十勝の活性化を考える会

     
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絵画

2021-11-16 05:00:00 | 投稿

 

好きこそものの上手なれといわれるが、私は絵画を描いたことがない。好きでないからである。絵画の良し悪しは、自分の好みかどうかで判断すれば良いそうである。

絵画や陶器の上手い下手は、凡人には分かりづらいものであるが、本州から来た友人を「神田日勝記念美術館」に必ず連れていく。なぜなら、農民画家神田日勝が、朝ドラで山田天陽として演じられ入園客が5倍にも増えたからである。特に、彼の代表作である「室内風景」や絶筆となった馬の絵は分かりやすく来館客を魅了するようである。

先日、絵画を趣味とする50年来の友人と話す機会があった。友人は、私の中学校の時のクラスメートA氏が、北海道においては水彩画で有名になっていることを話しており、帯広ギャラリーで開かれた第10回「水の誘い」の水彩画作家展にも出品していた。地元銀行のカレンダーの表紙絵に採用される腕前であるが、友人がいうに生まれながらの才能があったからだという。

この才能、走ったり、飛んだり、ペーパー試験などで顕在化することが多い。三つ子の魂百まで ”という諺があるが、我々は自分が持つ才能に気づかないケースがあるのではないだろうか。A氏に電話すると、絵を始めたのはたった20年前だという。彼は、生まれながらの才能(センス)があったのである。

「十勝の活性化を考える会」会員

注) 神田日勝記念美術館

朝ドラ「なつぞら」に登場した山田天陽。

そのモデルとなった夭折の画家、神田日勝。32歳で亡くなった夫を支えた妻のミサ子さん。わずか8年半の夫婦生活。北の大地での開拓、子育て、牛馬との暮らし、そして絵。地方から最先端の絵を知ろうと必死にもがく姿。目まぐるしく画風を変えながら、やがて独自の絵を生む。牛馬への思い、ベニヤ板に刻んだ絶筆「未完 半身の馬」に込めたもの、そして50年目の夫婦のズボンの意味とは?

(出典:NHK日曜美術館ホームページより抜粋)