく、腐敗のゴミがすべてにこびりつく。オリンパスは、損失隠しの巨額負担で財務基盤そのものが赤信号で、上場廃止の課題さえ、表面化しているのである。これで、日本の企業を信用しろ、というほうが無理がある。
会社に群がる悪徳弁護士や悪徳公認会計士や悪徳相談役、加えて、証券会社の悪事、金に踊らされた人間失格の輩が
日本を破滅に追い込むのだ。検察は、その手を緩めるな。悪を眠らせるな。
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