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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
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皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
No575
今日は富岡の松ちゃんの所で面白かった事を書いてみる。
ゆるいうんちをしてた一番体の小さな子牛の事だ。
僕の手の甲を舐めてびしょびしょにした子牛。
体が小さいから名前をちびまるにしよう。
「わ~い、ふすまだ。ふすま!」って感じで餌に一番乗り。
顔にはふすまパウダーをつけて夢中で食べだした。
「だめだぁ~お前はこぼすから、こっちで食え」と松ちゃんは、大きな牛が待っている餌箱に持って行ってしまった。
「え~、まつちゃん、もっと食べさせてよ~。」と悲しげなちびまる。
そこへちびまるより一回り体の大きい子牛が。
名前は黒いから黒助にしよう。
黒 「おいっ、ちび!自分ばかりいつもずるいんじゃないか?」
ちび 「ふんっ、関係ないね。」
2頭の子牛はすぐに餌箱に向かうのだが、それはその時に起きた。
大人の牛たちが口をつけていない餌箱が一つだけあった。
ちび 「僕の方が先にここに着いた。これは僕の餌だ~」
黒 「そんなこと言うなよ、同時だべ、一緒に食べよう。」
ちび 「嫌だ!これは僕のだ。おまえはあっちに行けよ。」
黒 「おまえ、ちびのくせにかなり性格悪いなぁ~」
ちび 「僕はおちんちんが付いてる立派なオス牛だ!ついてない奴に言われることないよ!」
黒 「お前もあと少し経ったら俺みたいになるんだぞ!」
ちび 「嘘だ!僕は立派なオス牛になるんだ」
黒 「聞きわけのない奴だな!力ずくで教えてやろうか?」
ちび 「よしっ、じゃぁ勝負だ!」
というような感じでしょうか?こうして真昼の決闘が始まった。
子牛とはいえ牛の頭の骨と骨がぶつかる音は「ごつっ」「ごつっ」「ごつっ」とすごい音がした。
4~5回音を聞いただろうか?いきなりちびまるが全身の力を使って突進!
不意打ちをくらったくろすけは、下がる下がる一方的に下がった。
「ドッドッドッドッ!」と足音も凄かった。
静寂な被災地の大地に似合わない子牛の8本の足が叩くドラムのような音に感動。
この時、松ちゃんに「早く写真撮れ」って言われなかったら、1枚も紹介出来なかったのでホント良かった。
チビまるは卑怯な手を使った。
人間も腕相撲をする時、ずるい奴いるじゃん。
自分が一番力を出せる体制を作ろうとルール無視で都合のいいところにひじの付くところを決める人。
あの戦法を使ったのだ。
不意打ちを食らい下がるだけ下がった黒助
「むっ、ここで負けたら一生あいつに馬鹿にされてしまう。」
してやったりのちびまる。
「へっ、どんなもんだい。」
下がったくろすけは必死に体制を立て直した。
チビまるの2倍はあるだろう体重を生かし、今度は黒助が攻めた。
さすがに体の大きな黒助は、元の位置までチビまるを押し返した。
黒助の攻めを4つ足で必死にこらえるちびまる。
小さいのに凄い奴だと感心した。
ちびまるもこれはまずいと力を入れて押し返す。
僕はちびまるも結構やるじゃんと思ったが、押し返す距離がだんだんと短くなっていた。
大きな子牛に真っ向勝負は分が悪いよ。
こんな事を4回も繰り返しただろうか?勝負の行方は、黒助の下から突き上げるようにあげた顔にちびまるの顎が上がり、体も浮き上がって万事急須。
柵の目前までくろすけに押され柵にぶつかる寸前、間一髪で逃げた。
「僕の餌だったのに~」と嘆きのちびまるであった。
柵の外にいる2頭の子牛の黒の方はむしゃむしゃ食べている。
チビまるの方はと言うと
悲しいかな。
あの威勢は何処に行ったやら。
この後のちびまるは「ヤマさん少し食べてもいいですか?」
大きな牛の所へ行って「ここ入って食べてもいいですか?」って感じで、あちこちを回る巡業になった。
「はっはっはっ。」
最初からおとなしく仲良く食べればいいものをと僕は笑った。
よせばいいのにと思ったのは間違いない。
でも子牛とはいえ迫力のある牛相撲を見れたので、興奮してしまった僕だった。(笑)
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No575
今日は富岡の松ちゃんの所で面白かった事を書いてみる。
ゆるいうんちをしてた一番体の小さな子牛の事だ。
僕の手の甲を舐めてびしょびしょにした子牛。
体が小さいから名前をちびまるにしよう。
「わ~い、ふすまだ。ふすま!」って感じで餌に一番乗り。
顔にはふすまパウダーをつけて夢中で食べだした。
「だめだぁ~お前はこぼすから、こっちで食え」と松ちゃんは、大きな牛が待っている餌箱に持って行ってしまった。
「え~、まつちゃん、もっと食べさせてよ~。」と悲しげなちびまる。
そこへちびまるより一回り体の大きい子牛が。
名前は黒いから黒助にしよう。
黒 「おいっ、ちび!自分ばかりいつもずるいんじゃないか?」
ちび 「ふんっ、関係ないね。」
2頭の子牛はすぐに餌箱に向かうのだが、それはその時に起きた。
大人の牛たちが口をつけていない餌箱が一つだけあった。
ちび 「僕の方が先にここに着いた。これは僕の餌だ~」
黒 「そんなこと言うなよ、同時だべ、一緒に食べよう。」
ちび 「嫌だ!これは僕のだ。おまえはあっちに行けよ。」
黒 「おまえ、ちびのくせにかなり性格悪いなぁ~」
ちび 「僕はおちんちんが付いてる立派なオス牛だ!ついてない奴に言われることないよ!」
黒 「お前もあと少し経ったら俺みたいになるんだぞ!」
ちび 「嘘だ!僕は立派なオス牛になるんだ」
黒 「聞きわけのない奴だな!力ずくで教えてやろうか?」
ちび 「よしっ、じゃぁ勝負だ!」
というような感じでしょうか?こうして真昼の決闘が始まった。
子牛とはいえ牛の頭の骨と骨がぶつかる音は「ごつっ」「ごつっ」「ごつっ」とすごい音がした。
4~5回音を聞いただろうか?いきなりちびまるが全身の力を使って突進!
不意打ちをくらったくろすけは、下がる下がる一方的に下がった。
「ドッドッドッドッ!」と足音も凄かった。
静寂な被災地の大地に似合わない子牛の8本の足が叩くドラムのような音に感動。
この時、松ちゃんに「早く写真撮れ」って言われなかったら、1枚も紹介出来なかったのでホント良かった。
チビまるは卑怯な手を使った。
人間も腕相撲をする時、ずるい奴いるじゃん。
自分が一番力を出せる体制を作ろうとルール無視で都合のいいところにひじの付くところを決める人。
あの戦法を使ったのだ。
不意打ちを食らい下がるだけ下がった黒助
「むっ、ここで負けたら一生あいつに馬鹿にされてしまう。」
してやったりのちびまる。
「へっ、どんなもんだい。」
下がったくろすけは必死に体制を立て直した。
チビまるの2倍はあるだろう体重を生かし、今度は黒助が攻めた。
さすがに体の大きな黒助は、元の位置までチビまるを押し返した。
黒助の攻めを4つ足で必死にこらえるちびまる。
小さいのに凄い奴だと感心した。
ちびまるもこれはまずいと力を入れて押し返す。
僕はちびまるも結構やるじゃんと思ったが、押し返す距離がだんだんと短くなっていた。
大きな子牛に真っ向勝負は分が悪いよ。
こんな事を4回も繰り返しただろうか?勝負の行方は、黒助の下から突き上げるようにあげた顔にちびまるの顎が上がり、体も浮き上がって万事急須。
柵の目前までくろすけに押され柵にぶつかる寸前、間一髪で逃げた。
「僕の餌だったのに~」と嘆きのちびまるであった。
柵の外にいる2頭の子牛の黒の方はむしゃむしゃ食べている。
チビまるの方はと言うと
悲しいかな。
あの威勢は何処に行ったやら。
この後のちびまるは「ヤマさん少し食べてもいいですか?」
大きな牛の所へ行って「ここ入って食べてもいいですか?」って感じで、あちこちを回る巡業になった。
「はっはっはっ。」
最初からおとなしく仲良く食べればいいものをと僕は笑った。
よせばいいのにと思ったのは間違いない。
でも子牛とはいえ迫力のある牛相撲を見れたので、興奮してしまった僕だった。(笑)