工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

手を伸ばせば・・届く助け舟

2012年02月28日 | 日記
実は・・簿記3級の資格をもっている私





さぁ!今こそ 

その資格を活かして簿記をつけよう


経理なんてへっちゃら












のはずなのに・・・




やっぱり・・案の定・・・






さっぱり・・わからない・・。



数年前に ○キャンの通信講座で必死で資格だけはとったものの

いざ 実践・・となると

なにがなにやら??さっぱりわかりません。

やっぱり 付け焼刃(つけやきば)では・・

・・・ダメみたいです・・


何事も経験の積み重ねが必要・・ということですね


しかし・・感心ばかりしてははいられません




さて・・どうする?






そこで目についたのが


商工会議所“税務相談!”の文字





電話をすると すぐ日にちを決めてくださいました。


先日 お邪魔して 本当にさっぱり分からないことを伝えると




「それが 普通です。ご心配なく




と笑顔で まず初歩的な帳面の付け方と

税務署に出す書類の準備をしてくださいました。










「まず 現金の出入金記録になれることからはじめましょうっ」と



日報(担当の方オリジナル)の書き方の説明から始まり



「一ヵ月後に この日報をもとに

“総勘定元帳”の付け方を説明します・・」とのこと。





税務担当の方が 分かりやすく“勘定科目”を分類してくださっているので

これに 当てはまるように分けていけばいいようになっていて




*勘定科目==経費を 通信費や光熱費など 項目にわけて整理します。

       



「もし わからなかったら・・空欄でいいですよ


内心 ほっ・・・




「いつでも 分からないときには 電話してください。」


っと優しい言葉に 更に・・ほっ



次に 事業登録申請書の書き方を説明してくださいました。









これは 税務署に提出する書類です。




従業員もなく 個人でする場合も 個人事業主となり

その収入によって 税金を納めなければなりません。



物販は 第一種事業の物販販売業となり

洋裁教室は 塾の講師などと同じ 第三種事業の諸芸師匠業


に分類され課税対象事業に含まれるそうです。



収入がある場合 必ず 個人事業登録は提出しなければならないそうで

しかし


年間で・・収入が税務署で1千万   (国税局)

        県税で 290万  (長崎県)


純利益(所得から経費を引いた金額)が越えなければ

税金は かからないそうです。




また・・帳簿をしっかりつけておくと 所得が控除される


“青色申告”と”白色申告”というお得な制度があり




日々の所得と経費の出し入れを事細かに記帳する“青色申告”では

控除が 60万円




売上げ金額が少数の場合など 

青色申告ほど事細かな記帳を必要としない“白色申告”では

控除が10万円


受けられるそうです。




・・知らないと損することっていっぱいあるんですね・・。





開業登録を出す時に

青色申告を希望する場合 青色申告申請書も同時にだすことになります。







それにしても



はぁ・・案ずるより生むが安し・・


悩んでいたことが 一日で 全て解決しました。



敷居が高かった商工会議所でしたが

笑顔で応対してくださり 私でも

ちょっとだけ 敷居またぐ勇気できたかも・・



今回の相談料は 無料でしたが

税務が全く分からない私は

この先も不安だらけなので 年会費を払って

お世話になることにしました。

経理の相談・事業の相談・トラブルが発生したときなど・・

一人で悩んでいるよりは

相談できる場所があることは 

本当に心強い。



また 時々 行われる講演会やセミナーへの案内

市内のいろんな業者さんの活動など

いろんな情報なども得ることができ

自分自身にもプラスになるような気がします。





一歩一歩 亀の歩みのようなペースですが

いろんな刺激を受けて

歩を進めていきたいですね




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私のように 手作りで物作り・物販をされている方の

参考になればと思い

ブログに記録しています。

私自身 どこからはじめていいのか どこまですればいいのか

分からないことはたくさんあります。

そんな悩みのすこしでも

解決の糸口にしていただければ 幸いです。
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