川村 元気著のこの本、ちょっと取っ掛かりが悪かった
川村元気さん、 「電車男」 「モテキ」 の原作者と言えば、
うんうん! と頷く人も多いかもしれない
僕、30歳 郵便局員 母が亡くなった後 引取った猫の キャベツ と2人暮らし
数日、頭痛に悩まされ「風邪」と思い病院へ
結果、 「脳腫瘍のステージ4」 いつ死んでも不思議では無いと宣告される
其処へ現れたのが、自分と同じ顔をした 悪魔
自分と同じ顔をした悪魔が囁く~~
「一日でも長く生きたいですよね?」
「勿論、生きたい」
「では、何かを消しましょう。何が良いですか?一つ消せば一日寿命が延びます」
悪魔に囁かれ、
「何かを得るためには、何かを失わなくてわね」
という事で、悪魔が目を付けた 電話 がこの世から消える
電話・映画・時計・・・を消して3日命が伸びる
そして次のターゲットは、 猫 だと キャベツを指さす
この本は、怪我をした私にと友人が貸してくれたもの
「面白いから、音訳しようと思ったけど忙しいのよ」
で、良かったら私が読んで面白かったら音訳もお願いと頼まれた
読み始めて直ぐに、読むのを止めてしまった
「この本を音訳?借りるリスナーはいるかな?だって年配の人が多いから
こんな奇想天外な本は、受けないと思うけど・・・・」
正直、私も付いていけないしね~
本は、机の上に置きっぱなしなった
そして昨日、テレビやネットの配線工事が有って
3時間も、何もすることが無い
思い付いて、又この本を開いた
すると不思議な事に、今度はスルスルと読めた
「悪魔」 「この世から人類が気付かないまま電話や映画や時計が消える」
そんなあり得ない(韓流ドラマだって、其処までハチャメチャじゃ無いぞ)設定から
主人公が、本当に大切なものの存在に徐々に気付いて行く
自分の命と引き換えにでも、消してはいけないものが有る事
(私はどこで、これは夢で 脳腫瘍も無かった~と言う事になるのか と思いつつ読み進む)
この世には命と引き換えにでも消してはならないものの存在に気付いた主人公は、
長年に渡り疎遠になっていた父へ向って遺書を書く
恨んでいた事や、腹立たしく思っていた事
その全ては、父の愛情の裏返しだった事にようやく気付く
そして郵便配達員の制服を着て、自らの手で父の元へこの遺書を配達する為に
自転車に跨り漕ぎ出す
それはまるで、昔々父と観た映画 ET の一場面のように
彼の死は、現実として残った
中森明夫さんが解説文を書いている
この解説文を読んでこそ、この本は完結する
そう思わせる一冊だった
川村元気さん、 「電車男」 「モテキ」 の原作者と言えば、
うんうん! と頷く人も多いかもしれない
僕、30歳 郵便局員 母が亡くなった後 引取った猫の キャベツ と2人暮らし
数日、頭痛に悩まされ「風邪」と思い病院へ
結果、 「脳腫瘍のステージ4」 いつ死んでも不思議では無いと宣告される
其処へ現れたのが、自分と同じ顔をした 悪魔
自分と同じ顔をした悪魔が囁く~~
「一日でも長く生きたいですよね?」
「勿論、生きたい」
「では、何かを消しましょう。何が良いですか?一つ消せば一日寿命が延びます」
悪魔に囁かれ、
「何かを得るためには、何かを失わなくてわね」
という事で、悪魔が目を付けた 電話 がこの世から消える
電話・映画・時計・・・を消して3日命が伸びる
そして次のターゲットは、 猫 だと キャベツを指さす
この本は、怪我をした私にと友人が貸してくれたもの
「面白いから、音訳しようと思ったけど忙しいのよ」
で、良かったら私が読んで面白かったら音訳もお願いと頼まれた
読み始めて直ぐに、読むのを止めてしまった
「この本を音訳?借りるリスナーはいるかな?だって年配の人が多いから
こんな奇想天外な本は、受けないと思うけど・・・・」
正直、私も付いていけないしね~
本は、机の上に置きっぱなしなった
そして昨日、テレビやネットの配線工事が有って
3時間も、何もすることが無い
思い付いて、又この本を開いた
すると不思議な事に、今度はスルスルと読めた
「悪魔」 「この世から人類が気付かないまま電話や映画や時計が消える」
そんなあり得ない(韓流ドラマだって、其処までハチャメチャじゃ無いぞ)設定から
主人公が、本当に大切なものの存在に徐々に気付いて行く
自分の命と引き換えにでも、消してはいけないものが有る事
(私はどこで、これは夢で 脳腫瘍も無かった~と言う事になるのか と思いつつ読み進む)
この世には命と引き換えにでも消してはならないものの存在に気付いた主人公は、
長年に渡り疎遠になっていた父へ向って遺書を書く
恨んでいた事や、腹立たしく思っていた事
その全ては、父の愛情の裏返しだった事にようやく気付く
そして郵便配達員の制服を着て、自らの手で父の元へこの遺書を配達する為に
自転車に跨り漕ぎ出す
それはまるで、昔々父と観た映画 ET の一場面のように
彼の死は、現実として残った
中森明夫さんが解説文を書いている
この解説文を読んでこそ、この本は完結する
そう思わせる一冊だった