今年も某高校で講師をしてきました。
昨日、高校1年生の総合学習の授業の中で「ボランティア」について語らせていただきました。
昨年同様、コロナ禍のため学年生徒全員を集めることは困難なので、教室で講演し、他の教室にはリモートで同時配信する形となりました。
私は地域福祉ワーカーという立場から、「地域の中でのボランティア」について話をさせていただきました。
ボランティア
多分、今一番イメージされるのが「災害ボランティア」ではないかと思います。
特に近年大きな災害が目立つようになり、それに伴い活躍されるボランティアの姿もメディアに取り上げられていますからね。
一方、日常生活の中でのボランティアはというと、これがなかなか…。
「災害ボランティアには行っても、近所のことはなんにもしない」なんて言葉も聴かれたりします。
地域福祉ワーカーの立場としては、やはり日常生活の中でボランティアがどのように機能するのがいいのかな、と考えます。
地域の中では、昔は近所同士の助け合いが当たり前のようにありました。
しかし、いつからか、隣に住む人と話をしたこともない。顔も知らない。なんて時代に変わっています。
私は、地域の中ではボランティアというよりも「助け合い」という関わりが大切なのかな、と感じています。
おたがいさま
当たり前にこんなことばで助け合えたら、支えあえたらいいな、と思います。
それにしても、昨日お邪魔した高校の生徒さんは、みんな廊下ですれ違うときに「こんにちは」と挨拶してくれました。
「おたがいさま」の実践。
期待できそうに感じました。