梅雨の晴れ間、黒髪山に登ってきました。
今回は 乳待坊からスタート!
公園に車をとめ 登山口まで少し歩きます。
乳待坊コースには
大岩の祠に
多くの仏様が祀られているのを見かけます。
柔らかい光の下。
岩陰に佇むお姿が 神秘的です。
ここ黒髪山はかつての山岳信仰の霊山。
ふと・・振り向くと
いろんな岩陰で
仏様が微笑んでいる姿を目にすることがあります。
見守られながらの登山です。
・・・ここが登山口。
登山スタートです。
新緑がきれい! 昨日の雨のおかげで
空気がひんやりとして 気持ちがいい!
倒木に・・なにやら 白いものが・・。
ヒラタケ。
昔は食用として食べられたそうですが 数年前に食中毒があり
それからは 毒キノコに分類されているそうです・・。
こんなにきれいなキノコなのに・・。
・・っで あっという間に 分岐点 見返り峠に到着。
乳待坊コースは 急傾斜のためキツイですが
距離も短く 早い。
なので 山頂で どちらから?っと聞くと
ほとんどの人が ”乳待坊”と答えるくらい
人気のコース。
この日も 多くの登山者とすれ違いました。
・・っで この分岐点から山頂・天童岩までが
これまた難所。
岩を登り・・
木の根をのぼり・・
この張り巡らされた根っこを足場にのぼっていきます。
自然の生命力の強さを感じます。
弘法大師さまのところまでたどり着きました。
大事に大事に祀られている弘法大師さま
昨年の冬・12月に登ってきたときは
帽子は 赤い帽子を被せてありましたが
今日は、夏バージョン。
爽やかなブルーの帽子です。
信徒さんの想いが伝わってきます。
ここまでくれば あと少し。
山頂・天童岩の下までやってきました。
鎖場の岩のぼりです。
これを上り 天童岩にたどり着くと・・見えてくるのは
大パノラマ!
先月は 茶色の棚田だったのに
今月は 田植えの準備・棚田に水がはられてキラキラしてます。
10時から登り始め 11時半到着。
ちょうど お昼時になったので
木陰で持ち寄りのおにぎりやお菓子を食べ
至福のひととき。
外で食べると
塩むすび・・ただ それだけでも十分おいしい。
ちょうど山登りをはじめて
今月で一年。
植物の生命の力強さ・花の愛らしさ・木漏れ日の美しさ
知っていたつもりで 知らなかったことの多さ。
何もないと思っていたのに 何でもある山の魅力。
山に登っている間は 何にも考えない。
頭が空っぽでいられます。
それまでの私は、気持ちの切り替えが下手で
休みと決めていても いつも仕事のことが頭を離れず
トラブルがあれば 解決できないまま・・同じことを悩み続け
ストレスを蓄積させつづけていましたが
今は
きっちり 切り替えられるこの一日に
本当に癒されています。
山に登ることで 心も救われ 体力もつき一石二鳥!
がんばって続けていきます!
そして・・
おにぎりもおかずもお菓子も食べつくし・・いざっ下山!
帰りは 黒髪神社鳥居コースで下りることに。
こちらは 先月登った西光密寺の横を通っていきます。
お堂の周りでは・・
アジサイが色づいてました。
淡く色づくアジサイ。
こちらは 額アジサイ。
こちらの額アジサイは 青い色が濃くきれいです。
同じ山でも 登るコースが違うと
咲いている花がまったく違います。
乳待坊コースには 花が少なく
西光密寺コースは 様々な花を見ることができます。
紫の群生。
ウツボグサ
先月までは 同じ道沿いには タツナミソウが群生していたのに
今月は まったくその姿はなく
その代わりに このウツボグサの青い花で彩られていました。
こちらは・・
ノイバラ。
そして・・
同じく白い花でも
辺りに 爽やかな香りを漂わせる
ジャスミン
ジャスミンは 爪ほどの大きさの可愛らしい花ですが
こちらは・・
一見 よく似てますが
これは くちなしの花。
ちょっと花の時期が過ぎているようですが
たぶん・・くちなし。
冬になると オレンジ色の変わった実をつけます。
先月 同じ道を通ったのに
今月はまったく違う植物と出逢う。
逆に言えば・・その数週間の間に
見逃した花もたくさんある・・。
何年通っても きっと 山のすべての花に出会うことは
不可能・・なんでしょうね。
それくらい 何度通っても飽きない・・とも言えます。
来月は まだ行ったことのないコースを辿る予定。
来月も お天気に恵まれますように。