患者様

　花桃も、もう最後
精一杯、綺麗に咲いている

　先日も書いたが、主人は本当に一人では病院に行けない
先ずは、必要最小限の事が言えない
自分の病歴をいう事は必要なのに、全く医師には伝わっていなかった
心電図をとる時に、自分が心筋梗塞で何度か手術を受けた事さえ言ってなかった

　で、医師の方から
「〇〇さんは、心電図に異常が有るのですが」
と言われて、私が始めて　ステント　と呼ばれる器具が入っている事を伝えた
「そんな情報は、きちんと伝えて下さい」
と注意を受ける始末

　そんな事が有ると、掛かりつけの先生か主治医に照会を出すと言う
主人は、会社の健康診断などを引き受けてる主治医がいるし
殆どの薬をそこで貰っているので、その先生にお願いをした

　後は、来月の手術前検査を受ければOKだと思っていたら
今朝、8：30に手術をする病院から突然電話が掛かってきた
出勤直前だったが、主人に代わると
「はい・はい・それで・・・・・はい、金額はどの位になるでしょうか？」
などと言っている

　何だろう？　もしかして会社の主治医は
心筋梗塞までは、保証できないので元々の所の許可でもいるの？
金額？　何かもっと重大な検査が必要という事？
等と一人で気を揉んでいると、やがて受話器を下ろした

「あのなぁ～〇〇先生に証明を頼んだらお金が掛かったらしい」
「そりゃあ～診断書もただでは無いでしょうから5000円位掛かるの？」
「うん、７８０円」
「７８０円？７８０円で朝から電話掛けて来るの？」

２人で笑ってしまったが、きっと病院はトラブルが多いのだろう
私達は、７８０円くらいならその場で言われもて黙って払うだろう
でも、最近はクレームを言う人が多いのだろう
そのトラブルを事前に防ぐために、こんな電話も掛けているのだろう

　患者の事を、「患者様」　と大きな病院でも呼んでいる
何時からだろう？　患者様　なんて言い出したのは～～





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