十勝の活性化を考える会

     
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明治十勝オーバル

2022-09-04 05:00:00 | 投稿

 

明治十勝オーバルという、北海道以外の人には聞きなれない言葉がある。明治十勝オーバルとは、帯広市にある屋内スピードスケート場で、施設名称は、命名権を獲得した明治乳業によるものである。

帯広駅から7キロの帯広の森運動公園にあり、日本国内では長野エムウェーブに次ぐ屋内スピードスケート場として、2009年に開場。スピードスケート競技に加え、中にある多目的広場はフットサルテニスなどを行うことができ、外周を利用したランニング走路も設置されている。帯広市野球場のすぐ近くにスケート場があるような場所は、世界的にも珍しいという。

 冬季北京オリンピックで金メダルを取った高木美帆選手などがいつも練習しているスケート場で、ワールドカップなどが毎年開催されている。また、実業団や大学スケート部などが合宿で利用している。近くには、2019年u-18アイスホッケー世界選手権が開催された二つのホッケー場もある。

2030年の冬季札幌オリンピックが開催されれば、明治十勝オーバルはスケート場として活用される予定で、高木美帆選手のような人が活躍すると思うと、今からワクワクしている。また、本州から来た友人などを必ず夏でも案内する場所で、1階通路には長野オリンピック男子500mで金メダルを取った清水宏保選手など、歴代の選手の写真を掲げている。

札幌オリンピックでは世界中から大勢の人が来て、札幌だけでなく過疎化が進む北海道にたくさんのお金を落としてほしい。また、2021年に開催した東京オリンピックの開催経費は5千億円ぐらい掛かったそうだが、札幌開催となれば経費は少なくして実施してほしい。

前回の札幌オリンピックの開催は1972年であったが、スキージャンプ70m級で日の丸飛行隊が、冬季オリンピックでは初めて金・銀・銅のメダルを独占した。続いて行われた大倉山90m級ジャンプでは、日本勢は横風にあおられ笠谷選手の7位が最高位で、国民の期待を裏切ることになった。

ところで、2021年東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー選定を巡り、大会組織委員会の元理事らが逮捕された汚職事件について、オリンピック担当大臣を務めた自民党の遠藤利明総務会長は、「素晴らしい大会にした皆さんの苦労に水を差して大変残念だ」と述べると共に、冬季札幌五輪の招致活動にも水を差す懸念があると述べている。

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