十勝の活性化を考える会

     
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インフラ(社会資本)の更新

2021-11-06 05:00:00 | 投稿

 

先日、テレビ“モーニングショー”で、関東を襲った地震で起こった水道管の破裂事故のことを放映していた。水道料金は市町村によって決められるので、約4倍の違いがあるそうで、一般的に人口が多い所は安く、過疎地は高いことになる。だから、東京都の水道料金は安いが、釧路市や夕張市は高くなるだろう。

これからの日本は、人口減少で消滅都市が増えるそうだが、水がなければ人間は生きていけないから、水道管は維持しなければならない。ただ、水道管は未来永劫ではなく、関東で起きた水道管の破裂事故のように、時が来れば “インフラの更新”が必要になってくる。

また先日、札幌駅から札幌大通公園までの1キロ弱の地下街を歩いた。この地下街は、30年前にはつながってなく、地下通路は凍結もしないので大変便利なものであった。通路の途中では、北海道開発局のポスター展をやっており、見ると“北海道開発局”は、1951年(昭和26年)に出来たそうである。私が生まれた年と同じで、70年にもなる。この間、日本の高度経済成長があり、今は国債の累増でどうにもならない状態である。

なお、日本で4番目となる札幌に地下鉄が走ったのは1972年(昭和47年)、札幌オリンピックの年である。札幌地下鉄は便利であるが、建設費がかさみ利用客も少ないためにJR北海道と同じく赤字が続いているそうで、電車も古くなると自家用車と同じで更新が必要になってくる。

道路と同じように公共投資によって作られたのだろうが、我が国は借金漬けで国債残高が多く、国債を誰が返済していくのだろうか。税金で返済していくということであれば、人口が減少しており大変なことである。

「十勝の活性化を考える会」会員