冬に入り家電が次々に故障すると言う事態になってしまい、買い替えるか修理する事に
なりました。以前から大抵の機械類は修理して寿命を延ばすと言う事をしていたのですが、
近年の家電はICチップ内蔵で故障の原因がはっきりしないものが多く、構成部品もプラス
チックを多用して修繕しにくくなっています。
壊れた家電は冷蔵庫・電気ポット・フットウォーマー・シェーバーです。
フットウォーマーは4年ほど前に中古で購入したペット用のウォーマーで、消費電力が
5Wと電球並みに低かったので試しに買ってみた物です。使ってみると意外と使い勝手が
良く、コード等はペットが噛んでも大丈夫なように丈夫にできています。もっと長持ちす
ると思っていたのですが、やはり人間の体重がかると無理が出るらしく通電しない時があ
ります。断線の場合火災の可能性がありますが、使用電力が低いのでしばらく様子を見て
みる事にします。
シェーバーは外国製の安物で本体よりも内蔵の充電池の劣化が激しく、秋口には動かな
くなりました。以前から皮膚が弱いので髭を剃る時はシェーバーを使っていたのですが、
最近使い捨てカミソリで4枚刃や5枚刃の物が出てきて剃り心地が良い(深剃りしても切
れて血が出ない)ので、そちらを使うようになりました。某100円ショップの独自ブラ
ンドでも発売されて巷でもそこそこ人気があるようです。値段から言えば2枚刃のものが
ずっと安いのですが、剃ると必ず血が出てだめです。
シェーバーは電池式のものだと自分で電池を選べるので以前使っていました。ただし、
意外な事に電池のふたのパッキンが壊れるのが早く、購入時には注意が必要です。
電気ポットは10数年前に買った象印のもので、容器が真空断熱になっています。故障
したのは蓋についている蒸気を逃す弁で、沸騰した時の圧力で開く様になっていました。
周辺のプラスチックが蒸気の熱で劣化して去年壊れてしまったのですが、そこから蒸気が
本体内に入って結露したらしく、電気回路が誤作動を起こす様になってしまいました。
一応分解してみたのですが、そこ意外に異常はなくICチップ周りの故障と思われました。
現在お湯を沸かすことはできませんが保温のヒーターは働くようなので、ガスで沸かした
お湯を補給しています。これはこの年末にでも買い替えようかと考えています。
長年使っている冷蔵庫は90年代に姉から譲ってもらったものです。それ以前から使わ
れていたわけですから、もう四半世紀は動いていた事になります。
故障部位は冷気を循環させるファンのモーターで、他の部分はほぼ正常です。モーター
を可能な限り分解してみたのですが、軸受けに真鍮とプラスチックが使われていて、そこ
が経年の摩耗で穴が広がり、モーターの電磁石と永久磁石が接触して回転しなくなったの
が原因と考えられました。そこでパイプを切断してスペーサーを作ってすり減った部分に
挿入し、何とか回転を回復させることが出来ました。
パイプは直径4㎜の真鍮パイプの内径を3.2㎜ドリルで拡張して、モーター軸に被る
ようにしました。
しかし本来ならモーターを交換するところを素人技で治しても先が見えています。この
処置は移転に伴って廃棄するまで持たせるまのが目的で、その期間は半年ほどと考えてい
ます。
同様に洗濯機も排水ホースを自分で交換して修理していますが、移転に伴って廃棄する
予定です。