十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

選挙結果で分かったこと

2021-11-18 05:00:00 | 投稿

 

 10月31日、衆議院選挙の投開票が実施された。北海道における衆議院選の投票率が約2%も下がったが、史上最低ではなかったそうである。   一方、全国の投票率が2%程度アップした。投票率がアップすれば与野党の議席数の逆転もあるかもしれないと思っていたが、結果はその逆であった。今の日本に対しては、選挙当日の京王線車内で起きた殺傷事件で分かるとおり、不満を持っている人が多いと思う。選挙結果で分かったことは、以下のとおりである。

 ①政権選択の選挙でなかったこと

 ②野党共闘の効果は、あまりなかったこと

 ③自民党が善戦したこと(276議席➡261議席)

 ④立憲民主党が弱かっこと。(110議席➡96議席)

 ⑤立憲民主党党首の選挙結果の感想は、国民民主党の党首の発言に比べて、反省の意識が少なかったこと。

 ⑥日本維新の会が強かったこと(11議席➡41議席、大阪市の小選挙区15地区で全勝。なお、自民党は全敗)

 ⑦国民民主党が少し伸びたこと(8議席➡11議席)

 ⑧共産党が伸びなかったこと(議席の変化なし)

 ⑨有権者は、自民党の幹事長が横浜市小選挙区で落選するなど、政治とカネに厳しかったこと

 ⑩国民は2大政党より、多数政党を望んでいること。

 ⑪野党は、反対ばかりするイメージが有権者に強いこと

 ⑫有権者は、日本維新の会の躍進に見られるように中道左派を望んでいること

 ⑬有権者は、小沢一郎氏や海江田万里氏の小選挙区での落選に見られるように世代交代を望んでいたこと など

ただ、国は政治によって作られるので、投票に行かなければ何も変わらないのである。北海道の投票率が2%も低かったということは、他県の恥じであるが、北海道人は政治に無関心の人が多いように感じた。

この十勝の衆議院選挙は、石川かおり氏と中川郁子氏による女の戦いであった。石川かおり氏は、わずかな票差により小選挙区で勝ったが、中川郁子氏も比例区で見事に復活当選を決めた。二人とも世襲議員であったが、世襲議員がこんなにも多い国はあまりないそうである。

今回の選挙では、31人の女性議員が当選した。人口が34万人足らずの小さな十勝であるが、十勝で女性議員が二人も誕生した。十勝の活性化にとっては大変良いことである。ただ、最近の政治家に言えることであるが、ウソを言わずに選挙後にも選挙公約をちゃんと果してほしい。

ところで、NHKラジオ「朝イチ真剣勝負!」で、福山大学 田中秀征客員教授が今回の衆議院選挙のことで、“日本の劣化”や“政治の劣化”のことなどを話していたので、その通りだと思った。彼は、今回の選挙結果の一番の責任は立憲民主党にあると言っていた。なぜなら、与党にも野党にも期待が出来なかったのである。その結果が、日本維新の会の躍進につながったと言っていた。私は不在者投票に行ったが、次回の参議院選挙に注目している。

1600年、天下分け目の関ケ原の戦いがあったが、今回の衆議院選挙も天下分け目の大勝負だったと思っている。歌手 水前寺清子の歌に“大勝負”があるので、参考までに載せよう。

「十勝の活性化を考える会」会員

注)  “大勝負” 歌詞

一つ男は 勝たねばならぬ。

 二つ男は 惚れなきゃならぬ

三つ男は 泣いてはならぬ

前向け 右向け 左向け 男は三つで 勝負をかける

 

 一つ女は 守らなゃならぬ

 二つ女は だましちゃならぬ

 三つ女は 溺れちゃならぬ なみ足 はや足 しのび足

男は三つで 女と生きる

 

一つ命は 大事に使え

 二つ命は いつでも捨てろ

三つ命は 男を決める はや道 おそ道 まわり道

男は三つで 天下をつかむ
(出典:yahoo検索より)