Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

あらしのよるに

2015-09-15 08:34:18 | 日記

 最近は、暇に任せて 韓流ドラマを良く見ている
韓流ドラマも様々で、私は一つのラインを決めている
①ドロドロしたものは観ない
②悲しいストーリーは観ない

 では何を観るか~
①まず必ず笑える場面が沢山有る事
②若くて可愛い男優さんが出ていること

 昔の 冬ソナ のようなドラマは、まず笑える場面が殆ど無かったけれど
今のドラマはとても笑えるものが多い
もしかして整形かもしれませんが、イケメンを観て不愉快になることは無いので
美形を観て楽しみます

 そんなこんなの私の韓流ドラマ観賞ですが、或る日そのドラマの中に
「あらしのよるに」 と言う 絵本(児童書)の話が出て来ました
作家は、 木村 祐一さんという日本人です
1994年に最初の本が刊行されされました
その後も好評で現在は、7部まで刊行されているようです

 知っている方も多い有名な本だと思うのですが、
私はそのドラマの中で初めて本の存在を知りました
子供向けと大人向けが有り、ストーリーは微妙に変えて有るようです
これを単なる児童書や絵本として読むのも全然OKだと思います

 ただこれを、もっと高尚な意味合いに捉え
世界平和を願ったり、宗教戦争や思想の違いでいがみ合う事を諌める本と捉える人も居ます

 オオカミの ガブ と ヤギ のメイ
嵐の夜に出会った二人は、真っ暗な山小屋で互いがヤギとオオカミで有る事に気付かないまま
互いを親友だと感じる程に打ち解けます
でもメイにはオオカミに母親を殺されたという過去が有ります
ガブにとっても、ヤギは貴重な餌で
ヤギを食べないで過ごすことは不可能に近いのです

 それでも二人はそんな葛藤を乗り越えて、親友で在ろうと努力します
二人の友情は、やがて2人だけの問題には留まらず 
オオカミ 対 ヤギ の群れの問題にまで発展します

 二人は二人だけで暮らせる世界を探して、旅に出ます
しかしその旅は過酷で、二人は旅の途中ではぐれてしまいます
紆余曲折有るのですが、二人はやっと再会することが出来ます
でもガブは、ヤギを餌として食べ無かった事も有り、すっかり体力を失ってしまいます

 この最後の所が、大人向けと子供向けは変えて有るのだとか…
子供向けには、再開した二人が並んで月を眺めてる場面で終わり
大人向けには、月を見ながら体力の尽きたガブは息を引取り
メイも、ガブの側を去ることが出来ないままその場に蹲る
 私が読んだのは、二人で月を見ている所で終わりでしたから
児童書の括りだったようです

 利害が相反する者同士でも、解りあえ許し合う事は出来るのではないのか~
利害を譲り合う事で戦争を止められないのか・・・・・

 そんな本として、 「あらしのよるに」  は読み継がれているようです