Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

事の始まり

2018-04-07 13:56:32 | 母便り
 あれは去年の12月半ばの事・・・・
隣家に住む母の再婚相手の人から 「ちょっと来て、〇〇を引き起こしてくれ!」 と言われた
(母が認知症の兆候を見せ始め、親戚の人に失礼な行動を取り始めた頃
親戚の人からの抗議も有って、私は主人の了解の元、母を隣家に住まわせ始めた
すると当然の事として、再婚相手の方も隣家に・・・・・)

 隣家に行くと、母はトイレ近くの廊下に足を投げ出しぺったりと座り込んでいた
主人の助けでやっと母を引き起こし、「トイレに行きたい」と言う母の為にトイレに誘導した
しかしズボンを脱がせようとすると、既に失禁しており介護用パンツは尿で膨れ上がっていた
そこで介護用パンツも脱がせ、清拭等の世話をしていると
それまで背中を見せたまま座り、私達に手も貸さなかった人が腹立たしそうにこう言った

「人の言う事を全く聞かん!」
「・・・・・・・」
「いちいちトイレに行きたいから起こしてくれと言う」
「・・・・・・・」
「何回かパンツにしたら、パンツを替えてやるからと言うとるのに!自分は風邪を引いてしんどいんや!」
「・・・・・・・」

 成る程、成る程、そういう事か・・・・・
しかし母が着用しているのは オムツ ではなく 介護パンツ
子供の場合、オムツのままだとオシッコをしても気持ちが悪いと言う感覚が薄い為になかなかトイレを教えない
其処で、濡れれば気持ちの悪いパンツにする事でオムツが外れる
その介護パンツに何度もオシッコをしたら替えてやると言うのは如何なものか・・・・
では、貴方もそう言われたら出来ますか? と言う言葉を飲み込んだ
代わりに 「お医者様には行かれたんですか?」 と尋ねてみた

「買った薬は飲んだし熱も下がった。2~3日したら大丈夫になる」 と仰る
「きちんとお医者様に行かれた方が良いですよ」
「必要ない」
「今日は金曜日です、土日を挟みますから今日の午後診に行かれた方が~」
「必要ない、ただご飯が食べられん」

 もしかして自分が食欲が無いとしたら、母にも食べさせて無いかも・・・と思った
腹立たしい思いをグッと抑えて、おかゆや鍋焼きうどん・パン等の直ぐに食べられるものを買い求め届けた
夕飯はこれで母も食べさせて貰えるだろうと思った

 この日が、主人から兼ねがね言われていた 付かず離れず の最後の日になった
「本当のお父さんでは無いのだから、口出しは最小限。頼まれもしない事に口も手も出すな」
それが母を隣家に呼ぶときの主人からの条件だったから・・・・・